時給100円!報酬はお肉!? 50年前のバイト事情について街頭調査!

学生探偵がアルバイトにまつわる疑問を徹底調査!

バイトスクープ 調査File.50

時給100円!報酬はお肉!?

50年前のバイト事情について街頭調査!

今回の依頼内容

今の時代、WEBやアプリで簡単にアルバイトの求人情報を探していますが、昔はどうだったのでしょうか。どんなバイトをしていたのかも気になるので調査してください。

< 依頼者 > P.N.琵琶法師(20)/大学生/滋賀県在住

今回の調査担当
  • 榊原壮太(22)慶應義塾大学
    総合政策学部総合政策学科4年生

50年前は時給100円のバイトが存在していた

時代が変われば生活環境も変わる。過去をさかのぼってみると今の時代からは想像できない生活もあったかも!?ということで、現役大学生が60歳以上のかたを対象に当時のバイト事情と学生生活の調査を決行。バイトの大先輩として、バイトをしている、始めようとしている大学生に向けてアドバイスをしていただきました。街頭インタビューは大先輩が多くいらっしゃることで有名な東京・巣鴨にある『巣鴨地蔵通り商店街』で行いました。

取材日はあいにくの曇り空で商店街の人通りは少なめ。しかしほとんどが大先輩のかたがた!早速、お話しをうかがってみました。まず初めにインタビューを受けてくださったのはAさん(68)。

―――突然すみません。学生時代にバイトをしていましたか?
「大学は夜間学部だったから昼間は会社員としてはたらいていたよ。高校生のときはガラス屋とスーパーでバイトしていたね」

―――大学生で社会人だったんですか!?
「昔は高校卒業から社会人になる人も多かったよ」

―――そうなんですね!ガラス屋とスーパーのシゴト内容を教えてください
「ガラス屋ではアルミサッシの組み立てや、はめ込み作業を、スーパーではお正月に食べる新巻鮭の加工をしていたよ」

―――どうやってバイトの応募をしたか覚えていますか?
「どうだったかなぁ。たしかガラス屋は友だちの親からの紹介で、スーパーはお店の前に貼ってあった広告だったかと」

―――時給はいくらでしたか?
「ガラス屋は歩合制だった気が。スーパーは時給100円で一生懸命はたらいたら110円だったことは覚えているよ」

―――時給100円!?一生懸命とはどういう意味ですか?
「当時10円寿司があったぐらいの物価だったから、時給100円でもご飯を食べるのには困らなかったな。一生懸命という言葉は、はたらいていたスーパーの店長がよく言ってたの。実際、忙しい時期や真冬で寒さがつらいときは時給を高めにしてくれたね」

―――バイト代は何に使っていましたか?
「必死に貯めてギターを買ったね。当時は流行していて周りの友人もみんな買ってたよ。思い出のギターは今でも持っているよ」

―――50年前のギターを見てみたい!最後にバイト経験のある大先輩としてバイトをしている、始めようとしている大学生に向けてアドバイスをお願いします
バイトに限らず、いろいろなことに挑戦してほしい。社会に出たときにさまざまな経験があったほうが役に立つ。まさかと思うようなタイミングでバイトの経験が役に立つこともあるよ。社会人になってからしばらくして、自宅の窓枠が歪んだのでアルミサッシを自分ではめ込んだときは、バイトしていて良かったと実感したね」

今回の調査で一番経験者が一番多かったバイトは「家庭教師」

次にインタビューを受けてくださったのは、大学を卒業して50年目のBさん。

―――学生時代バイトをしていましたか?
「大学生のときは家庭教師として中学生の英語と数学を担当していました」

―――時給はいくらでしたか?
「時給ではなかったけど月1万円ほどもらっていた記憶があります。稼いだお金で当時流行していたボーリングをしていました」

―――印象に残っていることはありますか?
「教えていた中学生が志望校に合格したときの喜びは今でも覚えています」

―――バイトをしている、始めようとしている大学生に向けてアドバイスをお願いします
学校の勉強はおこたらないこと。学校で勉強ができることは学生の特権だし、知識を身につけておいて損することはない。勉強に支障がでない範囲でバイトはするべきだと思います

このインタビューあとに「勉強も、頑張ろう!」と、新たな気持ちで調査を続けていると、60年前に同じく家庭教師のバイトをしていたCさんがインタビューを受けてくれました。

―――家庭教師バイトの時給はいくらでしたか?
「給料が安かったことだけ覚えています。お肉屋の3兄弟を教えていたときは給料の代わりにおいしいお肉をご馳走してもらいました」

―――報酬はお金だけじゃなかったんですね
「交渉をしてご飯やモノを追加でもらう場合もあったんですよ」

―――バイトをしている、始めようとしている大学生に向けてアドバイスをお願いします
「勉強ができる環境にいることを最大限に活用したほうがいいと思います。バイトから学べることも、もちろんあるので色々なバイトをやってみてはいかがでしょうか」

インタビューに応じてくださった15人のうち4人が家庭教師のバイトを経験していました。家庭教師バイトが大学生に人気なのは変わらないようです。家庭教師のバイト経験があるということで勉強に関するアドバイスもしてくれたかたが多かったです。

バイトは「紹介」で見つけていた!

今の学生は、WEBやアプリ、求人誌、店頭の広告など、さまざまな方法でバイトを探します。今回の調査で、昔は「知人、親族からの紹介」が多いことがわかりました。

歯科衛生士をしているDさん(62)は、大学生のときに大学教授からバイト先紹介してもらったそうです。

―――学生時代バイトをしていましたか?
「今、歯科衛生士としてはたらいていて、学生時代は歯医者でバイトの経験があります。資格がなくても行える使用器具の洗浄や受付などの担当でした」

―――どういった経緯でバイトを始めたんですか?
「歯科関係の学部に在籍していたので、大学教授から紹介していただけました。学部の同期には先輩から歯医者のバイトを紹介してもらう子もちらほら」

―――バイトをしている、始めようとしている大学生に向けてアドバイスをお願いします
バイトでもなんでも、すぐにやめてしまうと身につかないので、シゴトをひと通り経験するまでは続けたほうがいいです」

ここまで順調のインタビューでしたが、突然人通りが少なくなってきました。諦めかけそうになっていたとき、50数年前、大学生だったEさんがインタビューを受けてくれました。

―――学生時代バイトをしていましたか?
「大学時代にお付き合いしていた人の紹介で本の校正バイトをしたことがあります。お付き合いしていた人は新聞記者で、そのつながりから紹介してもらいました」

―――バイトを探していたんですか?
「まったく探していなかったですね。話を聞いていたら『やってみたい』と感じたので、お手伝い感覚で引き受けました」

―――バイトをしている、始めようとしている大学生に向けてアドバイスをお願いします
「やってみたいと思ったバイトに挑戦してください」

日が暮れてきたところで調査は終了。街頭インタビューに協力してくださった皆さま、ありがとうございました。

学生探偵による[調査報告] File.50

学生探偵 / 榊原壮太による報告

調査によって現役学生では想像がつかない当時のバイト事情と学生生活を知ることができました。50年ほど前はボーリングやギターが流行っていたんですね。今と比べるとバイトの探しかたや時給は大きく変わっていましたが、バイトのやりがいや学びがある点は変わっていませんでした。いただいたアドバイスも参考になるものばかり。バイトをしている、始めようとしている大学生は勉強も頑張りながら、興味があるバイトにどんどんチャレンジしてみてください。

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