専門家に聞いた!在宅ワークを目指せる5大職種| バイト・シゴトのなんでもガイドan(アン)
ライター・編集、エンジニア、WEBデザイナーetc.専門家にきいた! 在宅ワークを目指せる5大職種
 多くの女性が憧れる仕事スタイル、「在宅ワーク」。自分の好きな時間に働ける、結婚して子どもができても続けられる…etc. メリットいっぱいの働き方ですよね。
 では、在宅ワークの実現に役立てられる職種って、知っていますか? 今回は、SOHO・在宅ワークの専門家に在宅ワークを目指せる5大職種を聞いてきました。必要なスキルもあわせてご紹介! これを参考に、憧れの在宅ワークを目指しましょう!(構成:ちゃりこ 取材・文:KAWAKAMI イラスト:佐藤ワカナ  更新日:2008/8/4)

お話を聞いた専門家
株式会社エフスタイル 代表取締役 宮田志保さん

株式会社エフスタイル
代表取締役 宮田志保さん
オールアバウトSOHO・在宅ワークガイド

■広告代理店に勤務し、出産を機にフリーに。在宅ワーカーとして活動する他、2005年にSOHO支援のNPO法人フラウネッツを設立。年間5000名を超えるSOHO・在宅ワーカーを支えている。財団法人日本SOHO協会 理事。厚生労働省在宅ワーク支援事業検討委員。

在宅ワークを目指せる5大職種はコレ!!
職種1:WEBデザイナー・広告制作 将来できる仕事 WEB制作、コーディング、DTP制作など

なぜ?
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 WEBデザインの仕事では、PhotoshopやIllustratorといった画像処理ソフトの「現場で活かせる」スキルが身につきます。WEBサイトを構成するHTML言語などに触れる機会にも恵まれるでしょう。広告制作の現場では、印刷物のデザインやレイアウトをパソコンで行う「DTP」の技術を身につけられることも可能。どれも自宅のパソコンで仕事を始めるにはうってつけのスキルばかり。先輩の仕事ぶりをよく見て、どんどん吸収していきましょう。

この職種で身につけておきたいスキル
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 特定のソフトだけマスター、コーディングだけ習得…と限定せず、制作全般のスキルを習得したいもの。在宅ワークではひとつのスキルで通用する仕事だけ頼まれるとは限らないので、全体の流れをつかんでおくと役立ちます。また、独立した際、人脈を通して仕事が得られるようコネクションを築いておくことも大切です。

職種2:編集・ライター 将来できる仕事 編集・ライター

なぜ?
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 編集やライティングの学校を出て在宅のライターを目指す人もいますが、在宅で編集やライターをやるなら、実際に出版社や編集プロダクションで経験を積んだほうが断然有利。現場だからこそ学べる、クライアントのニーズに合わせた記事の書き方や編集のスキルを獲得できます。また、取材をして記事を書く際のマナーや取材対象者とのコミュニケーションなど、文章力と同じぐらい大切な対人スキルの習得も目指せます。

この職種で身につけておきたいスキル
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 取材やインタビューのとき、相手に失礼を働いてしまうと、取材を断られることも。クライアントにご迷惑をかけるばかりでなく、二度と仕事がこないこともあります。取材時のマナーをしっかり身につけましょう。また、若者向けの記事や年配向けの記事など、それぞれの媒体に合わせて文章を構成するスキルも獲得したいものです。

職種3:ソフトウェア開発・エンジニア 将来できる仕事 エンジニア、プログラマー

なぜ?
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 初心者OKの職場が多く、あらかじめ研修で基礎知識を教えてくれるところがほとんど。まったくの未経験からトライしても、着実にスキルを磨けるので狙い目です。働きながらプログラミングや設計・開発の技術を獲得し、クライアントの信頼を得れば、在宅ワーカーとして独立した後に仕事を得られる可能性があがります。最初のうちは出勤しての作業を求められるケースもありますが、キャリアを重ねるにつれ、完全に在宅での仕事も任されるようになるでしょう。

この職種で身につけておきたいスキル
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 ITの世界は常に進歩し続けています。せっかく覚えたプログラム言語が古くなり、あまり使われなくなってしまうこともしばしば。プログラミングや設計のスキルを身につけることも大切ですが、「覚えたらそれで終わり」ではなく、常に業界の動きを捕らえ、勉強し続けていく姿勢を身につけることが肝心です。

職種4:オフィスワーク(アシスタント業務・秘書) 将来できる仕事 データ入力、ファイリングなど

なぜ?
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 在宅ワークは自分自身で仕事のスケジュールを管理するので、マネジメント力も必要。オフィスワークの中でも、営業アシスタントや秘書などマネジメント力を必要とする仕事に就けば、身につけたスキルを在宅ワークに生かせるでしょう。ただし、在宅で安定して仕事を獲得するには、管理能力の他に専門スキルをひとつ身につけたり、SOHO関係者が集まる交流会やセミナーなどで人脈を広げたりするなど、+αの努力が欲しいところです。

この職種で身につけておきたいスキル
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 データ入力の在宅ワークに必須と言ってもいい、WordやExcelの操作スキル。秘書やアシスタントの仕事を通して、効率よく仕事を進め管理するスキルも身につければ、個人事業主から資料作成や名刺管理、ファイリングなど、業務全般サポートの仕事依頼も得られるでしょう。

職種5:営業 将来できる仕事 コンサルティング

なぜ?
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 意外と思われるかもしれませんが、実は営業の経験こそ在宅ワークにうってつけ。企業のサービスの良さをクライアントに伝えたり、ニーズに合わせてサービスを提供したりするスキルは、「コンサルティング」という在宅ワークにピッタリです。例えば、WEBサイトを作りたいが方法が分からない個人事業主にアドバイスを行ったり。中小企業の経営相談に乗り、業務をサポートしたり。個人で企業の相談役を務めるエキスパートとしての活躍が見込めます。

この職種で身につけておきたいスキル
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 さまざまなクライアントとのコミュニケーションスキルやビジネスマナー。コンサル
ティングの知識は後からでも身につけられますが、実際に事業主の相談に乗るコミュニケーション力は現場の営業マンだからこそ身につけられる財産です。相手の話をよく聞き、何を求めているか的確に判断するスキルを磨きましょう。

在宅ワークのメリットとポイント
メリット

●好きなペースで働ける!

 満員電車に揺られて出勤…そんな毎日とお別れ。就労時間も休日も自分の都合に合わせて決めて、マイペースで働けます。

●やりたい仕事ができる!

 仕事の依頼を受けるかどうか、自分の裁量で決められるのも◎。仕事内容や分量を見て、やりたい仕事をセレクトして働けます。

●子育てと両立しやすい!

 会社に勤務している場合と違い、自宅が仕事場なので、子どもの面倒を見たり、親の介護をしたりしながら働けます。

ポイント

●実はコミュニケーション力が何より大切!

 一人でコツコツ仕事をするイメージがありますが、実はコミュニケーション力が重要。お客さまと業務内容について十分に相談することで初めてよい仕事ができるのです。

●ビジネスマナー、ネットマナーは必須

 自宅で働くからといって、ビジネスマナーをおろそかにしていると信頼を得られません。ネットで連絡を取り合うことも多いので、ウイルス対策をはじめネットマナーも必要です。

●信頼を得てコネクションを広げよう!

 在宅ワークを続ける上で、人脈は何より価値ある財産となります。期日までにきちんと仕事を仕上げることでクライアントの信頼を得て、コネクションを広げていきましょう。

始める前にココはチェック!

★出納の管理や税金対策はしっかりと!

 自宅で仕事をしていると、仕事の経費と家庭の出費を混同にしてしまいがち。経費はきちんと確定申告することで、場合によっては源泉徴収税が還付されます。複式簿記の知識を身につけて「青色申告」を行えば、特別控除が受けられ断然お得。家のおサイフと経費はきっちりわけて管理しましょう。

★自分に合った初期投資を

 初期投資として高価なパソコンや機材を揃えてみたけど、実際はあまり使わなかった…なんてことも多いもの。高いお金をかけるだけが初期投資ではありません。きちんとした名刺を印刷したり、ビジネスマナーを学んでみたり、本当に必要なものは何か見極めて投資することが大切です。

★ひとつのクライアントに頼らない

 ひとつのクライアントから定期的に仕事をもらえるようになっても、頼りきりになってはダメ。クライアントに事情ができて仕事をもらえなくなったら、翌日から失業者になってしまいます。セミナーや交流会などで人脈を広げ、常に複数のクライアントとつながりを持っておきましょう。


●コラム●「SOHOと在宅ワークの違いって?」

 SOHOとは、「Small Office/Home Office」の略。自宅や小規模な事務所でビジネスを行っている事業者のことを指します。一方、在宅
ワークとは、自宅で仕事を請け負う勤務形態のこと。SOHOが事業のあり方を指すのに対し、在宅ワークは勤務形態を指します。そのため、SOHOを広義の在宅ワークとみなすこともあります。
 SOHOと在宅ワークという言葉には厳密な定義がないため、混同して使われることもあるのが現状。しかし一般的な傾向として、SOHOは自宅で独立して事業経営を行う人。在宅ワークと言う場合、企業から下請けで仕事をもらって自宅で働く人、というニュアンスで受け取られることが多いようです。


編集後記
 取材をさせていただいた宮田さんもお子さんがいらっしゃって、現在在宅ワーカーとして活動されています。宮田さんいわく、両立できるのは「家族や仲間の協力」があってこそ!決して私だけの力ではない、ということ。在宅ワークを成功させるには、周りの人の協力もポイントとなってきそうですね。

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