アパレル業界の繁忙期と閑散期|はたらき方がこんなに違う!

アパレル業界の繁忙期と閑散期では、はたらき方が大きく違います。シーズンによって販売スタイルやセール内容も異なるため、その違いを事前に心得て、応募する前から自分にとってどんなはたらき方がベストなのかを考えることが大切です。

今回は、アパレル店舗でのアルバイトを志望している人のために、アパレル業界の繁忙期と閑散期の違いをご紹介します。

アパレル店舗の1年の流れ

まずは、アパレル店舗の年間スケジュールをお伝えします。シーズンごとにどんなスケジュールがあるのか詳しく見ていきましょう。

●春シーズン(2月~4月)

2月になると、春物が並び始めます。春のイベントである卒業・入学・入社シーズンに向けて、フォーマルファッションが打ち出されます。それと同時に、今までセールで店頭に並んでいた冬物は、さらに値下がりします。4月は夏物が出始める時期です。四季を通して季節の変わり目は店頭に並べる商品の入れ替え作業で一気に忙しくなります。

●夏シーズン(5月~7月)

特にイベントが多いシーズンです。5月は母の日があるため、プレゼント用の洋服や小物が数多く市場に出回ります。また、梅雨の時季は、レインコートや防水加工されている洋服なども出始めます。6月は父の日があり、母の日と同様にプレゼント用の洋服や小物が店頭に並びます。

夏は、海水浴ファッションのニーズが高まるため、水着やサングラス、帽子、サンダルなどが販売されます。7月に入るころには夏物のセール期、つまり繁忙期が始まるため、新しいアイテムが次々に投入され、商品の入れ替わりが速くなります。

●秋シーズン(8月~10月)

8月は夏のバーゲンが最盛期を迎えます。秋物の商品と入れ替わりの時期になるので、夏物はどんどん価格を下げ、在庫処分セールが始まるころです。

9月には敬老の日があるため、祖父母に感謝を伝えるプレゼント用の洋服などが店頭に並びます。この時期は秋物のファッションに入れ替わるシーズンなので、売れ残っている夏物はすべて売り切ってしまいたい時期です。

●冬シーズン(11月~1月)

冬はクリスマスやお正月などのイベントや、いわゆる冬のボーナス支給時期が重なっており、消費者の購買意欲が高まるため、アパレル店舗にとっては稼ぎ時です。

単価が高く回転率の速い冬用のコートやブーツなどが売れる時期でもあり、店舗内は品出しや欠品の補充作業で忙しくなります。

繁忙期と閑散期がある理由

年間スケジュールを見ただけでも、セール期の忙しさが目に浮かぶのではないでしょうか。ここからは、アパレル業界の繁忙期と閑散期の違いについてお伝えします。

●なぜ売上に波があるのか

流行や季節を先取りしているアパレル業界ですが、そもそもなぜ年間の売上に波があるのでしょうか。実は日本にある「四季」が売上を大きく左右しています。

季節の変わり目には、前のシーズンの商品を消化し、なるべく早く次のシーズンの新商品を店頭に並べる必要があります。売り切るために前のシーズンの商品を値下げしてセールを行うため、来店するお客さまの数が増え、売上が伸びます。

また、平日に仕事をしている人が多いため、買い物は土日や祝日、連休に集中します。そのぶん、平日よりも売上が高くなります。

●繁忙期とは

繁忙期とは、売上予算や実績が高い時期のことです。予算に合わせて販売スタッフも忙しくなります。

地域の気温や特性にも多少左右されますが、3月~5月、9月~11月、年末年始のセール期が一般的な繁忙期です。アパレル店舗はこの時期に忙しくなり作業量に合わせて人員を増やすので、販売スタッフにとっては一番の稼ぎ時です。

●閑散期とは

アパレル業界には、予算と売上が低い閑散期もあります。セールが開催される繁忙期と比べてお客さまの数や業務量が少なく、比較的余裕が生まれやすい時期です。

予算の都合上、お店では人件費削減のためにシフトの調整をするので、スタッフがまとまった休みを取るのに最適です。年末年始を除く12月~2月、6月~8月が、アパレル業界の一般的な閑散期とされています。

繁忙期のはたらき方

アパレル業界の繁忙期の具体的なはたらき方と業務の内容についてご紹介します。

●売場のメンテナンス

売場のメンテナンスは繁忙期の重要な業務です。商品整理やレイアウト変更で売場を魅力的に見せます。毎日の品出しも欠かせません。

繁忙期は商品の回転率が上がるので、定期的に品出しをしないと売上のチャンスを逃してしまうことになります。どの時間帯のお客さまにも満足してもらえるよう、サイズやカラーの欠品がなく、ボリューム感のある売場を維持する必要があります。

基本的なことですが、売場やトイレの清掃も忙しいからといっておざなりにしてはいけません。繁忙期だからこそ、お客さまに気持ちよく買い物をしてもらえる清潔な売場を実現することが大切です。

●毎日の情報共有

ニーズのある商品を並べるだけではなく、確かな商品知識を持って接客するための情報共有も重要です。セール期にブランドが一番打ち出したいアイテムは何か、始業前に毎朝しっかり確認します。

●人員調整・出勤要請

仕事量が増える繁忙期は人手不足になりやすいため、出勤要請や残業依頼などをして、十分な人員を確保しなければなりません。売場だけでなく、品出しや清掃など、少しでも多くのスタッフに協力してもらいます。アパレル業界の繁忙期は、多めのシフトに入ることができるので、バイトの人もたくさん稼げるうれしい時期です。

閑散期のはたらき方

閑散期にもその時期ならではのはたらき方があります。この時期を有効活用することで、次のシーズンの売上が大きく変わります。

●繁忙期に行われるセールの前準備

閑散期は、次の繁忙期に向けての準備をする大切な時期。新しい人材を採用し、一人前の販売員として活躍できるよう育成します。控えている次期セールの情報も、すべてのスタッフにしっかりと共有し、確かな稼働・販売計画を立てます。

●繁忙期の振り返り

繁忙期中はまとまった時間を使ってミーティングするのが難しいため、比較的時間に余裕のある閑散期にセール期間の売上実績の確認や、反省点の洗い出しなどを行います。業務改善提案をまとめ、次回に活かすことが大切です。

また、閑散期は作業人員がそれほど必要ではなくなるため、販売員にとってはまとまった休暇をとる絶好のチャンスです。友だちと遊んだり旅行に出かけたりと、プライベートを充実させることができます。

繁忙期と閑散期のはたらき方の違いを楽しもう!

アパレル店舗の繁忙期と閑散期は、どちらの時期にもメリットがあります。

これからアパレル販売員のバイトを始める人は、アパレル店舗の年間スケジュールや繁忙期・閑散期それぞれのはたらき方を知り、自分らしいはたらき方ができるようにシフトを調整するのが良いでしょう。

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