天職、見つけた!
自分を冷静に見つめることを恐がらず、本当に自分が欲しているのは何かを考えてみてください。
すると自ずと必要なことと、いらないことが見えてくるはず。
#04 [前編]ヨガ・インストラクター
MISATOさん

プロフィール

MISATO(みさと)

1978年横浜生まれ。
日本女子大学卒業。宝塚歌劇団、劇団四季等の振り付けアシスタントとして活動後、ダンサーとしてTV、PV、舞台、イベント等で活動、スポーツインストラクターとしても活動を始める。
さまざまなトレーニングの一貫にヨガを取り入れ、ヤスシ師のもとstudio yoggyインストラクター養成コースにてアヌサラヨガの素晴らしさに出会う。人間の持つ無限の可能性を知り、ヨガ・インストラクターとして、更なるスキルアップを日々目指している。
現在、インド中央政府公認ヨガセラピストの資格取得中。


略歴

1978年

横浜に生まれる。

1994年

高校時代、ダンスサークルに入り、初めて踊ることを経験。

2000年

大学4年の時に、青山円形劇場で晴れ舞台を踏む。

2001年
転機

大学卒業後、振り付け師のアシスタントとなるが、数ヶ月後退職。一時ダンスもやめる。

2002年

別の先生のところで、ダンスを再開。バイトとダンスのフル回転。

2003年

ダンスの活動と共に、フィットネスクラブ(ダンススタジオ)のインストラクターを始める。
(ヨガを教え始める。)

2005年
転機

studio yoggyインストラクター養成コース(TTC02)卒業。

2006年

Anusara Intensive Training Course 修了。
Anusara-inspired Yoga Teachers資格取得 スタジオ・ヨギー入社。

2007年

インド政府公認ヨガインストラクター資格取得。
産前のためのヨガ指導者認定証取得。
産後のママと赤ちゃんのためのヨガ指導者認定証取得。
(マタニティーTTC卒業)
Anusara Therapeutic Traning Course 修了。
他のインストラクターと共にプロデュースした「音ヨガ(TM)(おとよが)」をiTunes(R) Storeで発売中。


最近のニュース

音ヨガ

~音声を“聴くだけ”でできるヨガ~

スタジオ・ヨギーがプロデュースしたiTunes (R) Storeのオーディオブック・コンテンツ「音ヨガ」が大ヒット中だ。iPodを使えば、ヨギーのインストラクターの声を「音ヨガ」で聴きながら、いつでも好きな場所で自分だけのヨガを楽しむことができるようになった。音だけでヨガが可能なのか? と思うかもしれないが、意識を呼吸に向けることがヨガの基本なので、ポーズを知らなくても、音声だけでOKなのだそう。姿勢、呼吸法などをするうえで、イメージしやすいように“表現”を工夫しているので、初心者にもお勧め。現在、「めざましヨガ」「気持ちうるおいヨガ」「ねたまんまヨガ」など全8タイトル(1タイトル500円)。ミサト先生は「恋愛中ヨガ」を担当。
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あの頃は…

椎名林檎さん率いるバンド「東京事変」のバックダンサーとして頑張った頃

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現役として最後の仕事! 東京モーターショーで踊った時の写真

現役として最後の仕事! 東京モーターショーで踊った時の写真



TEXT:田中 亜紀子 PHOTO:森 浩司

数あるiTunes (R) Storeのオーディオブック・コンテンツ(注1)の中で、
数週間に渡り人気NO.1に輝いた「音ヨガ」の仕掛け人の一人、ヨガ・インストラクターのミサトさん。
日々多くの生徒にヨガを伝授しながら、自身もヨガを実践し充実した毎日を送る彼女だが、
以前は違う夢を追い、がむしゃらに頑張りながら迷い続けた日々があった。

MISATO

大好きなダンスを仕事にしたい!
内気な少女からの脱却

 ヨガを実践すると、心身のバランスがよくなりますが、自分自身を冷静に見つめるようになるので特に心のあり様が変わってきます。私も今でこそ、インストラクターとして受講生の悩みを受けとめる立場にいますが、この仕事につくまではいろいろなことにコンプレックスの塊だったんです。ダンサーとしてなかなかう思うように活躍できなかったことはもちろん、子供時代からとっても内気で、人とうまくやっていくことができなくて……。友達とは遊べないし、いじめられたりと、そんな自分の性格も嫌だったし、親がとても厳しく窮屈な思いもしていました。ただ大学の付属高校に入学すると、校風がとても自由だったので、私も開放された気分になり、遊び感覚のダンスサークルに入ったんです。それまで体を動かしたことなんてほとんどなかったのに、やりたくなったんですね。もちろん初めての経験だったので上手ではなかったですが、踊ることがすごく楽しくて。高校を卒業する頃にはダンスを仕事にしたいとまで考え始めました。
 一方で現実的なことも考え、大学は食物学科に進みました。ここは実習がものすごく忙しかったんですが、あいた時間はほとんどダンスに熱中してましたね。途中からバレエやジャズダンスも習い始めたのでお金がかかり、パスタ屋のコックさんとかパン屋さんなどでよくバイトをしていました。ダンスの仕事に憧れる一方、パティシエにも憧れたりと、卒業後のことはなかな決められなくて。ただ、毎日朝きちんと起きて同じ場所に行くような、普通の就職はしないと、自分の中で決めていました。でもやっぱりダンスの仕事は無理だろうと、大きな舞台を一度でも踏めたらダンスをやめようと思っていたら、大学4年の時、青山円形劇場に立つチャンスがやってきたのです。
 宝塚の音楽学院などで振り付けを行なっていたジャズダンスの先生に出会い師事したのですが、彼女が公演をそこで行なうことになりまして。舞台にあがった時は自分がここにいることが信じられなかった…。ライトを浴びながら踊る気持ち良さを経験してしまい、とてもやめる気持ちにはなれなくて、かえってダンスを仕事にしたい気持ちが強まりました。それまで「ダンサーになるなんて」と反対していた両親も、舞台を観て喜んでくれたので、卒業後はダンサーを目指し、その先生のマネジメント兼振り付けのアシスタントをしながら、修業することにしたのです。


MISATO

ダンスをやめて失意の日々
輝いている友人たちがまぶしかった

 卒業後は、コンビニなどのバイトをしながら先生のマネジメント業務やダンスの練習、振り付けのアシスタントとフル回転していたのですが、とにかく先生のお世話が大変でした。まだ私も若かったし、社会的なマナーが全くわからないのに、ギャラやスケジュールの交渉の電話をしなくてはいけなくて。また先生とも性格が合わなくて、数ヶ月でアシスタントを辞めました。肝心のダンスも先生から「あなたには才能がない」といわれたり、他の人の踊る姿を見るごとに、やっぱり自分には才能がないかもしれないと悩んで、同時にすっぱりやめたんです。もともとダンスは早くから始める人が多いのに、私は高校生から始めたので遅かった、という劣等感を抱えていたことも大きかったですね。
 それから約半年、朝はコンビニのバイト、夜は飲食店のウェイトレスをする以外、ほとんど毎日寝てました。うちは普通の会社員の家庭だったのですが、付属高校時代から周囲にお金持ちの友人が多く、お金がないことがいつもコンプレックスだったのでこんな時でもバイトはやめられなかったんです。またOLってどんな感じだろう、とオフィスで事務を行なうバイトもしてみましたが、たった3カ月だったのに、私はデスクにじっと座っていることが耐えられなくて…。私は決められた何かをするより、体を動かしていないとだめだなぁとわかった時期でもありました。
 なのに学生時代の友人たちと集まった時、非常に動揺してしまったんです。みんないいところのOLになってそろそろ落ち着いた頃で、キレイにメイクしておしゃれで、とってもイキイキしてたんです。私といえば好きだったダンスをやめて、相変わらず汚いジーパンで何も変わらず、まとまったお金もない。みんながまぶしくて、さえない自分がいやになり、やっぱり就職しようか、そのほうが親も喜ぶだろうし、と非常に揺れました。でもダンスをやめて半年がたつ頃、たまたま知人の紹介で、社会人野球のチアリーダーになる話をいただいたんです。少し振り付けもやらせてもらい、久しぶりに体を動かしてとっても気持ち良かったんですね。その関係で、TRFのダンスの振り付けなどを行なっている先生との出会いがあり、やっぱりダンスを再び始めることにしました。


MISATO

がむしゃらに頑張っても結果が出ない
うまくいかない理由を外に探していた

 当時、ダンサーは一般的には18歳で活躍して25歳ぐらいで終わりといわれてたんです。私はその時すでに24歳だったので、その先生に出会った時、「私は才能がないし、もう遅いんです」と言ったら、「何言ってるの。しばらくがむしゃらに頑張りなさい。毎日レッスンにいらっしゃい」と言ってくれたんです。そこで無心にやってみようと朝の6時から9時まではコンビニでバイト。昼間はダンスのレッスンを入れられるだけ入れて、夜は飲食店でのウェイトレスや接客業をして、毎日毎日休みなくそれこそがむしゃらに活動しました。若かったので体力もあったし、久しぶりにダンスに打ち込むのが楽しくてたまらなかったですね。時折、オーディションの話があると、そちらを優先して朝のバイトを急にキャンセルしていたので、ある朝コンビニに行ったら私の名前がなくなってました。クビになっちゃったんですね。びっくりしましたが、優先していたのはダンスなのでそれ以降は夜の飲食店でのバイトに絞って、昼はダンスのレッスンに熱中しました。
 それだけ一生懸命にやってたんですが、なかなかオーディションに受からずダンサーとして活躍できなくて……。徐々に一緒に練習していた人が、テレビに出ることになったり、オーディションに受かっていくのを見ると、ねたましいというか、納得できない気持ちでいっぱいになったんですね。どうしてあの子が受かって私が受からないの? と。これだけ一生懸命やってるし、私と彼女は実力もそんなに違わないのに彼女が受かるのはコネがあるからだ、とか、顔がかわいいからだ、など自分を冷静に見ずにダンス以外の理由ばかり考えてまっ黒な気持ちになっていました。そして自分にはコネがないから人脈を作ろうと迷走したり、実力を見てほしい、といっさいメイクをするのをやめて、素のままでオ-ディションに臨んだら、より悲惨な結果になったり。とにかく全く結果が出ず、自分にはコネもお金も実力がないからだめだと、絶望的な気分になってしまったのです。(後編につづく)

(注1)iTuenes
AppleによるiTunesを利用した音楽ダウンロードサービス。
24時間、年中無休で、iTunes Storeには、500万曲以上の音楽、
9000本以上のミュージックビデオ、10万以上の無料Podcast、
27,000冊以上のオーディオブック、さらに新しくiPodゲームまで揃う。

後編はこちら


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