柳楽優弥

Yuya Yagira
俳優

憧れはたくさんあります。 それに向かって、僕という素材はどこまでチャレンジできるのか――。 一所懸命、取り組むだけです

14歳にして衝撃の映画デビューを飾った俳優、柳楽優弥。映画『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭男優賞を手にしてから10年。高い演技力と独特の存在感、強烈な眼力で見る人の心をわしづかみにし、離さない。天才子役から、演技派俳優へ――。今、圧倒的に「観たい俳優」、柳楽優弥にとってのシゴトとは。

豪華すぎるゆとり代表
最高の機会を楽しみたい

ドラマ『ゆとりですがなにか』では、岡田将生くん、松坂桃李くんとのトリプル主演として出演しています。実は今まで、同世代の俳優と共に、ガッツリ芝居をするという経験があまりなかったので、今回、最高の機会を与えてもらったなと、うれしく思っています。撮影前には、3人で食事に行ってシゴトの話……というよりは、プライベートの話で盛り上がっちゃいましたが(笑) カメラが回ったら、ただの同世代の仲良しグループではなくて、俳優同士という意識でお互い高め合っていきたいですね。撮影を進めながら、作品の話もたくさんできる関係性に成長できたらと楽しみにしています。宮藤官九郎さんの作品に携われるということも、喜びのひとつ。僕は宮藤さんの脚本の大ファン。映画『GO』はとても好きな作品で、あの世界観に刺激を受けて、背中を押され、俳優業を頑張りたいと思ったことがあります。今回の『ゆとりですがなにか』の中でも、ひとつのセリフがいろんな意味を持ったり、想像もつかないところから核心をついてきたりする宮藤さんの世界観がさく裂しています。ほどよい緊張感を持ちながら、この時間をしっかり楽しみたいです。

全員がゴールに向かう
素晴らしい空気感を体感

映画『ディストラクション・ベイビーズ』は、近年出演した作品の中で、特に印象に残る作品となりました。監督の真利子哲也さんにとっては、商業映画デビュー作品ありながら、第一線で活躍する豪華な出演者たちが揃いました。その中で主演を演じさせてもらえたことに対して、光栄な気持ちでいっぱいです。監督とは何度も2人きりでディスカッションを行い、台本に書いていない監督の描きたいものを明確にする過程がありました。そこでは、監督の映画に対する純粋な気持ちがダイレクトに伝わってくる感覚があり、グッときました。リハーサルを何度も重ね、撮影はオールロケ。さらにシナリオ通り、すべて順撮りで行われました。贅沢に時間をかけながら、精神的にも技術的にも丁寧に作品に取り組むことができました。現場では、監督を中心に、共演者、スタッフさん、全員が団結して同じゴールに向かっているという空気が充満。そこには、心地良い緊張感があり、僕にとってはとても恵まれた環境でした。役柄も、今までにない挑戦となってます、ぜひ多くの人に観ていただけたらうれしいですね。ケンカがとても多い作品ですけど、もちろんちゃんと演技です、心配しないで観てください(笑)

1年間のアルバイト経験
後悔するほど大変でした

14歳で映画デビューして、10代は生活のほとんどが俳優のシゴトばかりでした。そんなとき思っていたのが、学生のみんながするような「普通」のことをしてみたいということ。俳優はいろいろな感覚を持っていることが大事で、普段をどう「生きている」かが映像に「活きてくる」と考えています。感覚の経験値を増やすために、たとえばバイトをしてみたい。そう願っていました。そして20歳になったころに、その夢が叶ってしまったんです。内容は車のディーラーでの洗車のシゴト。その後は、飲食店でのホールスタッフも経験しました。バイト期間は約1年。正直、バイトをしたいなんて願わなければよかったと今でも思うほど、めちゃくちゃ大変でした(笑) でもバイトを通して吸収した感覚はとても貴重なもので、その感覚を俳優として作品に還元して皆さんに届けたいし、そうしなければいけないと思っています。今は30代、40代にこういう俳優になっていたいという目標を細かく設定しています。周りにはたくさんのカッコいい俳優さんがいて、その背中を見ながら、ああなりたい、こうなりたい、とたくさんの憧れが日々増えていきます。それに対して、僕という素材はどこまでチャレンジして、どういう形を残せるのか。目標を成し遂げるためには、単純に、なんていうか――、これからも毎日ひとつずつ、必死に取り組んでいきたいです。

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