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劇団ひとり / バイト自体が遊びになるのが一番いい

【教えて!センパイ 連載:第2回】職業:マンガ家:押切蓮介

毎月さまざまなかたが登場し、みんなのバイトの悩みにお答えします。参考にしてください!
劇団ひとり / バイト自体が遊びになるのが一番いい

〜あの頃のバイト生活〜「劇団ひとり」の場合|ナタリーページ→

Q

WEB系の仕事をしたいのですが今年39歳ということとスキル不足でまったく採用されません。WEB系でないバイトには受かったのでそっちに行こうかと思っています。これって逃げでしょうか?(女性)

A

自分のやりたいことと自分の才能は必ずしも一致するわけではないので、別に僕は逃げだとは思わないです。ただ「やりたい」っていうのが、実は一番の才能だと僕は思うんですよね。そう思うと、やりたくないバイトがどれだけ続くかっていうのはちょっと疑問です。とりあえず今つなぎでやっておいてもいいかもしれないけど、最終的にはやりたいことをやったほうがいいと思います。

Q

好きな映画を観たりライブに行くために飲食店でアルバイトしているのですが、毎日8時間立ちっぱなしで帰宅すると疲れ果てて何もできなくなってしまいます。かといってバイトを減らすと遊ぶお金もなくなってしまい、どうすればいいのかと。遊びとバイトを両立させるコツがあったら教えてください。(男性)

A

やっぱりバイト自体が遊びになるのが一番いいので、バイト変えちゃうっていうのがいいんじゃないですか? 音楽とか映画が好きだったら、それに携われるバイトをするっていうのもいいと思いますよ。

Q

バイト中のモチベーション維持の方法が知りたいです! バイト中ふと「なんで働いているんだろう。もっとほかにしたいことがあるのにー」ってよくなってしまうんです。(女性)

A

僕は気の乗らない仕事をするときは、自分のやりたい仕事のためにやってる仕事だって思いますね。「やりたいことのためにやりたくないことをやってる」っていうふうに考えれば多少はできるんじゃないでしょうか。

Q

私は声優を目指し上京してきて、今まで居酒屋でアルバイトをしていました。そのお店が先月で閉店してしまい、今、新しい仕事を探しているところですが、何を優先しようか迷っています。シフトの融通がきくことか、経験を得るために今までやったとこのない仕事をするか、高時給で安定した仕事をするか……など、いろいろ考えてしまい、なかなか決められません。劇団ひとりさんでしたら、夢を追う中アルバイトをするなら、何を一番に考えますか?(女性)

A

声優っていう仕事を本職にしたいのであれば、やっぱりいろいろ経験しておく今までやったことのない仕事っていうのを優先的にやっておけばそこで働く人たちの役がいずれ来るかもしれないですから。コールセンターとかやって、「こういう声だとクレーマーもおとなしくなるな」「こういう声を出すと逆なでするんだな」とか。そういうのをいろいろ試してもいいんじゃないですか。

Q

工場で一緒に働いているおばちゃんの話がおもしろくありません。まったく知らない人の悪口がメインで、適当に相づちを打っているのですが、なんとか話をやめさせる方法はないでしょうか?(男性)

A

おもしろい話を聞き出せるかどうかは意外と聞き手の問題だったりしますからね。それで言うと、いい質問をしてないんじゃないですか? 適当にしゃべらせるんじゃなくて、こっちが主導権を握って話を転がしてく。たとえばおばちゃんの初体験の話。そういうのを突然聞くのもなんだから、ちょっとずつ段階を踏んでいって「よし、1週間後には絶対ロストバージンの話を聞き出すぞ」って目標を立てればおもしろいと思いますよ。

Q

バイト先にものすごく臭いおじさんがいて困っています。何が原因でその臭いになっているかわからないのですが、気まずくならないようにやんわり伝える方法があったら教えてください。(女性)

A

自分も臭くなっちゃうことじゃないですか? 自分もそれを超す匂いを1回出す。で、向こうがたぶんやんわりとそれを指摘してきますから。「お前ちょっと臭うよ」「え? そうですか?」ってなったところで、「ちなみにあなたの匂いとかってどうなんですか?」「俺も別に無臭ってわけじゃないけどさ」「お互い匂いってどうしたらいいのか話し合いましょうよ」っていうところから一歩進めるんじゃないかなと思います。

Q

せっかくアルバイトするなら人と違うものをやりたいです。劇団ひとりさんが知っている中で一番変わったバイトはどんなバイトですか?(女性)

A

聞いた話で言うと、結婚式で親族や友達のフリをするバイトっていうのがあるらしいんです。たとえば新郎側に過去いろんなことあって親族や友達が誰も参列できないとかっていうときに。あとこれはほぼ都市伝説かもしれないですけど、腕の骨を折るバイトっていうのは聞いたことあります。人間の骨はどれくらいで折れるかていうのをちょっとずつ力を入れながら試す……みたいなことをやるっていう。

Q

劇団ひとりさんがされたアルバイトで出会った人の中に、印象に残った出会いはありましたか? またその出会いが、コントや映画などの登場人物のイメージになったものはありますか?(男性)

A

僕が千葉の居酒屋でアルバイトしているときに、5つくらい年上のかわいらしい女性の方がいたんです。ある日突然やめるって言って、僕はその人が好きだったから辛かった。「なんでやめるんですか?」って聞いたら「実は私芸能人になる」と。それから数年経って「トゥナイト」観てたら、その人が寄せて上げるブラをつけて乱一世さんに「すごいねー」って言われてるっていう……。これが直接コントにいきたかどうかはわからないんですが、あのときの複雑な気持ちみたいなのはいつか小説とかで表現したいです。

劇団ひとり

1977年2月2日生まれ、千葉県出身。1993年デビュー。2000年にコンビ解散後、劇団ひとりとしてピン芸人に。2006年には「陰日向に咲く」で小説家デビュー。現在は「ゴッドタン」(テレビ東京系)、「OV監督」(フジテレビ系)、「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ系)、「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日系)などにレギュラー出演中。2014年5月に自身の小説を原作とした初監督映画「青天の霹靂」が全国公開された。太田プロダクション所属。

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