取材を受けてくれた方 山本美香さん(24歳) 勤務歴:6ヵ月
ボツにもめげずに企画を出し続け、今は取材編集まで担当しています!

 自分で考えた企画が広告になる。そんな編集の仕事にずっとあこがれていました。だけど出版社の求人がなかなかなくて、悩んでたときに未経験OKのWEB編集の求人を見つけて飛び込んだんです。最初は先輩のアシスタントから始めて、少しずつ企画を提出。提案がなかなか通らなくてくじけそうになったこともあるけど、めげずにがんばりました。今では企画から取材編集まで一連の作業を任されるようになりましたよ。

記事ができるまでに“身につくスキル”を見てみよう!
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クライアント スポーツジム経営者

 「もしもし!山本さんですか? 実は今度ウチのジムで入会金無料のキャンペーンをやることになりまして。本当なら1万円かかる入会金が、なんとタダなんですよ! たくさんの人がこのキャンペーンに興味を持ってくれるような、WEBページを作ってくれませんか?」


スキル①【企画を立てる力】
 クライアントには何を求められているのか。どんなことを読者(ターゲット)に伝えたいと思っているのか。それぞれを組み立て、企画に起こすスキルが求められます。クライアントや案件によって、またターゲットが社会人だったり子供だったり多種多様。さまざまな企画に取り組むうち、それぞれに合わせた企画を立てるスキルが身についていきます。

スキル③【忍耐力・根性】

 取材対象者と連絡を取り、記事を作るのは簡単な作業ではありません。取材しようと思っていた人に断られる、道行く人が街頭インタビューに応じてくれない等々、ハプニングは日常茶飯事。断られても当たり前の精神で根気よく街の人に声をかけたり、取材先候補に連絡したりするこれより、交渉力が身につきます。


スキル⑤【調整力・周りを見る力】

 WEB編集のスタッフは、デザインやライティングなどすべての作業の進捗状況を把握し、現場を取りしきる制作の要。たくさんのスタッフと協力してスムーズに仕事を進めるには、お互いがしっかりとコミュニケーションをとることが肝心です。それぞれのスタッフの声にきちんと耳を傾け、信頼関係を築かなくてはいけません。

山本さんのWEB広告ページができるまでのスケジュール
1日目どんなWEBページを作るか、企画を検討。「仕事帰りにジムを利用している会員さんにインタビューして記事を作ろう。『仕事の後で運動するとこんなに爽快! あなたもスポーツジムで汗を流しませんか』とアピールすれば、ジムの入会希望者が増えるはず!」2日目 WEBページのだいたいのデザイン(ラフ)を作る。元気に体を動かすジム会員の写真を大きく配置、その下に文章を置くことに。3日目上司に企画書を提出。OKの指示が出たので制作に。デザイナーとライターを手配し、取材を受けてくれるスポーツジムの会員を探す。4日目ジム帰りの会員に、声をかけ取材交渉。「すみませーん! インタビューさせてください!」5日目取材に応じてくれる人が見つからない。もう100人には声をかけたはず。焦りを感じながらも、がんばって声をかける。6日目やっとのことで「インタビュー?いいよ」という人が見つかる。さっそく明日取材させてくれるとのことで、カメラマンとライターに連絡を取る。7日目取材撮影に立ち会う。「ここのジムでスポーツを始めてから、すっかり健康体になったよ!」とライターに語るジム会員。そんな取材風景を見ながら、カメラマンにどんな写真を撮るか指示。8日目自分が書いたラフをもとに文章やデザインを作ってもらう。9日目WEBデザイナーからデザイン、ライターから原稿が届く。デザイナーが作るデザインは「枠組み」のみ、ライターが書いたを原稿を確認し、デザインに反映させる(流し込みと言う)。上司に確認。10日目WEB上できちんと表示されるよう、プログラマーにアップロードを指示。…あとは、クライアントさんにOKが出れば完成!
スキル②【スケジュール管理力】

 自分のスケジュールだけでなく、ライターが原稿を書く時間、デザイナーがデザインを作る時間、取材撮影にかかる時間なども計算に入れ、できるだけ無理のないスケジュールを組まなくてはいけません。いろいろな職種の人と仕事できる魅力もありますが、スケジュールを管理するという点ではなかなか難しい面もありますね。


スキル④【具体的に伝えるコミュニケーション能力】

 見る人にどんな印象を与えるデザインを作ってほしいのか。あいまいな表現ではなく、具体的に伝わるように説明するスキルが必要です。例えば、全体的に落ち着いた感じで…という抽象的な言い方ではなく、白と黒をメインに落ち着いた印象で、目立たせたい部分は赤で…といった具合に、わかりやすく指示をします。

未経験からお仕事を探すポイント
「未経験歓迎」の職場を見つけたら、ジャンルを問わずチャレンジ!

編集の仕事で未経験からいきなり自分に合ったジャンルの職場を見つけるのは難しいもの。服が好きだからファッション誌の編集部、車が好きだから車情報誌…と限定してしまわず、まずは「未経験歓迎」の職場を探し、ジャンルを問わずにトライしてみるのがおすすめ。編集部でアシスタントからスタートして経験を積めば、自分に合ったジャンルの職場へステップアップの道も開けます。

コラム WEBページ作成に関わる職種たち
 最高のモノを作ることは、絶対にひとりではできません。いろいろなプロのスキルが加わり、ひとつのモノが完成します。今回はWEBページ作成に関わる職種たちをご紹介! それぞれどんなお仕事をしているのでしょう。
ライター 「ライティングする人」の名のとおり、掲載する文章を書く人。わかりにくい文章だと読者にそっぽを向かれてしまうので、簡潔で読みやすく、読者をひきつける文章を書くスキルが求められる。

デザイナー WEBページのデザインをする人。子供向けサイトならポップな印象に、スイーツの通販サイトなら「食べたい!」という気持ちを喚起する色使いに…等々、ニーズに合わせてコンテンツを多彩に演出する。

イラストレーター WEBページが文字ばっかりの堅苦しい印象にならないよう、挿絵を描く人。WEBの仕事の場合、イラストが印刷物ではなくパソコンの画面上で一番キレイに見えるよう加工するテクニックが必要だ。

エンジニア デザイナーが作ったデザインは、そのままではWEB上で表示されない。表示されるようにプログラムを設計するのがエンジニア。実際にプログラム言語を打ち込むプログラマーを兼任していることも多い。

編集後記
 スキルが身につく、編集の仕事密着レポートはいかがでしたか? 編集はライターさん、カメラマンさん、デザイナーさん、イラストレーターさん、また取材先の方etc.とにかくいろいろな方と一緒に仕事ができます。だから、その分学べることも多く、身につくスキルも多いんですね。
 未経験だと編集の仕事は無理だとあきらめている方でも、ジャンル問わず、まずは“未経験OK”の職場でスキル・経験を積んでみてください!

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