塾講師のバイトで大切な教え方のコツ|成績を伸ばす4つのポイント

「塾講師のバイトをしてみたいけど、上手に教えられるだろうか?」と不安に思っている人はいませんか?そんな人のために、生徒の成績を伸ばす4つのポイントをお伝えします。バイトとはいえ、生徒にとってはプロの講師ですから、教える技術を身につける努力はとても大事です。授業ですぐに使える実践的なテクニックもありますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ポイント1:生徒から好かれる塾講師になる

成績を伸ばす1つ目のポイントは「生徒から好かれる塾講師になる」ことです。教えるための前提条件は生徒から好かれることであり、それが生徒の授業態度や成績に影響を与えます。

生徒から好かれるということは、単純に人気講師になることだけを意味するのではありません。自分が中学生や高校生のときを思い出してみてください。好きな先生の授業は一生懸命に理解しようと頑張ったり、積極的に質問したりという経験はありませんか?逆に嫌いな先生の授業になると、「教科書を開くのも嫌」などということがあったのではないでしょうか?

その結果、好きな先生が教える科目は成績が上がり、嫌いな先生の科目は勉強する気にもならず、成績が落ちてしまうということになりかねません。このように、生徒に好かれるということは人気取りという意味ではなく、生徒の学習意欲や成績の向上に大きな影響を与えるのです。

では、どのようにすれば生徒から信頼され、好かれる講師になれるのでしょうか?

ひとつは授業以外のコミュニケーションを大切にすることです。生徒が塾に来たら、講師である自分のほうから元気よく挨拶をしたり、声をかけたりしてあげてください。

また、共通の話題を見つけることができると、会話の幅も広がります。「何が好きなの?」と生徒のことを知ろうとする姿勢があれば、共通の話題を見つけることは簡単です。相手が打ち解けてくれないときは、自分のことを話すと良いでしょう。その際、必ず笑顔を心がけてください。表情が怖いと生徒も怖がってなかなか話しにくくなります。

もうひとつは、忙しそうな態度をできるだけ見せないようにしましょう。気遣いのできる優しい生徒ほど「先生が忙しそうだから聞きにくくて……」と質問することを遠慮してしまいます。生徒の立場になって考えると、授業時間以外は生徒のことに見向きもしない先生なんて嫌ですよね。

生徒の多くは大人に対して人見知りするものです。そんな生徒に対して「私はあなたに興味を持っていますよ」と塾講師側からアクションすることが大事なのです。そうすることで、少しずつ生徒のほうから話しかけてくれるようになります。

ポイント2:生徒のモチベーションを落とさない

2つ目のポイントは「生徒のモチベーションを落とさない」ことです。学習効果とモチベーションには大きな関係があります。モチベーションを高く維持させることで、学習効果を得ることができます。

生徒を教えていると、勉強に時間をかけているはずなのになかなか結果が出ないということはよくあります。そんなとき、教えている講師は「どうしてこんな問題もできないんだ」と怒ってしまいがちです。

しかし、そうすると生徒はプレッシャーを感じ、勉強に対するモチベーションが低くなり、学習効果が下がるという負のスパイラルに陥ってしまいます。

それを防ぐためには、褒めるということを意識してください。「いつも頑張っているね」など、簡単な言葉でも構いません。仮に成績が上がらなくても「単語を覚えなさい」「もっと勉強しなさい」と命令口調でいうのではなく、「先生も付き合うから一緒に頑張ろう」など、協力して取り組む姿勢を伝えるようにしましょう。

接し方が難しいのは、すでにやる気が落ちてしまっている生徒に対してです。勉強が苦手な生徒に多いのですが、褒められたり、人から気にかけられたりする経験が少ない生徒のモチベーションを上げるには、スモールステップで小さな成功体験を積んでもらうことです。

具体的には小テストのレベルを下げて満点をとらせてあげましょう。その子のレベルに合わせてテストをつくれば、満点をとるのはそれほど難しくないはず。その上で、満点をとれたら大げさなくらいに褒めましょう。

また、勉強以外の雑談をしてコミュニケーションの頻度を増やすと、「自分は気にかけてもらえているんだ」と感じて、それだけでやる気になる生徒もたくさんいます。元気がないときは「どうしたの?何かあったの?」と原因を聞いてみましょう。責めてはいけません。答えてくれなくても、親身になって聞く姿勢が大事なのです。そうやって生徒との信頼関係を少しずつ築いていきましょう。

ポイント3:時間を区切って授業を進める

大切な教え方の3つ目のポイントは「時間を区切って授業を進める」ことです。時間を区切ることで生徒の集中力を維持でき、授業に緊張が生まれます。

「パーキンソンの法則」を聞いたことがあるでしょうか?パーキンソンの法則とはイギリスの歴史・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンがその著書に記したもので、有名なものは、

第1法則「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
第2法則「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」


というものです。もともとは官僚組織の無駄を指摘したものですが、簡単に説明すると、「人間は仕事のために与えられた分の時間やお金を余らせずにすべて使ってしまう」ということです。たとえば、ある仕事に対して時間が多くあると、その分ゆっくりと仕事をしてしまい、かえって生産性が落ちることを意味します。

たとえば、ある仕事に対して時間が多くあると、その分ゆっくりと仕事をしてしまい、かえって生産性が落ちることを意味します。

暗記をさせるときも短い時間を設定してみましょう。制限時間はその生徒にできるギリギリのラインを設定し、すぐにテストをして、答えられたら褒めるようにします。暗記力が弱い生徒にはそれを繰り返すことで自信をつけさせることが大事です。

ポイント4:塾外の時間にすべきことを教える

生徒の成績を伸ばす4つ目のポイントは「塾外の時間にすべきことを教える」ことです。家にいるときに何をするべきかを教えることで、学習の成果を総合的に高めることができます。

その理由は、どんなに上手に授業をしても、生徒の多くはその場限りでわかっただけで、2日もすればほとんどの内容を忘れてしまうからです。授業の時間は生徒の生活のほんの一部であり、家に帰ったらまったく勉強をしないのでは成績は上がりません。授業で教えたことを定着させるために、家での勉強時間を指示するなど、塾以外での時間の使い方をアドバイスすることも大切です。

その際、大事なことは生徒が自発的に勉強するように習慣づけを行うことです。少し大変かもしれませんが、1週間ごとに学習スケジュールを立ててあげると良いでしょう。

ここで注意したいのは、自分の教える科目だけではなく、科目全体を見る必要があるということです。自分の担当教科以外の状況も把握し、ほかの科目の実力はどれくらいあるのか、その生徒が一番時間を割くべき科目はどれなのかを総合的に判断してスケジュールを立てることが重要なのです。

その上で、毎回の授業の最初に1週間の家庭学習スケジュールが実行できたかどうかを確認してからスタートしましょう。それを繰り返すことで、少しずつ習慣化していきます。

生徒のマネジメントが成績を伸ばすコツ

以上4つが生徒の成績を伸ばすポイントです。一見、授業そのものとは関係なさそうなこともあったので、驚いた人が多いかもしれませんね。

しかし、塾講師の仕事は授業だけにとどまらず、生徒の成績を上げ、志望校に合格させることです。授業は手段であって、目的ではないのです。むしろ塾講師としての腕の見せどころは、生徒のマネジメントにあると言っても過言ではありません。

生徒に好かれ信頼され、授業で疑問点を解決し、モチベーションを高め、家庭学習を管理する。それが生徒の成績を伸ばすポイントです。塾講師のバイトを始めるときは、この4つのポイントを意識すると良い結果につながるでしょう。

※2016年12月26日公開/2017年6月1日最終更新
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