どうやったらできるの?何をするの?  女子の憧れ!?人気の巫女バイトのシゴト内容とは?

学生探偵がアルバイトにまつわる疑問を徹底調査!

バイトスクープ 調査File.16

どうやったらできるの?何をするの?

女子の憧れ!?人気の巫女バイトのシゴト内容とは?

今回の依頼内容

巫女バイトがあると聞いて、私もぜひやってみたいと思っているのですが、巫女がどのようなシゴトをするのか、どうやったらはたらけるのかわかりません。敷居が高いイメージもあります。実際に巫女バイトの経験がある人の声も聞きたいです!調査をお願いします。

< 依頼者 > P.N.目玉焼きにはソース派さん(20)/大学生/神奈川県在住

今回の調査担当
  • 山中泰宏(21)國學院大學
    文学部史学科3年生

人気の巫女バイトに憧れる、気になる人、多いですよね

みなさんは、巫女にどんなイメージをお持ちでしょうか? 最近ヒットしたアニメ映画でも巫女が登場しました。多くの人は、漫画やドラマで見る巫女のイメージが強く、憧れを抱くことも多いと思います。しかし、実際に巫女が何をしているのかよくわかりません。巫女バイトについて調べてみたところ、巫女は神社で奉仕をし、正確には「助勤(じょきん)」と言うそうです。バイトとは呼ばない言葉の違いだけでも通常のバイトとは異なる!?ということが伝わってきます。

『東京大神宮』で巫女バイトについて聞きました!

巫女バイトについてのリサーチのために、東京都千代田区にある東京大神宮にお邪魔しました。 東京大神宮といえば縁結び。取材当日は、平日の上に曇り空にも関わらず多くの女性参拝者の姿がありました。女性が多いのは、東京大神宮が縁結びのご利益で有名だからだそうです。
巫女バイトについて、東京大神宮の神職(しんしょく)・唐松義行さんにお話をうかがいました。

―――巫女バイト(助勤)はいつ、どのように募集されているのですか?

「年末年始にあわせて募集することが多いです。一般的にはどの神社も、神社の受付に助勤募集の張り紙や知り合いの紹介、インターネットなどで求人募集をすることが多いでしょう。あとは大学に依頼をして求人募集を掲示板に張っていただくこともあります。ほかの神社も同じような手段で求人募集をすることが多いでしょう」

―――神社に関する知識がない人でも巫女バイト(助勤)の募集に応募してもよいのですか?

「もちろん大丈夫ですよ。着付けやお守りの授与、そのほか注意事項に関して研修がありますので、心配する必要はありません。仮に奉仕のときに困ったことがあったとしても、先輩の巫女や神社の職員がフォローいたします」

―――巫女バイト(助勤)に研修があるとは意外でした。

「研修では巫女装束(みこしょうぞく)の着付けなどもお伝えします。簡単に着られる仕組みになっていますが、慣れるまでは着るのに10〜15分かかるでしょう。慣れてくると5分ほどで着られるようになります」

―――実際に巫女バイト(助勤)はどのようなシゴトをするのですか?

「通年の助勤であれば、お守りやお神札(おふだ)の頒布(はんぷ:参拝者にお守りやお神札をお渡しすること)や境内の清掃、洗濯、初宮参りや七五三などの御祈祷の受付が多いですね。また、書道の心得があって達筆な人であれば御朱印(ごしゅいん)を書いてもらうこともあります。意外に思われるかもしれませんが、御神酒(おみき)がたくさん入った箱を持つなど、重いものを運ぶようなシゴトもあります。また、東京大神宮では神前結婚式を行なっており、慣れてきた人は「祝いの舞」を行うこともあります。加えて結婚式の流れも覚えなければならないので、通年の助勤の場合は全体的に覚えていただくことは多いでしょう。
一方、年末年始の助勤では特にお守り・お神札の頒布や体力を必要とするシゴトが占める割合が多いです。覚えていただくことはお守りの種類や初穂料(はつほりょう:参拝に訪れた人が納める金銭)などです。通年・年末年始問わず、助勤には立ったままのシゴトも多いので、ある程度の体力は大事ですね

―――巫女バイト(助勤)には優雅なイメージを持っていたので、ある程度の体力が大事とは意外でした。

「実際は体力を必要としたり、立ったままのシゴトが多くハードな面もある、ということにギャップを感じ、助勤をすぐに辞めてしまうかたもいらっしゃいます。巫女について、見えている表の部分からしかイメージできないと思われるので、仕様がないことだとは思います……」

―――巫女バイト(助勤)をするにあたっての注意事項を詳しく教えてください。

見た目であれば茶髪やネイルなどは禁止です。派手な化粧も禁止ですが、薄い化粧であれば大丈夫です。あとは、言葉遣いも重要です。たとえば参拝者にお守りをお渡しするときは「ありがとうございました」ではなく「ようこそお参りくださいました」と言います。お守りは商売のためにお渡ししている訳ではなく、お守りを受けた人には、決められた金額を神様へ『お納め』していただいているからです」

―――巫女バイト(助勤)を希望する人の志望動機で多いものはなんですか?

「元々神社に関心があった、という人が多い一方、巫女の装束(しょうぞく)を着てみたいといった志望動機で助勤の募集に応募される人も多いです。女性にとって巫女の装束は魅力的なようですね。しかし『一日中慣れない巫女装束を着て過ごせるか』ということはとても大事なポイントです。慣れない巫女装束を着ていると肩が凝るなど、思っていた以上にシンドイという声もあります」

―――巫女バイト(助勤)に役に立つほかのバイトってありますか?

「実は、面接のときに今まで経験したバイトについて教えていただいています。特に、経験が活かせるバイトは接客業ですね。接客業の経験がある人は、表情が豊かで気配りができる人が多くいらっしゃいます。神社は参拝者の皆さまが心地よく過ごせる空間でなくてはならないので、接客業での経験は助勤に活かされることが多々ありますね。助勤に向いている人は、優しい人、細かい気配りができる人だと思います。神社がどのような場所かを少しでも理解されていると良いですね

―――ありがとうございました。

地元と都会の神社で巫女バイト経験があるAさんに聞いてみました

現在社会人のAさんは学生時代に地元と都内、両方の神社で巫女バイト経験があるそうです。そんな彼女が初めて巫女バイトをしたのは、なんと高校生の時!

―――巫女バイトを始めたきっかけを教えてください。

「高校時代に神社に興味を持ったことがきっかけでした。漫画をきっかけに興味がわき、神社について勉強していくうちに、実際に神社で巫女バイトをしたくなってしまって……。インターネットで調べても地元の神社での募集がなかったので、地元の神社に電話をかけ続けました。ほとんど断られてしまったのですが、唯一「忙しい時期なら……」と言ってくれた神社で巫女バイトをすることになりました」

―――地元と都会の神社の違いはありましたか?

「地元と都会の神社で巫女バイトの内容が大きく変わることはありませんが、神社を訪れる参拝者に違いがあると思いました。高校生のときに巫女バイトをした地元の神社はその地域の人たちと接する機会が多かったです。大学生のときに巫女バイトをした都会の神社は都内でも有名な神社だったので、外国から観光でいらした参拝者も多かったです」

―――巫女バイトで大変だったことは?

私の場合は体調管理です。お守りをお授けするところを「授与所」というのですが、授与所の窓口が広く開いているので、屋外にいることとなんら変わらないんです。なので、当然ですが夏は暑く、冬は寒いです。たとえば、冬はカイロを背中に貼ったりして体調を崩さないように工夫して臨みました。巫女バイト中の基本的な姿勢は正座か立ちっぱなしが多かったです。慣れるまでは少し時間がかかりましたね」

―――最後に、巫女バイトを通して自分自身に何か変化はありましたか?

自分自身の振る舞いを強く意識するようになりました。神社には老若男女を問わず参拝者がいらっしゃいますし、皆さまが神社を訪れたときに最も多く接する巫女は、清潔感があって作法や言葉遣いが美しくなければなりません。数百年、長ければ数千年の歴史を持つ神社がほとんどなので、もし、言葉遣いや態度が悪かったりすると神社の評判が悪くなり、歴史に泥を塗るようなこともあるかもしれません。だから私は、常に自分を律するように心がけていました。もし、巫女バイトをしたいという人にアドバイスをするのであれば、知識や作法、言葉遣いは研修があるのであまり気構える必要はありません。周りの先輩たちもフォローしてくださいますが、巫女バイトに対して真摯な姿勢で臨まれるのが好ましいと思います」

―――ありがとうございました!

六つの神社で巫女バイト経験があるBさんに聞いてみました

Bさんは、現役大学生ながら、すでに六つの神社で巫女バイトの経験があるとか。
そんな彼女に巫女バイトについて聞きました。

―――巫女バイトを始めたきっかけを教えてください。

「たまたま訪れた神社で巫女バイト募集の張り紙を見たことがきっかけです。一度巫女の装束を着てみたいという気持ちがあったことや、神社の雰囲気が好きだったので応募しました」

―――巫女バイトで印象的なエピソードがあれば教えてください。

「巫女バイトをしていると、参拝者から神社の御由緒(ごゆいしょ)や祀(まつ)られている神についてご質問をいただくことがあるんです。最初はあまりよくわからなかったので、神社の職員のかたに代わりに答えていただいていましたが、自分自身が不甲斐なく思えて、神社について勉強を始めました。次第に知識が深まると、神社における巫女の役割の重要性に気づき、巫女としてはたらく自分の姿勢が変わっていきましたね

―――最後に、巫女バイトを通して自分自身に何か変化はありましたか?

私の場合、巫女バイトを通して、その土地に愛着や関心が湧くようになりました。神社は地域に密着しているので、その土地の歴史や資料が残っていたり、地元のかたがその土地の伝承を教えてくださることもあるんです。巫女バイトを通して、神社のある土地への理解が深まっていくことは、私にとって巫女バイトをする楽しみでもありました。実は、それが六つの神社でバイトをした理由のひとつです。文化の保存という側面もあるので、巫女に興味を持ったかたにはぜひバイトをしてみてほしいですね」

―――ありがとうございました。

学生探偵による[調査報告] File.16

学生探偵 / 山中泰宏による報告

巫女バイトをするのは初めてという人が多いと思います。最初は覚えることが多いようですが、一から教えてくださるそうなので、あまり気構える必要はないと思います。『日常生活でも自分の立ち居振る舞いに気をつけるようになった』『神社のある地域への理解が深まる』など、巫女バイト経験者ならではの声を聞くことができました。最も募集人数の多い年末年始の巫女バイトの募集は10月ごろから開始する神社が多いそう。2018年のお正月バイトとして、巫女バイト(助勤)が気になるかたはぜひチェックしてみてください!

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