知らなかった真実満載!コンビニバイト“丸ハダカ”通信
誰もが一度は必ずお世話になったことのある「コンビニ」。“シフトの融通がきく”“高校生からでもバイトOK”と、ちょっと気軽なイメージのあるコンビニバイトだが、“レジ打ちだけでつまらない”“商品陳列なんて単純作業だからなぁ~”などという巷の声もチラホラ。しかし! 真実はどうだ?仕事内容の実態はいまだナゾに包まれているコンビニバイトを暴くべく、編集部員・しずかねぇが潜入。コンビニバイトならではの得するエピソードや珍客遭遇体験など、キミのハートをわしづかみにする要素が盛りだくさん。これを読んだら、きっとコンビニで働きたくなるぞ~!!
【取材・文:鈴木 夕未 イラスト:もりい くすお 撮影:富田 絵美 編集部:しずかねぇ 制作日:2009/6/15】
バイト歴6年の吉村さんが教えてくれました!

ド素人状態で始めたコンビニバイト ワタシ、こんなに成長しちゃいました!
コンビニバイト歴6年、敏腕バイトが告白!こんなにスゴイ! 知られざるレジの秘密

 「レジを見れば、店員の熟練度がわかっちゃうんです」と、吉村さん。熟練バイトは、とにかくバーコード打ちと袋詰めが早くて丁寧。だからお客様の回転率もそれに比例して早くなる。商品を見ただけで、袋の種類や詰め方を一瞬で見極める。しかも、お客様の一挙一動で札なのか、釣り銭ありなのか、これから出すお金を予測できるのだとか。このほか“ノースリールール”という暗黙のルールも存在。これは、お客様を3人以上並ばせないというもの。2人目が並び始めたら、たとえ商品補充をしていても新しいレジにご案内することが鉄則だそう。お客様の動きを察知しながら動く…奥が深いぞ!


驚異のバーコード探し
商品を見ればどの位置にあるのか一目瞭然。スキャンしやすい角度もしっかり把握でバイト歴が長いほど早い!

早業神業!ワザあり袋詰め
短時間で商品の大きさや重さをチェックし、袋の中の建築計画を立てる。崩れにくく袋をもちやすく素早く詰める

レジは2人体制ブースへGO
急いでいるときは商品を袋に詰める人とレジ打ち専門がいる2人体制のレジへ並ぶべし。回転率がすこぶるいい
心理作戦!? それとも頭脳作戦!?これぞ究極の売れる極意!

レジ近陳列で購買欲増幅
コンビニに入ってきてすぐ目につくのがレジの近くや入口付近。レジに並んでいる間に気になって手にとり、思わず購入してしまうマジック☆

売りたい商品は左上から陳列
左から右へ目線を移動させる人間の身的機能で左上の商品が売れる。整然と同じ商品を目立つように陳列すると迫力満点で効果大

人も商品も“外見”が肝心
商品のロゴが見えるように陳列するのがポイント。袋のシワをなくすなど外見をきれいにすれば◎。人はきれいなものに目がいくそう

カラフルに着飾るのもカギ
売りたい商品や新商品によく使うのがPOP。色とりどりのペンでちょい丸めの手描き文字やイラスト、フキダシなどを入れると効果UP!


シーズン・時間帯・客層で売れるモノがこんなに違う!

 「コンビニバイトってトレンドをイチ早くキャッチできるって知っていましたぁ?」という吉村さん。熟練バイトだからこそ目のつけどころが違うのかと思いきや、3ヵ月もすればだいたい傾向が
つかめてくるのだそう。基本的に、どのコンビニにも常時2500点以上の商品が並んでいる。
その中には必ず新作が登場。「6~8月はジャンク系、10~11月はチョコ系の新作が続々登場するんです。だからそのシーズンには新作の売れ行きはいいですよね。昼と夜でも売れるモノが違ってきますよ。昼は学生中心でワンコインで買えるもの、夜は社会人のお客様が多く来店されるので単価が高いんです。同じ緑茶でもヘルシー志向の高いものとか(笑)」。そのほかでは、ビジュアル系バンドのイベントがあるときはミネラルウォーター、アイドル系のときは若い女の子が多いせいか、ひと口サイズのチョコ類が売れるらしい。どんな職業や年代の人にうける商品なのか、肌で実感できるコンビニバイトは、トレンドに敏感になること間違いなし!



ザ・スクープ!編集部しずかねぇがキャッチした、ぜ~んぶ見せます コイバナ&名珍客集3連発
ソフトタッチ&目ヂカラでイエス、フォーリンラブ!?
 「通ってくるお客様の中に、思わず振り返って二度見しちゃうようなカッコいい人とか、いるんですよぉ~」と、大胆発言してくれた吉村さん。
どんな風にアピールをしているのか気になって仕方ないしずかねぇは、すかさず吉村さんを直撃!
 「私がレジ担当のときは、商品を袋に詰めるとき『これ、結構イケるんですよ!』なんて、その商品に対してのコメントをさり気なく
言うことにしているんです。もちろん目を見てニッコリと。そしてお金を受け取るときは両手でソフトタッチしちゃいます(笑)」。
なるほど、吉村さん、しずかねぇよりかなりウワテじゃん……。
コンサート日は店内が真っ黒な集団であふれかえる
 某有名ビジュアル系バンドのコンサートのある日は、店内の様子も一変! ありったけの髪を逆立て、顔は目も口もすべて真っ黒塗り。しかも上から下まで全身黒装束。
だれもが同じ格好だから、ハタから見たらちょっとコワイ。でも、決して外見で人を判断してはいけない、と教えられてきたしずかねぇ。事の真相を吉村さんに激白してもらった。
 「あの人たちは見かけによらず礼儀正しくてすごくいい人たちですよ。私もテンションがあがっちゃって『それってズラですか?』なんて聞いちゃったら『まっさかぁ~! 地毛に決まってじゃないっすか~(笑)』なんて超フレンドリー」。

「おたふくアメはどこだぁ~!」とキレまくるおじいさん
 「おたふくアメはねえが~? おたふくアメはどこだぁ~?」と、秋田県男鹿半島のなまはげを彷彿させるナゾのおじいさん。形相を変えて
突然入ってくるこのおじいさんにみんな恐れおののいていた。そんな中、勇気を振り絞り立ち上がったのが、熟練バイターの吉村さん。
何度聞いても「おたふく」しか連呼しないおじいさん。「いつも2袋買っているだろう!」とキレまくっている。そんなの知ったこっちゃないが、
「おたふく=顔が丸い=ほっぺが赤い=ペコちゃん」で、ピンと閃いたのが「ミルキー」。おじいさんに渡したところビンゴで一件落着。


コンビニバイトを続ける理由教えます!
 すでに6年コンビニバイトしていますが、思った以上にやりがいがありますよ。始めて半年は、レジ業務、陳列業務だけでしたが、今では商品の発注業務という重要な仕事も任せてもらっています。私はこの発注作業が一番好き。これで商品の人気度も知ることができるし、自分の発注した商品が売れると「私、嗅覚あるぞ!」なんて自信がもてたりするんです。また、レジ担当をしているときはお客様とのコミュニケーションも楽しみのひとつですね。バイト仲間との連帯感も好きです。売り上げ目標を掲げ、目標を超えたときの喜びはひとしおです。やってみると、コンビニバイトってはまる人が多いんです! みなさんもコンビニバイト、楽しんでみてくださ~い♪
【取材協力】株式会社 セブン-イレブン・ジャパン
編集後記

 何気なく手にして買っている商品ですが、すべて計算されていたなんて…! 最新トレンドや、お客様の動向がチェックできるコンビニバイト、実に奥が深いです。バイトしながら経営感覚も養えちゃう勢いですね。取材後、コンビニに行くたびに、「このバイトさんのバイト歴はいかほど!?」なんて厳しくチェックするようになってしまいました(笑)。働いてみないと、その仕事の楽しさややりがい、おもしろ体験ってわからないですよね。ぜひ、実際に働いてコンビニバイトの楽しさを満喫してみてください☆

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