仕事内容が違った 時給が上がらない こんなはずじゃなかったのに… 専門家が教える後悔しないためのバイト選び術
バイト選びで「こんなはずじゃなかった」と後悔したことはありませんか?実際に働いて「勤務地が遠かった」「時給がぜんぜん上がらなかった」「シフトになかなか入れない」「仕事内容が違う」と感じた人が多いんです。しっかり面接前と面接中にチェックすれば、こんな思いなんてしなくてすむのです。後悔しないため方法を専門家が教えます!
(イラスト:KOWAZA 文:ウーゴ・イヤス 編集部:メガネ 製作日:2008/8/25)
専門家
リサーチ アルバイター50人に聞いた「働きはじめてから後悔したこと」って?
「an」のメルマガ読者100人に「働いて後悔したこと」は何かを聞きました。その回答から“理由”として多かった5つをピックアップ。この5つを面接前、面接中でチェックしておけば“後悔”が回避できるんですよ!
ベスト5 1:お店・会社の雰囲気(36票人)2:仕事内容(32票)3:勤務地(15票)4:時給(15票)5:勤務日数(9票)
わたしが教えます!
丸井啓弘さん

キャリアカウンセラー丸井啓弘さん
飯田橋にある「東京しごとセンター」で、フリーターの就職活動を支援し、さまざまなアドバイスを行う。

【後悔1 お店・会社の雰囲気】仕事場の“空気”が悪い
★アルバイターの生声

 「めずらしいほど嫌味な人がいた」、「仕事に対して、やる気がないバイトばかりで嫌だった」、「男性が多い職場で女性の私は孤立してしまっていた」、「上司があまりに威張っていて、バイトたちはみんな
怖がって何も聞けなかった」


【後悔2 仕事内容】聞いていないことをやらされた
★アルバイターの生声

 「軽作業で重い物は運ばないと聞いていたのに、10~15キロの商品を運ばされた」、「希望職種はホールだったのに『すべてできるようにしないといけない』とキッチンの担当になった」、「配達でバイクだったのに自転車に変わってきつかった」



バイト選び術!!“雰囲気”は自分の目で仕事場を見る!!

 「接客のバイトなら客として事前に、バイト先候補のお店へ何店か
行ってみることです。忙しいときや暇なときなどに店の中や外から、店員さんの行動を見てどういった雰囲気かを調べましょう。面接でも、職場を見せてもらったり、男女比を聞いてみたり、自分と同世代が多いのかなど質問でわかることが、たくさんあると思いますよ。バイト先の候補に行ってみること。そして、自分に合っている店はどれかを選べばいいのです」

バイト選び術!!“仕事内容”は求人情報&電話で確認!!

 「求人情報をよく読み、職種内容もしっかり理解しましょう。『軽作業なのに重いものを持たされた』と言う人の生声がありますが、軽作業は“軽い作業”ではなく”単純作業”と言うほうが近いこともあります。ですので、勘違いしないためにも、働こうとしているバイト先の職種調べは大切なんです。また、やりたくない職種があるのなら、『キッチンをやりたいのですが、ホールをやることはあるのですか?』などと、あらかじめ電話で確認しておくのもよいでしょう」


【後悔3 勤務地】“仕事先”まで乗り換えが多くて大変
★アルバイターの“後悔”の生声

 「乗り換えが多くあるため、思っていたよりも通勤に時間がかかった」、「学校の近くだからいいと思ったけど、家から遠くて休日とか出勤するのが面倒くさくて大変だった」、「原チャリならたいしたことない距離だと思ったけど、雨の日も雪の日も通勤しなければならないのがしんどかった」


【後悔4 時給】数年働いているのに給料が上がらない
★アルバイターの“後悔”の生声

 「2年間続けたが、時給が全然上がらなかった」、「別のバイトをしている友達に比べたら安かった」「1年働いて昇給が10円だった」、「研修期間の安い時給のまま長く働いた」、「交通費込みの時給だったので、実質2割くらい安く、計算したら最低賃金以下になった」



バイト選び術!!“勤務地”は事前に足で体感!!

 「勤務地には実際に行ってみることが大事です。直接行ってみて、自分の生活サイクルのなかできちんと通勤可能かどうかイメージしてバイトを選びましょう。交通費支給だからと言っても、行くのは自分です。交通費という言葉に流されず、乗り換えがいくつあるのか、移動距離はどのくらいか、雨の日、雪の日、暑い日など、天候がどうあれ、苦もなく通勤できるかどうかを考えましょう。また、よく勘違いで『“面接地”と“勤務地”が違った』ということがあるので、求人情報の“勤務先”という言葉をチェックしましょう」

バイト選び術!!“給与”は求人情報&電話で明確に!!

「お金の話はしづらいと思いますが、臆せず聞いてバイトを選びま
しょう。“研修期間は○○円から”と書いてあったら、研修期間というのは“勤務した合計の時間”なのか、“一定のスキルが身につくまでの期間”なのかなど、明確にしておくこと。長期で働こうと思っている人に大事な昇給の場合も同じ。バイトは、勤務日数が人によってバラバラなので期間で昇給を決めているところは少ないと思いますが、“何”ができるようになったら時給が上がるのかどうかを、バイト先に自分が長期で働きたい旨を伝えてから聞きましょう」


【後悔5 勤務日数】“シフト”になかなか入れない
★アルバイターの“後悔”の生声

 「週3日・土日祝休みのはずが週5日で、祝日に出勤だった」、「テスト日が近いのに、朝から晩まで働くことがあった」、「店がヒマだからという理由で、働くよう言われていた時間を短縮された」、「希望した日時に働けなかった」



バイト選び術!!“シフト”は面接中に具体的な日時で確認!!

 「シフトに入れる、入れないかは、バイト先が繁盛しているかどうかで変わるので、それを調べてバイトを選べたらいいですね。あとは、これから数ヶ月のスケジュールをメモしておくこと。それをもとに、実際、どういうぺースでシフトに入れるかを聞いておくのがベスト。確実に希望する日に働きたいのなら、シフト自由ではなく、シフト制のバイトのほうがいいでしょう。希望日以外に、店長にお願いされたら自分の都合がつかないのであれば、キチンと理由を言ってお断りしましょう。シフトに入って恩を売るってのもイイですよ」

ま・と・め 面接官に臆せず確認しよう

 「後悔は、面接官に、
“知っておかないといけないことを聞けていない”というのが原因で起こることが多いと思います。面接官と求職者は50対50、フィフ
ティーフィフティーの関係
なんです。給与など、ストレートすぎて聞きにくいことも聞いたほうがいいのです。それだけ、あなたはこのバイト先で働きたいということなのですから、臆する必要はありません。もし、それが原因で断られたとしても、入って後悔するよりかはマシだと思いますよ」
 また、後悔しないためには、自分が働く“目的”をハッキリさせておくことも大事。『車が欲しいから』『生活費のため』や、『料理がうまくなりたい』『人とうまく話ができるようになりたい』などのスキルアップでも、なんでもいいのです。目的があれば、仕事にハリが出てすべてにやりがいを感じるはずです。目的が定まらない人は、オープニングバイトがオススメ。ゼロからお店に携わることで、働きながら目的が見つけることができると思いますよ。


編集後記
  僕がバイト選びで後悔した経験は過去にふたつ。ひとつは、高時給だけにつられてやったパワフルワーク。真夏の暑い時期にしたので、フラフラ。しかもそんなに力に自信があったわけでもないのにやったのでヘロヘロ状態で働いたとき。もうひとつは、事前調べでお店に行ったとき、かわいい子が働いていたので「ココしかない!」と、すぐ面接受けました。そして見事合格。でも、その子は僕が入った次の日辞めてしまって1度も会わずじまい…。ふたつ目はしょうもない後悔ですが、みなさんも後悔しないようにアルバイトを選んでくださいね。

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