川栄李奈

RINA KAWAEI
女優

何をしたいわけでもなかったのに やりたいことがみつかったら なんだか、欲張りになってきたみたいです

2015年にAKB48を卒業した女優、川栄李奈が『an』に初登場。国民的アイドルの一員、バラエティ番組のおバカキャラというイメージから一転、初舞台『AZUMI 幕末編』では、高い演技力が評価され、その後、さまざまな作品に登場。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』への出演で、豪華俳優陣と名を連ね、女優としての知名度を一気に押し上げた。天性の女優、川栄李奈がこの道を選んだ理由。

ノリで受けて合格
ほかにすることもない!?

友だちに誘われてAKB48のオーディションを受けたことが芸能界に入ったきっかけです。それまで芸能界に興味を持ったことはありませんでしたが、ノリと遊び感覚で応募してみました。結果、オーディションに通ってしまいAKB48に所属するのですが、しばらくの間は「受かっちゃったから、やるしかないだろう」という気持ち。なんとなく稽古場に通い、レッスンを受けていました。でも続けながら、大変なダンスを覚えてコンサートで披露するようになると、だんだんとおもしろさを覚えるようになりました。将来もずっと続けていきたいとハッキリと感じたのは、お芝居をするようになってからです。お芝居の楽しさは「別人になれる」こと。普段あまり自分の意見を口にするのが得意ではないんですが、一度「役をもらう」と、役柄を通してその子の思っていることを表現することができるようになります。初めてお芝居をしたときから、表現することの魅力に心を奪われました。今まで携わってきて、印象的な作品はドラマ『ごめんね青春!』です。学園ドラマですから、周りは同世代の若い子たちばかり。本当の学校みたいに騒がしくて楽しかったことを覚えています。実は、現場に入るまでは若い俳優さんが集結すると、ライバルという感覚が強くてバチバチするのかなというイメージがありました。でも、ぜんぜん違いました。現場では全員がお互いのことを褒め合い、このシーンはどうしたらよくなるかなどの話し合いも行われる和気あいあいとした雰囲気。私は当時AKB48に所属していたのですが、「AKB48らしくないね」と言われていました(笑)女の子がたくさん集まっているAKB48は怖いイメージを持たれていたみたいなんですよね。あとは、役者だけをやっている子たちからしたら、AKB48で活動している私は、最初は違うジャンルだと思われていたみたいです。そんな皆さんからの想像をいい意味で壊しながら、3ヶ月とても濃い時間を過ごしました。そして、本当の同級生のような関係性を築くことができ、今でも連絡を取り合うくらい仲良くしています。

目標だった「朝ドラ」出演
森田屋は本当の家族みたい

お芝居のシゴトを始めてから「朝ドラ」に出演することは目標のひとつとして常に持っていました。朝ドラって、おじいちゃんもおばあちゃんも若い人も誰もが見ていて、「国民の習慣」のようなドラマっていう感じがしていたんですよね。朝ドラ=すごい。だから出たい、みたいな(笑)『とと姉ちゃん』で、深川のお弁当屋・森田屋のひとり娘、富江として出演できたことは、とてもうれしかったです。朝ドラの撮影は長期間にわたるため、キャストの皆さんがとても仲良くなるというお話を事前に聞いていましたから、とても楽しみな気持ちで現場に入りました。そしてその通り!森田屋は本当の家族のような関係性だった気がしています。私のお父さん役のピエール瀧さんとおばあちゃん役の秋野暢子さんを筆頭に「森田屋の考えていることはこうだと思う」と監督にお話をしている姿があったり、「森田屋は自由な家族だぜ」とピエールさんが引っ張ってくれたり。女優として、ありがたいアドバイスもたくさんいただきました。印象的なのは、私が小橋家の次女である鞠子ちゃんの制服を盗んでしまって謝るというシーン。そのとき、秋野さんが「盗んでしまったんだから、まずは小橋家のほうを向いて謝りなさい」と。このアドバイス、本当のおばあちゃんが孫を教育するときのようじゃないですか?こんなに間近で大先輩と一緒になって、長期にわたって出演させてもらえたことは本当にありがたい経験です。

AKB48を卒業して1年
大変だと思ったことは一度もない

2015年の夏にAKB48を卒業して、1年ちょっと過ぎました。この1年を振り返ってみると、私にとって初舞台となる『AZUMI 幕末編』に主演として立ち、目標だった「朝ドラ」に出演し、ほかにもたくさん役をいただいて、あっという間に時間が過ぎていったという感覚です。今後、主役をやりたいとか目立ちたいという願望はそれほどなく、いろんな役柄に挑戦して、多くの経験を積んでいきたいと思っています。今のうちに演じておきたいのは、若い役です。25歳くらいを過ぎると学生服を着るのが厳しくなりそうだから、できるうちにいっぱい若い女の子のキャラクターを演じてみたいです。お芝居は、自分が生まれて初めて「やりたい」と思ったシゴトです。だからですかね、一度も大変だと思ったことはないんです。難しいと思うことはありますが、圧倒的に「楽しい」という気持ちが勝っています。毎回、いただいた役のことを考えながら「この子はこういう感じだな、よし!」って、それだけを繰り返しながら現場に向かっています。

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