side:Aへ side:Bへ
across the rainbow 夢のかけはし 勝山梶

ムード歌謡ネタで脚光を浴びたムーディ勝山。その実体は相方・梶剛とのコンビ「勝山梶(かつやまかじ)」だ。勝山のシュールなボケに梶が常識的な突っ込みを入れ、それがますますシュールに加速していく中で、勝山梶の2人が真剣に(シュールに?)アルバイトを語った!

バイトがあったから〜〜

ムーディ勝山

梶 「僕は大学に通いながらNSC(吉本総合芸能学院)に行ってたので、引っ越しとか美術館の積み下ろしなどの力仕事を単発でやってたくらい」

勝山 「あとは吉本の先輩に“買い物ないですか”って聞いて、じゃあ行ってくれって言われると“おつりもらっていいですよね”。そういうバイトを…」

梶 「やるか! そんなバイトって(笑)。大学生のときは週に2回程度そういう力仕事のアルバイトをして、卒業してからは週5日で、同じような倉庫での積み下ろしや検品の力仕事をやってました。扱う荷物はいろいろで、服でも雑貨でもお風呂用品でもなんでもあって百貨店みたいで面白かったな。夜の11時からだいたい朝の6、7時まで、深夜勤務のアルバイトでした」

勝山 「僕も深夜バイト。以前やったのと同じチェーンの牛丼屋さんで夜10時から朝8時まで。5年前に大阪に出てきたときに心斎橋のお店のオープニングスタッフを募集していて、慣れてるから採用してもらえるやろと思って受けたら即採用してもらえたんです。それ以来つい最近までずっと続けてました。お客さんが多いお店だったのでムチャクチャ忙しかったですけど、僕は、そこでマジメに働いていたんです」

梶 「“僕は”なんて言うと俺がマジメにやってないみたいやんか(笑)」

勝山 「長くやっているとね、楽しくしようと思ってだんだんいろいろ自分で工夫するようになるんですよ。例えば『いらっしゃいませ』を普通に言っても面白くないから『しゃあせぇ』、『すみません』を『すぁーせぇん』って威勢良く言い換えてみたりして、自分ひとりで楽しんでたんです。バイトの新しい子が入ってきたときも、僕が教育係になったのに気にせずそのままやってたら、その子まで『しゃあせぇ』『すぁーせぇん』って言うようになってしまって。あ、マネしてんなって思っていたら、その子が接客してた男性のお客さんが『牛丼に髪の毛入っとるやんけ! どないなっとるんや!』と怒り出したことがあったんです。そしたらその子が『すぁーせぇん、すぁーせぇん』って謝るんです。それが正しいと思ってるから(笑)。『なんやその謝り方は! ふざけとんのか!』って言われても『すぁーせぇん!』(笑)。それで助けなあかんと思って『すいませんでした!』ってはっきり言って謝ったら、その子が“ええっ!? 『すぁーせぇん』じゃないんですか? 裏切られた!”みたいな顔してました(笑)」

梶 「『しゃあせぇ』はネタに…」

勝山 「したな。アルバイトは自分の夢と比べると“本気じゃない”かもしれないけど、僕の場合は芸に結びついてるところがありました。こんなんやったら楽しいんちゃうかなって、お笑いにちょっと利用してたかもしれません(笑)」

梶 「僕はバイト先の仲間と遊んだりするのが勉強になったな。
僕は芸人芸人したタイプではないので、“笑かす”よりも“楽しく和んでもらう”。
普通の大学生との飲み会の、何でもないんだけど普通に楽しい感じ。僕も舞台でそういう雰囲気を持ち込むネタをやれたらって思いますね。まだまだそこへの道は遠いですけど」

→side:Bへ

プロフィール

かつやまかじ


2005年7月結成。『右から来たものを左へ受け流すの歌』などのムード歌謡ネタで脚光を浴びる“ムーディ勝山”こと勝山慎司(かつやま・しんじ 1980年6月11日滋賀県生まれ)と、梶剛(かじ・つよし 1981年3月28日香川県生まれ)の漫才コンビ。アナーキーな言葉を駆使したシュールな笑いを得意とする。勝山がボケ、梶がツッコミを担当。

インフォメーション

ムーディ勝山


9月13日、ムーディ勝山初のイベント開催!
『21時に始まり22時に終わる歌イベント』

ムード歌謡ネタが満載! ムーディ勝山初となるイベントが9月13日(木)に開催! 金時・秋山賢太と繰り広げる爆笑歌謡ネタを見逃すな!

【日時】9月13日(木)21時開演
【会場】baseよしもと(大阪・難波)
【料金】前売り1200円/当日1500円
【出演】ムーディ勝山、金時・秋山賢太
【チケット・公演についての問い合わせ】
06-6646-0365

baseよしもと
【住所】
大阪市中央区難波千日前12-7
NANBAビルB1
【アクセス】
各線「なんば駅」より徒歩5分

撮影:丸谷達也

取材協力:TOKYO HEADLINE

ほかの「夢のかけはし」を見る

おすすめコンテンツ