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大橋裕之 / 実は僕、まだバイトを続けています

【教えて!センパイ 連載:第7回】職業:漫画家:大橋裕之

毎月さまざまなかたが登場し、みんなのバイトの悩みにお答えします。参考にしてください!
大橋裕之 / 実は僕、まだバイトを続けています

〜あの頃のバイト生活〜「大橋裕之」の場合|ナタリーページ→

Q

国家試験の受験を控えている大学生です。時給が高くてきつい引越しのバイトか、時給は安いけど楽しそうなカフェのバイトかどちらにしようか迷っています。試験のことを考えると時給で選んだほうがいいと思うのですが、女子との出会いにも憧れて迷っています。邪念を断ち切るいい方法があれば教えてもらえますか?

A

この方は邪念を断ち切る方法が訊きたいんですね、どちらがいいとかではなく。邪念を持つということは、出会いへの期待が大きいということだと思うんですが……僕の場合で言うと、あんまり期待せずに妄想だけで済ましていました。でも、なかなか難しいですよね。

Q

もうすぐ二十歳の女です。私もマンガ家を志望しておりバイト生活を続けているのですがバイトといえどかなり疲弊してしまいマンガを描く時間がなかなかとれません……。考えが甘いとは思っているのですが、大橋先生にひとことアドバイスや喝をいただきたいです。

A

「遠浅の部屋」の後僕はしばらく地元で就職していたんですが、その間ずーっと仕事を辞めたいと思っていました。とにかくマンガで食べられるようになったらすぐそっちに移行しようと思っていたので、家に帰ってからマンガを描いて応募したり、自費出版で本を作ったりしていて。後から考えてみたら睡眠時間を削ってやっていたということになるんですが……。
あとネットを長時間やってしまったり、YouTubeを観てしまったりとかいう時間があったら、そこを削るしかないですよね。でも体を壊したらまずいですから、そこは気をつけたほうがいいと思います。

Q

現在マンガ家として大成された大橋先生が、最後にしたバイトを辞めたときのことを教えてください。

A

(コミックナタリーに掲載された)インタビューでも話しましたが、実は僕まだバイトを続けていまして。あまり話をポンポン考えられる人間ではないので、収入が不安定で……。ページ数のあるシリーズものとかをしっかり考えられる人だったらいいと思うんですけどね。それができないので、まだバイトは辞められないです(笑)。

Q

求人情報見てるとどの仕事も楽しそうに思えてきて選べず困ってます。大橋先生のバイト探しにおける最優先事項は何ですか?

A

まず楽そうかどうか、です。僕は忙しい飲食店とかコンビニとかのバイトは、最初からやる気はありませんでした。あとは人間関係でしょうか。明らかにそのお店の雰囲気からして異様というか、怖そうなところは無理ですね。入ってみないとわからないところもあるんですが。

Q

大橋さんは、常に人間観察してるんじゃないかと作品を読んでて思います(笑)。バイトをして面白い人や出来事を、作品に活かされたことってありますか?

A

すごくあります。特につらい思いやみじめな思いについて、後から振り返ってみるとみじめすぎて逆に笑える、ということとか。僕の場合自分を主人公にしてるようなマンガも多いので、そういうのは本当にそのまま描いちゃったりします。

大橋裕之

1980年1月28日生まれ。愛知県蒲郡市出身。2005年から自費出版で活動を開始し、ミニコミやフリーマガジンなどに執筆する。代表作に「シティライツ」「夏の手」「音楽と漫画」「遠浅の部屋」など。「音楽と漫画」収録の「音楽」はアニメ映画化が決定している。また「シティライツ」を原作とした映画「超能力研究部の3人」が、乃木坂46のメンバー主演により2014年12月に公開される。

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