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HIGH and MIGHTY COLORメイン写真

沖縄の空は遠くて近い——。“傲音”で疾走を続ける沖縄出身のバンド「HIGH and MIGHTY COLOR」(以下ハイカラ)の面々。若くしてデビューした彼らにも、当然夢へとつながるアルバイトがあった。

バイトがあったから〜販売スタッフ〜

HIGH and MIGHTY COLOR

mACKAz(以下m)「僕がやってたのは電気屋です。多分東京にはないと思うけど、デオデオっていう電気屋さん。沖縄では大きいところなんですよ。家電と言えばデオデオ。大学に行っていたときだったんですけど、車が欲しくてですね、時給は安かったんですけど1年くらい働いてモリモリお金を貯めてました」

マーキー(以下マ)「私、働いているところ見たことある。丸坊主だったころで(笑)、青い制服着てたよね」

カズト(以下カ)「普通に仕事しててバンドの練習もあまり来なくてさ、バイトがきっかけでバンド辞めそうになったことあったよな」

MEG(以下ME)「お前、電気屋なのかミュージシャンなのか、みたいな」

m「そう、学校行ったりバイトしたり忙しかった(笑)。でも結構楽しかったんですよ。商品の説明したり、お客さんに勧めたり。デジカメは相当詳しくなりました。買うときは相談してください(笑)。バイトで貯めたお金で初めてローンを組んだんですけど、バイトしながらの返済の大変さを学びましたねー」

マ「私はただアルバイトを経験してみたくて、靴の量販店で働きました。高校生の時、半年くらいですけど。接客業じゃなくてもよかったんですけど、やってよかったなって思うのが、靴を見てるお客さんのうれしそうな顔を見られたこと。“靴好きなんだな”って思って、『気に入りました?』『サイズあります!』って裏へ走って取りに行ったりして(笑)」

ME「僕はファストフードとコンビニ。最初ファストフードやっていて、掛け持ちでコンビニを始めたんだけど、大変だから片方を辞めるたびに繰り返し呼び戻されて…」

HIGH and MIGHTY COLORカ「ひっぱりだこじゃん」

ME「どこもスタッフが揃わなくて(笑)。音楽の機材を買うお金が必要ってのもあったけど、高校は進学校に行ったにも関わらず、大学には行かなかったという親への罪悪感もあって、なるべく親に頼らないように、ちゃんとバイトをするようにしてたんです。バイト先にはいろんな上司がいて、まったく何も言わないけど裏でめっちゃ言ってる人、直接めっちゃ言う人、その間の人、そういう人たちとの付き合い方というか、距離の取り方がわかったってのは大きいです」

SASSY(以下S)「ユウスケとカズトと僕は単発で車の交通量調査とかをたまにやってたんです。バンドで忙しくないタイミングだけなんですけど。音楽にかける時間は減っちゃうのかもしれないけど、全然知らない人たちと、普段話したことのないことを話すっていうのはよかったと思う。そういう人もいるんだってことや、人間関係も学べたってことですかね」

ユウスケ(以下ユ)「でも俺たちの場合、アルバイトで稼いだお金は、結局ほとんどスタジオ代と機材代に消えちゃってたから、音楽のため、ってことでもあるんだよね」

m「僕は車のローンの返済もしてたけど(笑)」

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プロフィール

HIGH and MIGHTY COLOR


ユウスケ(vo)、カズト(Gu)、SASSY(サッシー・Dr)、マーキー(vo)、MEG(メグ・Gu)、mACKAz(マッカツ・Ba)。2005年『PRIDE』でメジャーデビュー。ヘヴィでラウド、しかしメロディアスなサウンドで魅了する。

インフォメーション

HIGH and MIGHTY COLOR


  デビューから3年目の今年、待望のシングル集が発売される。これはちょっとしたクリスマスプレゼントだ。
「シングルを10枚出したという区切りでこういう機会がもらえたというのはすごくうれしい」とユウスケ。「リリース順に並べてあるので、デビューから進化してきた軌跡を追うことができる。一番最後の『Dreams』は、(デビューシングルの)『PRIDE』の後には絶対出せなかったろうし、ひとつひとつ経てきた成長がわかると思います。ハイカラを知らなかった人には入門編としてわかりやすく聴いてもらえると思う」
 ファンには感慨無量の1本だろう。
「自分でも楽しめるアルバムになりました」と話すのはマーキー。「今までの曲がギュッと詰まっていて、その曲の背景とか、そのときに自分が思っていたことだとかが、曲と一緒に鮮明に浮かんでくるんです。聴いてくれるオーディエンスのみんなも、聴いていたときの自分はこうだったんだなって少なからず思い出があると思うんですよ。一人一人にとって、そうやって照らし合わせて思い出せる本当の“アルバム”みたいになってもらえたらうれしいです」
 ハイカラが歩んだ3年の軌跡を振り返り、そしてこれから彼らが歩むであろう未来に思いを馳せる1枚だ。

『10 COLOR SINGLES』
■初回限定盤
SECL 580〜581 3500円
■通常版
SECL 582 3059円

撮影:三橋令嗣

取材協力:TOKYO HEADLINE

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