高杉真宙

MAHIRO TAKASUGI
俳優

挑戦するたびに出現する壁。 ぶつかるからこそ、手応えを得られます

色白の端正なルックスが印象的な俳優、高杉真宙。注目するのは、その繊細で中性的なビジュアルからは想像もつかないほどの爆発力のある演技だ。「ヲタク」からモテモテ優等生、冷酷な不良まで、くるくると表情を変え見事に演じ、2017年は映画だけで6本の作品の公開を控えている実力派の、シゴトへの向き合いかた。

原作のイメージを大切に
そのぶん悩みは増大……

映画『PとJK』では、「札付き」の不良少年の大神平助を演じました。以前から原作漫画を読んでいて大好きな作品だったので、お話をいただいたときはとてもうれしかったです。大神に対しては、見た目は怖く性格もきつい部分もあるけど、本当は優しいところのあるかわいいいやつというイメージを持っていました。実は、登場人物の中で1番愛着のあるキャラクターだったので、役づくりにもさらに力が入りました。読者のイメージを壊したくなかったですから、まずはビジュアルにこだわりました。わかりやすい部分だと髪の毛の色ですね。ただ金髪にするのではなく、生え際を黒くすることで彼の未熟さが出るようにしました。演技に関しても、最初は原作からの僕の想像で入ったのですが、監督からは「もっと不良っぽくしてほしい」という指示が出ました。漫画原作の作品に出演させてもらうときには、どうしても原作に引っ張られてしまうことがあります。映画の世界は2時間という短い時間でストーリーとキャラクターを表現するため、原作とは違う要素が加わったり、または削がれることもあります。ですから、原作と映画にはキャラクターにも微妙なずれが生じます。監督からアドバイスをもらったあとには、僕は映画の世界で生きるわけだから、映像の中での存在感を大切にすることを意識しました。映像としての大神をリアルにするために、目つきや声のトーン、歩きかたを研究しました。心情部分も、漫画とはまた違う部分があると思うので、映画をご覧いただいた皆さんには、大神の心の変化を感じ取ってもらえたらうれしいです。

キラキラの演出は
集中力と気合い

4月に公開する映画『ReLIFE リライフ』では、チャラいんだけど優等生という大神(おおが)和臣という役柄を演じています。『PとJK』のときの大神(おおがみ)と名前が似ているけれど、まったく違うキャラクターで、華やかな高校生活を送っている登場人物です。『ReLIFE リライフ』は人生に挫折した主人公が高校時代をやり直すというストーリー。僕自身はもともとの性格上、キラキラした高校生活を送っていなかったので(笑)、大神に対してうらやましいという気持ちで撮影に臨みました。ときどき、本当に僕がリライフしちゃったかもという気持ちになっちゃったくらい、楽しませてもらっちゃいました。ただ、ずば抜けて明るいキャラクターなので、テンションを一気に上げることに苦労しました。朝から気合いを入れていき、終わると力尽きて一気に眠くなる……。それくらい集中力を要する役柄でした。

限界を感じたとき
芝居の奥深さを知った

作品一つひとつに関わるたびに、何か必ず刺激や影響を受けています。その中でも、特に役者というシゴトの岐路となったと感じている作品は2015年に出演した昼ドラ『明日もきっと、おいしいご飯〜銀のスプーン〜』です。撮影に入る前に周囲から「昼ドラは大変だぞ〜」と聞いていて、心の準備はしているつもりでしたが、実際に現場に入ると、ホントに大変……。まずはセリフ量が多く、十数ページにわたるシーンを一発で撮影するのは当たり前でした。撮影時間も長くて、寝不足の日々が続きました。それまで「自分には限界はない」と思っていたのですが、日々の慌ただしいスケジュールに追われ、限界を感じざるを得ませんでした。それを乗り越えられたのはドラマに関わる役者、スタッフさんすべての人から作品に対する愛情と温かさを感じることができたからです。この作品を通して、芝居をする楽しさを知り、もっと芝居を深堀するために努力しなければいけないということに気づきました。新しい現場に入るときには「アレを乗り越えたから大丈夫」と高をくくるのですが、毎回新しい壁にぶつかっています(苦) でも大変だと思う反面、芝居のやりがいに繋がっています。

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ショウガで集中力をアップ!
大事な撮影の前やスケジュールが重なって体がきついなと感じるときに、ショウガを食べるようにしています。あの「生姜」です(笑) 体がぽかぽか温まると、自然に集中力が高まります。ショウガの欠片が入ったポケットサイズのおやつを、常にカバンにインしてるんです! 2017 April 高杉真宙

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