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知って得する!バイトの労働法の知識9選!有給休暇・休憩時間・賞与・残業代・割増賃金

知って得する!バイトの労働法の知識9選!有給休暇・休憩時間・賞与・残業代・割増賃金

有給休暇や休憩、残業の計算方法や、ボーナスや時給アップの交渉方法、バイト先の商品や備品を壊してしまった時の考え方など、バイトで困ったことになる前に知っておきたい「労働法」について、ポイントを事例とともに紹介します。

知っておくと得する、役に立つバイト知識

バイトについて定められた法律では、さまざまな権利をはたらく人に与えています。その中で「知っておくとお得」なものをピックアップ。困ったときに役に立つはずです。

1)お店の商品を壊してしまったら、弁償するの……?

「はたらいている間に商品を落として割ってしまった」「操作方法を間違って、機械を壊してしまった」ということもあるかも知れません。では、その場合、弁償しないといけないのでしょうか。
一般的には、通常の手順でシゴトをしていたのに商品やモノを壊してしまった場合は、職場にも危機管理の責任が問われるため、一方的に賠償を求められることはありません。もちろん「給料から損害額を天引きして弁償」ということもあり得ません。労働基準法で「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と規定しているからです。つまり、勝手に弁償費用を引き去ってはいけないのです。ただし、壊した側に重大な過失があった場合は、職場がはたらいている人に弁償することを求めることができます。その際は、バイト先と壊した人が話し合って、弁償する額を決めることになります。

2)職場でランクがアップした。時給アップは交渉できる?

昇給については、雇用契約を結ぶ際に、労働条件の中に明記されていることが一般的。「昇給有り」と書かれているなら、
職場内でスキルが上がったり
バイトリーダーなどに任命されたり
職場独自の資格を取得したり
自分のはたらきが職場に貢献できている、と考えられる時は、昇給の交渉をすることができます。これはパートタイム労働法に定められている権利です。

3)バイトできる時間に限度はあるの?

1週間に40時間、1日では8時間までが、法定労働時間。労働基準法で定められている上限です。これを超えている場合には、残業扱いとなり、割増賃金が発生します。バイトをかけもちしている場合は、はたらいているバイトすべての労働時間の合算が、週40時間、1日8時間を超えると残業扱いになります。バイトをかけもちする際は、実際にはたらき始めたらすべての職場にかけもちしていることと、勤務状況を伝えておくと◎です。

4)残業代はどうやって計算するの?

残業代は1分単位で計算されます。原則では1分でも残業すれば、残業代がもらえることになります。法定労働時間の1日8時間を超えた場合の残業では、原則として25%の割増賃金となります。

5)深夜勤務はどうして時給が高いの?

22時から翌朝5時までの勤務は、深夜労働にあたります。深夜労働では、25%以上の割増賃金が支払われることになっています。労働基準法では、職場ははたらく人に、最低でも週1回(または4週間に4回)の休日を与えねばならず、これを法定休日と呼んでいます。この法定休日に深夜勤務をすると60%以上の割増賃金が支払われることになります。また、法定労働時間を超えて深夜勤務をした場合の割増賃金は、50%以上となっています。

6)休みの日に「人が足りない」と頼まれてはたらいたけど、時給は変わるの?

法定休日にはたらいた場合は、休日出勤という扱いになります。その場合、1時間当たり35%以上の割増賃金となります(労働基準法)。ただし、シフト変更により休日を出勤日に変え、代わりに別の日に休んだ場合は休日出勤とはならないので注意。

7)休憩が取れなかったんだけど、時給はもらえるの?

労働基準法では、一定の労働時間を超える場合、休憩時間を設けなければならないと決められています。

6時間を超える労働時間で休憩45分
8時間を超える労働時間で休憩60分

となっています。
休憩時間には時給が発生しません。ですが、6時間を超えてはたらき、休憩が取れなかった場合は、休憩時間とされていた時間にも時給が発生します。1日で8時間を超える実働時間の時には、原則として25%以上の残業手当が発生します。

8)バイトでも有給休暇や産休・育休の制度は使えるの?

有給休暇は、バイト・パート・正社員といった雇用形態に関係なく取得することができます。
ただし条件があり、

はたらき始めてから半年以上
週1回以上か年間48日以上の勤務
出勤率が80%以上

をクリアしなければなりません。

産休は、産前6週間、産後8週間の休暇が認められており、産休を取得したという理由でバイトを解雇させることは違法となります。

バイト・パートの育休は

1年以上継続雇用されている
子が1歳6ヶ月になるまでの間に雇用契約が更新されないことが明らかでない人
(更新される見込みのある人)

という要件を満たすと取得できます。

育児や介護をしながらはたらく人のための「育児・介護休業法」については「 簡単法律ガイド」を参照してください。

9)試用期間を延ばしたいと言われたけど、それってアリ?

理由はちゃんと説明されましたか?特別な理由がない限り、試用期間を職場が一方的に延長することはできません。延長できるのは「欠勤が多い」「スキルが所定の水準に達していない」等、特別な理由がある場合。また、就業規則などに「試用期間が延長できる事由」が定められていて、それに該当する場合は延長できます。もし「試用期間を延ばしたい」と言われたら、まずその理由を明確にしてもらい、話し合いを行います。正当な理由がない場合は無効にできます。こういった場合は「労働基準監督署」に相談してください。

まとめ

はたらく人のための法律「労働基準法」の中から、バイトをするときに知っておきたい・役立つ内容をピックアップしました。バイトだからと「有給休暇はない」「ボーナスはない」「忙しいときは休憩が取れなくても仕方がない」と思ったら大間違いです。「バイトだから」「パートだから」の思い込みの常識を、この記事でいったんリセットしてもらえたらうれしいです。『an』では労働条件やはたらきかたについての記事もたくさんあります、チェックしてみてください。

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