ステップ1「SEの仕事をみてピンときた!」
僕はもともと、プログラムとは全く関係のない、雑誌やWEBの求人広告などを制作する仕事をしていました。ところがある日、勤めていた会社でネットワークトラブルが起き、エンジニア(SE)が派遣されてきたんです。そのエンジニアが、あっという間にエラーの原因を突き止め、トラブルを解消。それを見てなんだかこう「ピンときた」というか、専門知識を武器にテキパキと問題解決をしていく姿が、カッコよく見えたんですよね。僕も含めたその場のみんなから感謝と尊敬を集めていたんです。「俺がやりたいのは専門スキルを武器にした、こんな仕事かもしれない!」。それを期に、漠然とエンジニアの仕事に強い憧れを抱くようになってました。
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ステップ2 「予想以上に順調だった研修」
それからしばらく悶々としてましたが、エンジニアには「未経験歓迎」の求人も多いことがわかり、「これはチャンスだ!」と今の会社の面接にチャレンジ。無事入社できました。入社後の研修は興奮しましたね。ネットワークの基礎知識と機器の操作を学び、初歩の資格である「CCNA」を取得することからはじまるんですが、その中で「ルーター」とよばれる機械で接続の仕方をあれこれ試す工程がありました。これがホントに楽しくてハマリました。うまく接続できたときは、ルーターのランプがパッと点灯するんですが、その瞬間が快感で(笑)。研修もかなりスムースに進んで、「ヤバイ、この仕事、かなり向いてるかも!」って思ってました。まだ入社1ヶ月目なのに。
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ステップ3「現場デビューは苦い思い出」
1ヶ月の研修を終えて最初に取り組んだのは、インターネットの開通工事現場からかかってくる質問電話の対応でした。状況を詳しく聞いて、対処法を伝えるんですが…。工事現場の人もプロなので、質問は専門用語。正直、当時の僕にはまだわからない内容も結構あったんです。工事は制限時間が決まってるから、それこそ回答に時間がかかると大慌てで。それでも先輩は、簡単には助けてはくれない。自分で解決するよう促されました。今思うと、先輩がそう言ってくれたからこそ、トラブルとしっかり向き合う姿勢が身についたように思います。2ヶ月ぐらいすると、少しわからないことがあっても、落ち着いて自信をもって対処できるようになっていました。
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ステップ4「やっと先輩が認めてくれた」
かれこれ4ヶ月ぐらいトラブル対応の仕事をこなすうち、ネットワークの保守や開通工事スケジュールの管理など、先輩が担当していた大きな仕事を任されるようになりました。それまで厳しかった先輩が、「おまえなら大丈夫!」と言ってくれたことが、何より嬉しかったですね。トラブルを解決する仕事に求められるのは、その場で臨機応変に対応し、現場にわかりやすい解決策を伝えるコミュニケーションスキルだと思います。ここまでやってきて、ようやくそれが身についたのかなあと思います。理想とする「専門知識を武器に問題解決するプロ」はまだ遠いけれど、経験を積んで、ネットワーク接続作業をこなせるエキスパートを目指したいです。
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