お客さまの洋服をおしゃれにコーディネートする4つのポイント

アパレルショップの販売員は、お店に訪れるさまざまなお客さまにコーディネートを提案します。お客さまに似合う、おしゃれなコーディネートを提案するのは簡単なことではありません。上手なコーディネートを提案できるようになるには、どのような知識を身につけておけば良いのでしょうか?

今回はアパレルショップ販売員のアルバイトを目指す人を対象に、お客さまの洋服をおしゃれにコーディネートするポイントを4つご紹介します。

ポイント1:体型のパターンを把握する

1つ目のポイントは体型のパターンを把握し、お客さまそれぞれの特徴に合ったコーディネートを提案することです。日本人に多いとされている体型パターンを4つご紹介します。

●A型

この体型の人は、上半身に比べてお尻や太ももなど下半身にボリュームがあるのが特徴です。上半身に視線を集めることがA型パターンのコーディネートのコツです。

女性の場合はリボンやフリルがついたものを選んでトップスにボリュームを出し、男性の場合はシャツにジャケットなどを合わせて上半身に厚みを出します。Vネックなどは避け、首まわりが詰まったものを選ぶと良いでしょう。マフラーやストールを取り入れても似合います。

ボトムスは体にフィットするものよりもAラインやハイウエストのもの、色は引き締め効果のある濃いもの、柄ではなく無地を選ぶと下半身が目立ちません。

●I型

I型体型はずん胴といわれることが多く、体のラインにメリハリが少ないのが特徴です。全体的にスリムでシャープな印象を与えますが、なかにはお腹だけがポッコリしている人も見られます。

ボディラインの出にくいふわっとした服やゆったりしたニット素材のものなどを着用し、足首や手首といった細い部分を見せて対比させることで細く見せることができます。スカートよりもパンツスタイルが似合い、ゆるめのジーンズを腰履きしても良いでしょう。

この体型の人は洗練された雰囲気があるので、シンプルですっきりしたスタイルもおしゃれに着こなします。

●X型

上半身にも下半身にもボリュームがあり、ぽっちゃり体型に見えてしまうと感じているのがX型の人です。この体型はくびれがあるので、ウエストをベルトでマークしたりシャツをボトムスにインしたりするような、ボディラインにメリハリをつけたスタイルが似合います。

女性はボトムスにマーメイドラインなどの裾が広がっているスカートを選ぶと、女性らしい印象を活かせます。トップスは、首まわりが丸く大きめに開いたものを選ぶとシルエットがきれいです。柄物を着用するときはストライプやボーダーのような直線を使ったデザインよりも、花柄やドットなどを選ぶようにしましょう。

男性もダボダボのカジュアルな服ではなく、かっちりとしてウエストが絞られたスタイルがおすすめです。

●V型

V型は上半身に脂肪がつきやすく、肩幅の広さや二の腕の太さを気にしている人が多い体型です。下半身はそれほど太くないため、がっちりして見えてしまうのが悩みです。

V型の人は、上半身をスリムに見せるため、Vネックを選んだりシャツのボタンを開けたりして首まわりをすっきりさせましょう。手首を隠さず、7分丈や8分丈といった短い袖丈を選ぶのもスッキリ見せるコツです。

男性の場合は、シャツの袖を少しロールアップしたり、ジャケットの丈を短くしたりすると体全体のバランスが取りやすくなります。ボトムスにはAラインやフレアスカートを合わせると、スタイルよく着こなせます。

ポイント2:洋服のシルエットを把握する

2つ目のポイントは、洋服のシルエットを知っておくことです。お客さまの体型に合わせたシルエットを提案するのも大切なスキルです。

●スレンダーライン

スレンダーラインは名前の通り、ほっそりと体に沿ったデザインのことをいいます。ワンピースやロングスカート、ロングコートなどに使われます。着ている人をスレンダーに見せてくれます。背が高く細身の人におすすめで、体型がI型の人に合うシルエットです。

●ストレートライン

ストレートラインはバストやくびれを強調せず、上から下まで直線的でまっすぐなデザインが特徴です。ワンピースや、ロングコートによく使われます。 体型パターンではI型や、上半身にボリュームのあるV型の人もすっきり見せられるのでおすすめです。

●ナチュラルシルエット

全体的に自然なシルエットのことをナチュラルシルエットと呼びます。ウエストの位置を変えたり、強調したりせず、楽に着られることもこのデザインの特徴です。ボディラインにメリハリをつけたスタイルの似合うX型の人は避けたほうが良いでしょう。

●Aライン

アルファベットの「A」に似たシルエットで、裾に向かって広がるラインをAラインといいます。ファッションの基本のラインのひとつで、一番美しく見えるのは、上下のボリュームバランスを上3:下7でまとめることです。下半身を気にしている人が多いA型体型の人や、V型体型の人におすすめです。

●コクーンシルエット

「コクーン」は繭という意味で、繭のように丸く包み込むような形が特徴です。ワンピースやコートでよく使われます。ボリュームのある下半身をカバーしてくれるので、お腹まわりやヒップにボリュームのあるA型体型の人に似合います。

●マーメイドライン

膝上くらいまではフィットしたシルエットで、膝から下にかけては魚の尾びれのように広がっているラインです。人魚のように見えることからこの名前がつけられました。くびれが強調されるスタイルで、X型の人が持ち味を活かせるシルエットです。背が高い人も着こなしやすく、I型の人が着ても女性らしく見せてくれます。

●プリンセスライン

ウエストに切り替えがなく、上半身はフィットさせて裾にかけて広がりをもたせたシルエットのことをいいます。全身のバランスをきれいに見せるデザインが特徴で、ワンピースやコートに多く使われます。どのような体型の人にも合いますが、特に下半身を気にするA型、X型の人におすすめです。

ポイント3:カラーの組み合わせ方の基本

3つ目のポイントは、カラーの組み合わせの基本を知ることです。色彩の基本を押さえ、配色のコツを知っておくと、コーディネートに活かすことができます。

●12色相環とは

コーディネートでカラーの組み合わせを考えるとき役立つのが色相環です。色相環は12種類の色を順番にリング状に並べ、その位置から配色を考えられるようにしたものです。

色相環の基本的なカラーは、赤・黄・緑・青・紫の5色です。この5色の間に色相(色調)の変化が等しく感じられるように、その中間となる色を配置します。たとえば、赤と黄色の間ならオレンジ、紫と赤の間には赤紫という具合です。色相環で反対側の位置にあるカラーは「補色」と呼ばれます。

●コーディネートに必要な3つのカラーとベストな割合

コーディネートに必要な3つのカラーとは「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」です。3つのカラーを取り入れる際には、それぞれベストな割合があります。

ベースカラーは、全体の基本となる色です。支配色でもあり、コーディネートのイメージを決める重要なカラーで、全体の7割程度を占めます。アソートカラーはベースカラーを引き立てる役割を持つ色です。全体の2〜3割程度を占めます。

アクセントカラーは、コーディネート全体のアクセントとなります。使用面積は1割程度にとどめ、ベースカラーよりも目立つ色や対照的な色を使うと、コーディネートにメリハリが出ます。

●配色のコツ

コーディネートで実際に使用するカラーは3色程度にとどめ、補色の関係にあるカラーを組み合わせないようにすると、上手くまとまります。

また、同系色のカラーは隣り合わせの配置にならないように、トップスと靴、帽子とボトムスといった具合に配色するのもポイントです。カラーの組み合わせを考えるときは、まずベースカラーを決め、それを引き立てるアソートカラー、最後にアクセントカラーの順番で決めていきましょう。

ポイント4:プリント・柄を上手に取り入れる

4つ目のポイントは、柄を上手く取り入れることです。カラーや面積、種類など、柄の取り入れ方にもコツがあります。

●プリント・柄の種類

洋服によく使われるプリントや柄にはさまざまな種類がありますが、取り入れやすい定番の柄は、花柄やチェック、ボーダー、ドット、千鳥格子などです。これらの定番柄は、パターンが規則的なため、プリントが苦手な人でもコーディネートしやすいでしょう。

また、アニマル柄などのユニークなプリントもコーディネートのワンポイントとしてよく使われています。

●コーディネートに取り入れるコツ

最近トレンドとなっている「柄」×「柄」を取り入れる場合は、アイテムのベースカラーを揃えると上手にまとまります。また、目立たせる柄と目立たせない柄を意識して、柄の大小でメリハリをつけましょう。

コーディネートには幅広い知識を身につけることも大切

お客さまに似合うコーディネートを提案するには、体型や洋服のシルエット、配色、柄と幅広い知識を身につけておくことが大切です。

また、流行しているコーディネートを提案するためには、シーズンごとのトレンド情報を集めたり、売れ筋商品を調査したりする努力も必要です。基礎知識を習得し、お客さまの体型や好みのカラーを踏まえてアドバイスすることで、お客さまに本当に喜んでもらうことができるコーディネートを提案できます。

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