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これだけは知っておきたい!バイトの給与明細にある健康保険・雇用保険

これだけは知っておきたい!バイトの給与明細にある健康保険・雇用保険

バイトという雇用形態でも健康保険や雇用保険は関係があります。「国民健康保険」に関しての簡単解説と、いわゆる「失業保険」の雇用保険の仕組みについての解説は、将来的にも役に立つ内容です。

これだけは知っておきたいバイトのカンタン健康保険

日本に住む人は国の医療保険制度である「国民健康保険」に加入しています。企業ではたらくようになると、国民健康保険の代わりに勤務先が入っている「協会けんぽ」「健康保険組合」等の社会保険に入ることになります。夫や妻、両親が企業ではたらいている人は、「扶養者」つまり養われている人として、この健康保険組合の社会保険を利用できるケースが多いでしょう。
社会保険は、企業とはたらく人で保険料を折半して払うため非常にお得です。

年間の給与所得が130万円を超えると、この社会保険の被扶養者である資格を失います。「人に養われることなく、自分で社会保険に入れる経済力がある」と見なされる、ということですね。多くの場合は全額自己負担になる国民健康保険に加入することになります。夫や妻、両親がはたらく企業の社会保険の扶養に入っている人は、年間の給与所得が130万円を超えないようにした方が、世帯全体の負担額が抑えられるのです。金額的にも大きな差が出るので、この給与額を「130万円の壁」と呼んでいましたが、2016年10月から社会保険の加入対象が広がります。

<社会保険適用対象拡大の5要件>(平成28年10月施行)

①週の所定労働時間が20時間以上あること
賃金の月額が8.8万円(年収106万円)以上であること
③勤務期間が1年以上の見込みであること
学生でないこと
⑤勤務先が従業員501人以上の企業であること

学生の皆さんには影響がありませんが、フリーターや主婦・主夫の皆さんは、現在のバイト・パート内容が上記にあてはまる場合、配偶者やご両親の扶養控除等にも影響がありますから、家族で相談してください。バイト先によっては、バイトでも社会保険や健康保険の制度を整えているところもあります。『an』の求人情報には「メリット」や「アピールポイント」として明記されていますので、参考にしてください。

→「バイトの収入額にかかる税金、所得税・源泉徴収、年金などを徹底解説」もあわせてチェック!

これだけは知っておきたい雇用保険ガイド

雇用保険は失業保険とも呼ばれます。退職したあと、一定の期間、基本手当て(一般的には失業保険)の給付を受けることができる保険です。これも「正社員は入れるけれど、バイトやパートは入れないのでは?」と思いがちですが、正社員でもパート・アルバイトでも、失業保険の加入条件に違いはありません

加入条件は

学生でなく、原則として1週間に20時間以上はたらき、さらに31日以上働き続ける予定であること

です。学生は本分が学業ですから、シゴトを辞めても学生になるだけで「失業している」と見なされないのです。この条件を満たす場合、強制的に失業保険に入らなければなりません。逆に言うと、条件を満たす労働条件を掲げている職場は「雇用保険適用事業所」と認定され、雇った人を雇用保険に加入させる義務が生じます。

はたらく人の雇用保険料は、企業とはたらく人で折半します。この保険料も、給与から天引きされます。まずは応募の時点で、職場が雇用保険適用事業所か確認することが大切です。また労働条件が明示された際に、自分のはたらき方をイメージし、雇用保険の加入条件を満たすようであれば、加入の意志を職場に伝えます。

複数の職場ではたらく場合、雇用保険の適用となるのは1事業所のみです。メインではたらく職場で登録を行います。

退職すると失業手当の給付を受けることができますが、これにも条件があります。

①一定期間、失業保険に加入していた
②はたらく意志がある

①は、1年以上加入していたという実績が必要です。過去2年間に、雇用保険適用事業所で合計1年以上はたらいていた実績があれば満たすことができます。倒産等やむを得ない事情で失業した場合は、期間の条件が6ヶ月になります。

②は、はたらきたいのにはたらけない人をサポートするために行われるのが失業給付であるため、このような条件を設けています。ハローワークを定期的に訪問し、就業の意志があること、実際に就業のための活動をしていることを証明しなければなりません。

退職した際に、大きな生活のサポートとなるのが失業保険です。仕組みや条件を理解して、上手に活用したいですね。

バイト・パートを頑張っている人こそ、知っておいて!

健康保険は年収によって、あなた自身が支払うことにもなり、雇用保険はあなたのはたらきかたによって加入するかどうかが決まります。バイトやパートという雇用形態で払う・払わないということではありません。バイト・パートを頑張っている人なら、年収や勤務日数・勤務時間によって加入条件が変わる=自分の支出が増える=将来の「保険」をかける=わけですから、健康保険・雇用保険については知っておいてください。

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