起業してWEBプロデューサーとして活躍されているかたに、起業までの道のりや、今後の目標などをインタビューしました。

仲間と立ち上げた「おもしろいことをする」会社

2015年7月に広告・宣伝に関する企画・制作会社『スタジオくとうてん』を設立しました。仲間と「今やるしかない!」と立ち上げた会社です。でも、ノリや勢いではなく「みんなの力を合わせたら、何ができるのか」と4年間ずっと話し合ってきたんです。結論は「おもしろいことができるぞ」でした。『スタジオくとうてん』には、多様な専門スキルを持った人たちが集まっています。私は音楽とWEBの制作。今までのシゴト経験が活かせる分野です。ほかに、カメラマン、動画編集者、DTP技術者などのメンバーがいるため、お互いに協力し合うことで、専門以外の新たな分野のシゴトも手がけることができる。たとえばイベントを企画した場合、宣伝用のWEBページづくりから、チケット印刷、イベント当日に会場で流す動画作成、もちろん動画で使う音楽は自作!といった感じ。そうやって総合的に、いろいろな方向に可能性が広がるはず、と感じました。それが「おもしろいことができる」という予感だったのです。

紆余曲折の人生だけど、すべて今日に繋がっていた

高校卒業後、画家になろうと芸術大学への入学を志して上京しました。しかし、その夢は叶わず就職。しばらくしてその会社を辞め、そのあとはアメリカに行ったり、バイトや契約社員としてはたらきながら歌手としてCDデビューしたりと、いろいろな経験を積んできました。バイトは、飲食店やポスティング、美術予備校の講師、結婚式の司会、トラックの整備、ホテルのルームサービスなど全部で29種類。就職は、建築模型の製作や広告代理店の営業など、7社経験しています。その中で、やっていて楽しい!と感じられたのが「モノを創り出す」シゴトでした。それで「WEBデザイナーになろう」と思い、31歳のときに転職活動を再開。独学でスキルを身につけていたとはいえ、実務経験がないからなかなか受からない。なんとか入社はできたけど、与えられるシゴトをやるだけではなく、自分の力が発揮できる領域をもっと拡充させたく、自らいろいろな業界へ営業を行いシゴトの幅を広げていきました。そのときに役立ったのが、今までのバイト経験。どんな業界のお客さまでも、だいたいは自分の経験を振り返れば、何を求められているのかを予測することができる。それを踏まえてWEBページのデザインや仕様を提案すると、徐々にシゴトを発注してもらえるようになりました。バイトやシゴト経験が結果に繋がるのがわかるため、すごくおもしろかったですし、なによりお客さまに喜んでもらえるのが嬉しかったです。そうしてたくさんの人とシゴトをするうちに『スタジオくとうてん』を一緒に立ち上げたメンバーと出会いました。

会社を通じて「明るい社会貢献」を

『スタジオくとうてん』の特徴は、主張や個性が強い人たちが集まっていることです。でも、会社である以上目指すところは同じでなければならない。東京と大阪にオフィスがあり、10人メンバーがいますが、必ず毎週ミーティングを行い状況を共有して、全員の意識を統一しています。東京オフィスでは、毎日のように「今度は何がしたいか」「会社をどうしていきたいか」って話し合っています。新しいアイデアが次々出てくるから、話は尽きないし楽しいです。今後は故郷の熊本県に支社を設けて、「明るい社会貢献事業」ができないかを検討しています。その最初の一歩として、サッカーJ2チーム『ロアッソ熊本』の応援ソングをつくりました。今後は特設サイト制作やイベントを開催し、熊本のみんなをワクワクさせ、元気にすることで復興支援に繋げたいと思っています。まだまだこれから成長させていく会社ですが、「おもしろことをやろう」を合い言葉に、夢は大きく育っていますね。