憧れ業界で夢実現 ~エンジニア編~| バイト・シゴトのなんでもガイドan(アン)
文系・知識ゼロでもここまできた!憧れ業界で夢 実現エンジニア編
日々進歩を続けるIT業界で活躍するエンジニア。憧れを感じる一方で、「専門的で難しそう」「どうやってなればいいか分からない」という声も多いもの。なかなか見えてこないエンジニアへの道。全くの未経験の状態からスタートしたお二人に、これまでの道のりを尋ねてみました! 取材・文:KAWAKAMI 制作日2008年2月18日
お話をお伺いしたのはこのお二人

株式会社サン・システムプランニング石井信太郎さん(左)福田理恵さん(右)

2000年、2名共に株式会社サン・システムプランニングへ入社。当時、コンピュータ関連の知識・経験は共にナシ。2ヶ月の研修を経たのち、プログラムの検証やカスタマイズなどの仕事を経験。やがてSE(システムエンジニアリング)としてさまざまな企業のプロジェクトを経験し 2007年にはお互い主任としてプロジェクト全体を統括する立場となる。

全くの未経験だったお二人がエンジニアとしてステップアップしてきた道のり

入社前 お二人とも知識ゼロの状態で入社。エンジニアという仕事があることもあまり知らなかった? Check!
研修 座学から始まって、最後はプログラムを実際につくるまで行う。未経験だったので習得に手こずる? Check!
最初の仕事 いきなりプログラムを組まされるわけじゃない。まずはすでにあるプログラムをチェックしながら仕事を覚える。Check!
一人前になった瞬間 プログラム全体を見渡せるような仕事についたとき。支えてくれる人のありがたさもわかった。Check!
現在 作り上げたものが人に喜ばれる、ものづくりの魅力を感じる日々。Check!


仕事を始める前はどれぐらい知識を持っていましたか?
福田さん

私はもともと文系人間でしたし、この会社に入った時は、コンピューターの専門知識は本当にゼロだったんです。

石井さん

僕はもともと自動車などに興味があったんですが、コンピューターソフトに関しての知識はほとんどなかったですね。

福田さん

え、石井さんも?どうしてSEの道に?

石井さん

この会社に入社した頃、IT業界が注目を集めていたんです。SEって仕事があることもそのとき知ったんです。SEになった先輩たちに聞くと、自由な雰囲気の職場でマイペースで仕事ができるって話に惹かれてしまって。これからのIT業界に将来性を感じていたこともあって、こっちの道に進もうかと思いました。そんな感じで決めたから、特にエンジニアの仕事について詳しく知ってて決めたわけじゃないんですよ(笑)


研修でどこまでわかるようになるんですか?

石井さん

入社してすぐ2ヶ月の研修がありましたね。

福田さん

ええ、「システムとは何か?」とか、そういう基礎の基礎から教わりましたよね。簡単なプログラムの組み方やテスト方法、設計のしかたなどテキストと授業の座学から始まって最後にはプログラムを実際に作りましたね。私は文系だったこともあり、習得にてこずって、結構焦りましたよ~。

石井さん

僕も正直、初心者同然でしたから少し苦労しましたね(笑)。だけど、周りの人に教えてもらいながら、なんとか習得できました。

福田さん

私も知識のある人にサポートしてもらいながら、実務をするための知識と技術を得ましたよ。研修では、本当に必要最低限のことを身につけるという感じでしたね。実際問題として、研修だけで一人前のエンジニアになるってのは無理。会社も新人スタッフにそこまでは求めてはいないですよね。

石井さん

そうですね。一人前のエンジニアになれたと感じるようになったのは、実務についてからだと思います。

研修後、どんな仕事から始めるか想像もつかないんですが……
石井さん

いきなり「プログラム組め!」なんて言われることはなかったですよ(笑)。先任者が作ったプログラムがきちんと動いているか確認したりする「検証」が、僕ら新人スタッフの最初の仕事でした。

福田さん

そういう作業から少しずつエンジニアの仕事に慣れて、だんだん既存のプログラムに改良を加えるなどの仕事を任されていくんですよね。

石井さん

そうそう。例えば、携帯電話の料金明細書のプログラム。携帯電話を使ってる人の家に毎月届くあの明細書を作るのにも、ちゃんとプログラムが必要なんですよ。料金プランを設定すると、そのプランにあった料金が自動で算出されて、明細書として印刷できるようなプログラムです。先任者がすでに作ったそのプログラムを改良したり、新しい機能を追加したりする作業をやりましたね。

福田さん

簡単にいうと、クライアントから「新しい料金プランができたから、その明細も管理したり印刷したりできるようにしてほしい」と言われたら、その機能をプログラムに追加していくような作業ですよね。イチからプログラムを組み立てることはなく少しずつ手を加えていく。私もそういう仕事を経て、エンジニアとしての技術を身につけていったように思います。


「これでエンジニアとして一人前!」と感じたのはいつですか?

石井さん

やっぱりプログラム全体の仕様書を作って、イチから全部作り上げる作業を任されたときですね。それまでは改良とか追加とか、プログラムの一部分を見る仕事しかしてこなかったわけじゃないですか。それが、プログラムの流れを見て全体を構成するようになった。これは大きな手ごたえを感じましたよ。

福田さん

私は主任として仕事をこなすようになってからかな。プログラムは一人でできるものじゃなくて、たくさんの人が関わっているんです。主任になると、プログラムに関わるたくさんの人に指示を出したり、よりお互いに協力しあったりするようになって。ひとつ成長したんだなって感じましたよ。

石井さん

お互い未経験からのスタートだけど一人の力でここまできたという感じはないですよね。

福田さん

そうですね。ここまで歩んでこられたのは支えてくれるスタッフがいたからこそ。自分ひとりでプログラムと向き合っていると難しく考えすぎちゃって、解決策が浮かばないこともある。だけど周りの人に聞いてみると、壁を越えるのって意外と簡単だったりするんですよね。

現在、振り返ってみてこの仕事の魅力は?
福田さん

やっぱり"ものづくり"としての魅力だと思います。形のある商品を作るのと違って、プログラムは目に見えにくいもの。けれどクライアントとの距離が近いので、作ったものが喜ばれるのをダイレクトに感じることができるんですよ。

石井さん

作り上げたものが人に喜ばれる。それは確かにものづくりの魅力ですよね。特にクライアントが期待している以上のプログラムを作りあげ評価されたときは嬉しいです。クライアントはプログラムに詳しい方ばかりではないので、「こんなプログラムを作って欲しい!」という要望を聞いて、具体的にはどんなことを求めているのか推測し提案することが大切。クライアントの要望をうまくつかんで、よりよい提案ができたときは「よしっ!」という気持ちになりますよ(笑)。

福田さん

給与面での魅力もありますよね。エンジニアは能力に応じて給与が上乗せされるチャンスが多い。私は毎年1回行われる昇給面談の時に、どんなプログラムを作ったか、どれだけ頑張ったかなどを書面にまとめて提出し、仕事の評価をしてもらっているので、やりがいを感じています。

石井さん

資格を取れば給与がアップすることもありますしね。努力が給与に反映されやすいというのも、確かにエンジニアの魅力のひとつだと思います。


ズバリ、未経験からエンジニアとして夢を叶えるためのポイントは何ですか?
働く仲間とのコミュニケーションを大切にすること!

  エンジニアの仕事は技術が50%、コミュニケーションが50%。エンジニアとしてステップアップしていくためには、技術を磨くだけでなくコミュニケーション力も磨くことが大事。仕事をする仲間とこまめに意思疎通を図ることが必要ですね。(石井さん)

全体を見る力をつける!

 未経験からスタートすると、まずは簡単な検証作業など、プログラムの一部分に携わる仕事を任されることが多いもの。けれどエンジニアとして一人前になるには、プロジェクト全体を見る力も少しずつ身につけていくことが大事だと思います。(石井さん)

資格を取って実力をアピール!

 資格を持っていると、それに見合った仕事ができる証明となります。プログラムの一部分を任される仕事から全体を任される仕事にステップアップもしやすいはず。会社が資格取得を支援しているので、取得を目指すべきだと思います。(福田さん)


編集後記
 落ち着いてインタビューにお答えいただいたお二人の雰囲気からは、かつて知識がなく研修でも四苦八苦していた入社当時など想像もつきませんでした。仕事を通して単にプログラムや技術・知識をレベルアップさせただけでなく、コミュニケーション力や責任感といった大切なものも磨いてこられた自信のあらわれではないでしょうか。「エンジニアにとって大切なのは技術だけでなくコミュニケーションの力」お二人の言葉に納得させられました。

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