志尊 淳

Jun Shison
俳優

仲間同士で切磋琢磨し、成長していくことは
本当に素晴らしく、刺激的です

イケメン俳優の登竜門と言われる特撮番組で『烈車戦隊トッキュウジャー』のレッドを演じ、ブレイク街道まっしぐらの注目株俳優、志尊淳が『an』に初登場。王子さまのような柔らかい雰囲気をまとう一方で、シゴトに対してはあふれんばかりの闘争心、誰にも負けない熱を持っている。「頑張りたい」すべての人、必読。志尊淳のシゴト論。

2ヶ月で18キロの減量!
街を歩くとスカウトの嵐?

中学生のとき、部活を引退したタイミングで新たな目標をつくりたいという単純な気持ちでダイエットを開始しました。それが、芸能界に入る大きなきっかけになったと思います。僕は1度決めたら病的なレベルで没頭するタイプ。しかもダイエットは、数字でわかりやすく成果が出るので、少し痩せると「もっと減量したい」と、どんどんのめりこむようになりました。体重計に乗るのが楽しくなっていましたね。その結果、2ヶ月で18キロの減量に成功しました。ダイエット成功後は、街を歩くといろんな芸能事務所からスカウトを受けるようになりました。それだけで何か認められているような気がして、勝手に照れてましたね。でも、事務所に入って芸能活動するということがどういうことなのかよくわかっていませんでした。まずは、軽~い気持ちで友だちと読者モデルの活動をすることに。すると、モデルの仲間同士で切磋琢磨しながらはたらいている時間が楽しくなっていき、芸能活動の幅を広げてみたいと思うようになりました。自分が載っていた雑誌の裏に掲載されていたオーディションを受け、今の事務所の養成所に通うようになったのが、俳優への道の第一歩です。

養成所に通い2ヶ月
異例のスピードデビュー!

養成所に入ると、通常は1~2年間のレッスンを受けて、卒業後、芸能プロダクションに所属していきます。しかし、僕は入学してから2ヶ月ほど経ったころに行われた発表会で1位をもらい、オーディションを受ける機会をいただきました。そして、オーディションに合格。養成所に通いながら事務所に所属し、俳優デビューすることになりました。デビューが決まっても養成所は卒業まで通い続けました。理由は、キャリアのある役者さんたちと同じ「板」の上に立つためには、できる限りのことを吸収したいという気持ちが強かったから。当時は、ほかの役者さんよりも圧倒的に遅れていましたが、それは観客の皆さんには関係のないこと。デビュー作だから大目に見ようなんて人はいないし、反対に甘く見られるのも悔しい。最初だからこそ、僕はできる! と証明したいと思っていたんです。だから、稽古の合間に養成所に通い、稽古から帰宅した後には、睡眠時間を削り、自宅でダンスの自主練習を行いました。今、当時の舞台を見たら冷汗が出るほど恥ずかしいんですが、間違いなくあのときは、全力で打ち込んでいました。それは、自信を持って言えます。

伝説のドラマと言われたい!

昨年出演した『表参道高校合唱部!』は、初めての学園ドラマです。同じ道を志す同世代の仲間たちと過ごした最高の時間で、今でも強く心の中に残っています。3ヶ月間の放送だったけど、合唱の練習時間を含めると約半年間、みんなと一緒の時間を過ごしました。メンバーとは、今でもすごく仲が良くて、堀井新太や泉澤祐希という20歳を越えている男子メンバーとは、しょっちゅう飲みに行って近況報告をしています。ドラマ撮影当時も、みんなで芝居について腹を割って話す機会が多くありました。シゴトに対する考えかたを聞き、ひたむきに芝居をする姿を間近で見ていると、全員に尊敬できる部分をたくさん見つけることができました。たとえば、ヒロイン役を務めた芳根京子ちゃんは、主人公として誰よりもプレッシャーを背負いながらも、いつも現場でニコニコしている。彼女から弱音を聞いたことがないし、素晴らしい人間性を持っている子だなっていつも感心していました。彼らはライバルではなくて、仲間。作品が終わった今でも、メンバーが活躍している姿を見るのがすごくうれしいです。おそらく、みんなもそんな気持ちだと思うので、誰かがオーディションに受かったなんて話を聞いたら「マジで!万歳!!」って心の底からお祝いすると思います。先日、堀井くんと泉澤くんと集まったときに、将来「Wikipedia」で『表参道高校合唱部!』を検索したら、「すごい豪華なキャストが出てる!」と感動されるような役者を目指そうよ!という目標を語り合いました。同世代の仲間が切磋琢磨しあっていく過程は本当に刺激的です。仲間たちが頑張る姿に幸せを感じるとき、同時に僕は自分に立ち返り、自分の信念を大切にしていこう、と改めて感じています