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エイジアエンジニアメイン写真

夢へのかけはしはアルバイトという名の虹の橋。夢を追いかける者が1度は渡るその橋を、彼らの思い出とともにたどる『across the rainbow』。第2回目の今回は、湾岸エリアから台頭してきた新進気鋭のHIP HOPユニット、エイジアエンジニアが、アルバイトで得た財産を教えてくれた。

バイトがあったから〜ピザ宅配ほか〜

YOPPY(以下Y) 「結構アルバイトしてましたよ。今でもアルバイト情報誌があるとつい見ちゃう。俺は高校2年の終わりからピザの宅配始めてたんですよ。校則は…まあもう時効でしょう(笑)。宅配ピザで働いてたんですよね。短大時代もやって、一時期辞めてたときもあるんだけど、再び。トータルで5年くらいやってました。やっぱり宅配ピザのバイトって楽しいんですよ。デリバリーの時の1人になる時間が良かったな。しかも地図を見て、いかに信号に引っ掛からずにそこまで速く行く道を自分で探せるか。慣れてくると、スピードを出さなくても短時間でいけるようになるんですよ。つまり達成感ですね」

SHUHEI(以下S) 「あと仲いいよね。いまだにライブに来てくれるじゃん」

Y 「そうだね、その宅配ピザはバイト仲間がすごく仲良かったですね。バイトしてて居心地は非常によかった」
ZRO(以下Z) 「ってかピザうまい」
Y 「うん。基本的にピザ好きなんで、社割で買って。アルバイトでも社割が使えるんだ」 Z「社割はいいね」
S 「Lサイズ食っても財布に優しい…」

編集部「Lサイズを1人で?」

Y 「SHUHEIは1人で食う(笑)」
S 「そんなに食べないよ(笑)」

Y 「僕が働いていた葛西店は日本でも1番忙しいくらいの店舗で、繁忙期は30分じゃなかなか届けられないんですよ。『お時間いただきますが…』って言っても、お客さん『それでもいい』って。で、忙しくなってくると、届けても届けても次から次へとピザが焼き上がってくるんですよ。それをみんなで頑張ってハケさす!…この達成感!」

Z 「僕はアルバイトとはちょっと違うのかもしれないけど、竿竹屋やってました。バイトっていうより個人事業主?みたいな」
S 「僕の弟子だったね。自分で車買って、自分で竿を仕入れて」

Z 「俺は全然儲からなかったね」
S 「それは全然分かってないから(笑)。営業は“人”なんですよ。ZROは売れない竿竹屋だった(笑)」

Z 「売れなかったねぇ…。“人”だっていうけどやっぱり売り方。例えば朝は8時から音をかけるとか、基本なんだけど僕はどっちかというと基本というヤツがとても苦手なので(笑)」

S 「YOPPYの信号の話じゃないんですけど、僕たちもやっぱり地図なんですよ。わざと行き止まりの場所を探す。行き止まりということは他の竿竹屋さんが来ない。だから売れる」

KZ(以下K) 「僕はずっと工事現場の荷揚げのバイトやってたんですよ。もう5年くらい」

Z 「こいつスーパー腕太いっすよ。全盛期は今の3倍。ポパイみたい」
K 「いやもうデビューしてからは全然動いてないから…。荷揚げ専門のところで働いていたからいろいろやりましたよ。マンションが多かったけど、有名なところでは六本木ヒルズとか味の素スタジアムとか」

Z 「“六本木ヒルズを運んだ男”だね(笑)」

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プロフィール

エイジアエンジニア


東京湾岸エリアから勃興した4人組のヒップホップグループ。「アジアに進出したい」という思い、「笑顔を作り出す“職人”でありたい」という願いからユニット名が付けられた。YOPPY(よっぴー)、KZ(けーずぃー)、ZRO(ジロー)3人のMCとメロディーメーカー・SHUHEI(しゅうへー)が卓越したメロディーを紡ぎだす。

インフォメーション

エイジアエンジニア『君は君のままで』


エイジアエンジニア

『君は君のままで』

 4月4日にリリースされたエイジアエンジニアの7thシングル『君は君のままで』が静かに巷間に広まっている。新しい生活にとまどう“君”の背中を、さりげなく、優しく支えてくれる応援歌だ。

S 「この歌の始まりは去年の12月くらいでした。新しい生活の始まりに壁や不安にぶつかっても、大丈夫、君は君のままでいいんだよって。そういう歌を作ろうって。

それは、実はその1、2カ月前に小学校の先生が自殺しちゃう事件があったのがきっかけ。
子供の自殺も増えてる、子供を教える大人も自殺しちゃう。
僕らもすごくヘコむことはあっても“死”というワードにたどりつくことはない。

じゃあ、なぜ人々は死という最悪の選択をしてしまうんだろうって考えたときに、それはやっぱり自分の弱さを消化できないからじゃないかって思ったんです。

人間なんだから当然弱さはある。人間はその弱さも含めて自分なんですよ。そこからこの歌はスタートしたんです」

  今ある自分をそのまま肯定する。弱い自分でもいいじゃないか、と。そんな重いテーマでも、曲は耳に軽く、元気が出る。

Z 「基本的にはフラットに元気がない人に聞いてほしい、というのもある。自分を見失いそうになっている人たちにも、そうでない人にも。いろんな人に届けたい」

 ただ歌うことだけではなく、切実に伝えたいという思いが込められた歌。

そんな彼らの真髄が見られるのが5月中旬からスタートするライブツアーだ。6月中旬までの1カ月で全国19カ所を回る。

彼らのアツくも笑いの絶えないライブをその目でぜひ見てみてほしい。(詳細はオフィシャルサイト→http://www.asiaengineer.jp/)

MAXI SINGLE/RZCD-45542/1050円(税込)/エイベックスマーケティング 発売中

撮影:山下行夫

取材協力:TOKYO HEADLINE

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