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アルバイトとパートの違いをわかりやすく解説!

アルバイトとパートの違いをわかりやすく解説!

平成23年に厚生労働省が実施した「パートタイム労働者総合実態調査」によると、「アルバイト(バイト)」「パート」の労働者割合は27.0%に達しており、企業にとっても大きな戦力になっている実態がわかります。しかし求人情報では「アルバイト」「パート」と併記されていることも多く、その違いがなんなのかよくわからないという人も多いはず。 ここでは、紛らわしい「アルバイト」と「パート」の違いを、その歴史をさかのぼり紐解いた上で、世間や会社が抱いているイメージを説明します。さらに法律面での違いの有無を整理し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

「アルバイト」「パート」という言葉が使われ出した歴史

「アルバイト」の語源と歴史

「アルバイト」は、仕事や勤労を意味するドイツ語「Arbeit」からきた言葉です。明治時代に学生の間で使われはじめた隠語で、家庭教師など「学業の片手間にする仕事」を「アルバイト」と呼んでいたことから広まったとされます。1980年代以降、ファストフードの外食産業などで求人数が倍増したことから、その呼びかたが普及していきました。日本において「アルバイト」は「学生が学業と並行して行う仕事」という歴史を持っているといえます。

「パート」の語源と歴史

パートは英語の「part time」(パートタイム)の略で、フルタイム(決まった勤務時間の全時間帯をはたらくこと)の対義語です。日本では昭和22年に日本電信電話公社(現:NTT)が「パートタイム職員」として主婦を中心に雇用したことが先駆けとなりました。その後、1955年ごろから百貨店が主婦を「短時間勤務」の販売員として相次いで採用したことがきっかけとなり、「パート」という呼びかたも世間に定着していきました。そのため「パート」という言葉は、日本においては「既婚女性が平日の昼間に時間限定で行う仕事」の意味で使われてきた歴史を持っています。

ほかにもある、アルバイト、パートの呼びかた

近年、「アルバイト」「パート」という呼びかたではなく、企業独自の名称が使われるケースも増えています。「パートナー(はたらく仲間やお客さまの相談役といったニュアンス)」「クルー(船や飛行機で同じ目的地に向かい、各自が大切な役割分担を果たす乗組員というニュアンス)」「スタッフ(物事をつくり上げる際の、大切な役割を担う一員として認識させる狙い)」などがその例です。

居酒屋チェーンなどでは「カウンタースタッフ」「キッチンスタッフ」とすることではたらきかた(雇用形態)ではなく、組織の中の自分の役割を呼びかたとして使うケースもあります。

「世間のイメージ」の違いは?

バイトとパートの違いについて、世間はどのようなイメージを持っているのでしょうか?言葉が使われた歴史の影響もあり、一般的には以下のような印象を持たれていることが多いようです。

アルバイト

■10代~20代の学生やフリーターが中心のイメージ
■シゴト内容はマニュアル的で、パートよりも負う責任は小さそう
■勤続期間は短く、休むのも辞めるのも楽そう

パート

■30代以上の主婦層が中心のイメージ
■バイトに比べ長期勤務の場合が多い
■子どもの病気などで急に休むことがありそう
■正社員に準じ、責任感のあるシゴトを任されているイメージ

「会社」からはどのように違うと思われている?

では、バイトとパートの違いについて、会社側ではどのように認識していることが多いのでしょう?一般的には、会社では次のように認識している場合が多いようです。

アルバイト

短〜中期での担い手として位置づけられている場合が多く、「繁忙期」「土日」「夜間」といったスポット的にはたらける人材が求められている。正社員とは異なるシゴト内容も多い。

パート

「正社員より労働時間が少ない」と考えられていることが多く、業種・職種によっては正社員と類似の業務内容を任され、勤続年数も長期に及ぶケースが少なくない。正社員と同様の活躍が期待されている。

会社や店ごとに独自に「アルバイト」と「パート」を区分しているケースもあります。「高校、短大、大学などの学生はバイト。それ以外がパート」「短期ではたらく人はバイト、長期ではたらく人がパート」「夜にはたらく人はバイト、日中にはたらく人がパート」のような呼びわけをしているケースがあります。

各社の事情でバイトとパートを区分することはあっても、完全に明確な線引きは存在しないようです。

「法律」では違いが定められている?

ここまで「世間のイメージ」「会社視点」について触れてきましたが、法律ではどのような定義がされていて、両者間で差異はあるのでしょうか。

バイトもパートも「パートタイム労働者」

結論からいうと、バイトとパートは、法律上、名称による区別はされていません。

パートタイム労働法では「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」と定義されています。ここでいう「通常の労働者」とは正社員などのことで、「アルバイト」「パート」違いにかかわらず一律に「パートタイム労働者」といいます。

有給休暇や社会保険についても違いはない

どちらも「労働者」であることには変わりないため、有給休暇の取得や社会保険の加入も可能です。社会保険の加入条件は、労働時間、労働日数が正社員の3/4以上であること。この条件を満たしていればバイトやパートも社会保険の加入対象者です。条件に満たない人でも会社に申し出ることで加入はできますが、短期のバイトでは手続きが面倒なため、加入しないのが一般的です。

労働関係の法律も、同じく適用される

バイト・パートどちらも、契約期間、勤務時間や日数、勤務条件、職責などは、正社員よりも緩やかに定められていることが多いようです。しかし、会社(使用者)と労働者との法律上の関係は正社員とまったく変わりません。また、労働関係の法令(労働基準法、最低賃金法、労働安全衛生法、男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、雇用保険法、労災保険法など)は、バイト・パートにも基本的に適用されます。

それぞれのメリットとデメリット

以上をふまえ、バイトとパートでそれぞれどのようなメリット・デメリットが考えられるのでしょうか?

バイトのメリット・デメリット

※あくまでも世間一般のイメージです。

メリット

■自分のスケジュールに合わせてはたらけ、複数のバイトのかけもちも可能
■パートと比べて責任が少ないイメージ
■敬語、礼儀作法など、社会常識としてのマナーを身につけることができる
■いろいろなシゴトを経験して、自分の適職を見つけられる
■人間関係が豊かになる

デメリット

■昇給や賞与などが期待できないイメージ
■昇給やステップアップがあまりないイメージ
■社会的な地位が不安定なイメージ

パートのメリット・デメリット

※あくまでも世間一般のイメージです。

メリット

■家庭を一時的に離れ、社会に参画することができる
■住まいの近くでシゴトを得やすく、かつ自分の好きな時間で勤務可能
■専門知識や技術よりも勤勉さが重視される
■バイトより、長期の継続雇用になることが多い

デメリット

■バイトよりも、シゴトへの責任を求められるイメージ
■固定シフトが多く、勤務時間に関する自由度が低いイメージ

まとめ

バイトとパートは、法律的には同じパートタイム労働者ですが、語源や企業による便宜的な分類の結果、「バイトは学生中心」、「パートは主婦層が主」という住みわけをされることが多いようです。

どちらも、労働力人口の減少が進む日本の労働市場において不可欠な存在であることは明らか。「アルバイト」「パート」という言葉上の分類にとらわれず、シゴトに対する誇りと自覚をもって期待に応えたいものです。

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