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高校生のアルバイト選びに見られる特徴とは?

アルバイトに従事する人の中では最も若年層である高校生。彼らの若さゆえ、ジェネレーションギャップを感じている採用担当者も多いのではないでしょうか?そこで今回のanレポートでは高校生を対象に、アルバイトをする際に不安に感じることや、アルバイト選びの重視点などを調査。この記事をもとに高校生の志向性を理解し、採用や定着離職防止の参考にしてください。

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調査概要
【調査地域】全国(インターネットリサーチ)
【調査対象】現在アルバイトをしている高校生
【サンプル数】100サンプル(うち、高校1年生12サンプル、2年生29サンプル、3年生59サンプル)
【調査期間】2017年2月10日~2月13日

■「アルバイトで稼いだお金の使い道」で使用したデータ
【調査地域】全国(インターネットリサーチ)
【調査対象】2015年4月~2016年3月の期間にアルバイトをした高校生、大学生
【サンプル数】635サンプル(高校生68サンプル、大学生567サンプル)
【調査期間】2016年3月31日~4月15日

高校生が学生生活において重視していること


1.0~5.0の範囲で重視レベルを示す。()内の数値は大学生における重視レベルを示す。

 高校生のアルバイト選びついて言及する前に、まずは学生生活における物事の優先順位から見ていきましょう。高校生にとって重要なことをランキング化したものが上の表で、重視の度合を数値で表しています。比較材料として、()内に大学生の場合の重視度合を示しています。

 前回の大学生に関する記事で解説したとおり、大学生の重視項目の1位は「授業(ゼミ)」でしたが、高校生においては「趣味・遊びが」が1位で、重視度(4.1)も抜きんでた結果となりました。回答者のコメントを見ると「今しかない高校生活を友人と一緒に楽しみたい」といった交友関係に関する声が多く、この他には「趣味に全力を注いでるから」「遊びたい気持ちに抑制をかけられないから」といったコメントが見られました。3年間という限られた高校生活を悔いのないように楽しもうと考える人が多いことが分かります。

 次いで重視されているのは「授業」です。「受験勉強のため、塾や学校での授業が大事になってくるから」「授業でいい点とって、留学の奨学金が欲しいから」といったコメントが見られました。大学生と比較すると「授業」の重視度合はやや下がるものの、一大イベントである大学受験をする人も多い高校生にとって、学業は当然おろそかにできないことが改めて分かります。

 続く3位が「アルバイト」となっています(今回のアンケートは現在アルバイト就業中の人を対象にしたものであるため、アルバイトをしていない人を含めるとこの順位は下がるかもしれません)。学生生活においてアルバイトを重視している人のコメントを見ると「何するにもお金が必要だから」という声が挙がりましたが、それではアルバイトで稼いだお金はどのようなことに使うのでしょうか?次のグラフを見てみましょう。

<アルバイトで稼いだお金の使い道>
 上の表を見ると、大学生と同様にアルバイトで稼いだお金は「ファッション費」や「趣味」に使っている一方で、高校生の場合は「外食費」や「日常の食費」といった生活費関連に充てる割合は比較的少なく、自分が欲しいものや好きなことのためにアルバイトをする傾向があることが分かります。同時に「貯金」の割合も高く、堅実な一面も見られます。特に高校三年生の場合は、大学入学など次の新生活に向けて生活資金を貯めておきたいという気持ちもあると見られます。

 それでは次章で高校生のアルバイト選びにおける特徴を見ていきましょう。


高校生のアルバイト選びに見られる特徴


<就業データ>


※赤枠は特徴的な箇所を示す  ※()内の数値は大学生の平均値を示す

 高校生のアルバイト選びに対する不安や重視点などを示したのが上の表ですが、ここから見えてきたのは以下の3つの特徴です。詳しく解説していきましょう。

1.学校とアルバイトの両立への懸念

 何よりも特徴的な点としては、「学校と両立できるか」に不安を抱いている人が多いことです。学校との両立に不安を抱く人のコメントとして「成績を落とすわけには行かない」「今の自分のレベルより偏差値が高い大学を目指しているので学業に支障がでないか心配」という声が見られています。これは、アルバイトを始めると生活リズムがどのように変わるのか、またどのくらい仕事に労力がかかるのかが、想像が難しいことが理由だと考えらえます。たくさんのシフトを入れられたり、テスト期間中に休めないのでは、といった心配もあるようです。そのため、アルバイト選びにおいては「シフトの融通・休みの取りやすさ」が重視されています。高校生の本分はあくまでも勉強ですので、学業に支障のないシフトで入ってもらうことが重要です。求人原稿では、自己申告で予定にあわせたシフトが組めることや、少ないシフト・短期間でもOKであることなどをアピールしましょう。

2.自分にもできそうな仕事選び

 高校生は初めてアルバイトをする人も多いため、まずは自分にできそうなアルバイトを選ぶ傾向があるのが2番目の特徴です。回答者のコメントを見ると、「出来ないことは続けられない」「難しい仕事はやっていて楽しくない」といった声が見られており、比較的簡単なイメージがあるアルバイトを選ぶ傾向が見られます。挙がった希望職種の中では、「軽作業(梱包・仕分け)」「コンビニ」「スーパーマーケット」には、自分にもできそうなイメージがあるようです。求人原稿では、導入研修がしっかりしていることや、マニュアルが充実していることをアピールすると「自分にもできそう」という安心感を与えることができるでしょう。

 それでもなお、就業後にはアルバイトをする前に抱いていたイメージとの「ギャップ」が生じることが分かっています。「思っていた以上に仕事量が多かった」「覚えることがいっぱいあった」といったコメントが挙がっていますが、仕事を覚えるまでは店長や先輩スタッフがしっかりとサポートし、無理なく働いているか様子をこまめにチェックすることが重要です。また、仕事を教える際は簡単な業務から教え、成長度合に合わせて徐々に難易度を上げていくことが定着のためのポイントになってくるでしょう。

3.人間関係に対する不安

 3つ目の特徴として挙げられるのが人間関係に関わることです。高校生の場合、「同僚と馴染めるか」という不安が強い傾向にあります。回答者のコメントを見ると「コミュニケーションをとるのが苦手」「人見知りだから」という声が見られていますが、学校とは違う慣れない環境に飛び込んでいくこと簡単なことではないでしょう。また、「人の雰囲気が良くないと働く気になれない」という声も挙がっているように、職場の雰囲気によって働くモチベーションが左右されやすい傾向も見られます。高校生が自分から声をかけにくい場合も多いため、店長や先輩スタッフから積極的な声掛けを行い、時には仕事以外の話もすることで職場の雰囲気を明るくしていくことが高校生スタッフの定着のポイントになるでしょう。


<調査から見えてきた高校生アルバイトのイメージ>
今しかない高校生活をより充実させるために、友達と遊んだり好きなものを買ったりするお金が欲しいからアルバイトをしています。初めてのアルバイトなので、学校やプライベートと両立できるかということや、自分にも本当にこなせるのかが特に不安でした。成績を落とすわけには行かないので、テストの前は必ずアルバイトを休ませてもらっています。



その他フリーコメント


仕事探しで大変だったこと
・時給など待遇が良くて、シフトも自分に合った仕事を探すこと。
・自分が求める条件と合う場所がない。
・高校生が雇ってもらえるところは限られてくる。
・何回も受けては落ちた。


面接で大変だったこと
・面接前の電話を掛けるときがとても緊張した。面接のときも緊張していて上手く答えられなかったため、さらに焦った。
・何が問われるか考えるだけでも恐怖。
・どうしてここで働こうと思ったのか聞かれた時は悩んだ。


仕事中大変なこと
・コンビニで働いているのですが、思っていた以上に仕事量が多く、働き手も少ないので大変だなと感じます。
・未経験のアルバイトだったので覚えることが多くて難しい。
・仕事を覚えていなくて上司に聞く時になんて聞けばいいのか良くわからず、オドオドしてしまった。
・スピードが重視される仕事だったから大変だった。
・仕方ないけど、覚えることがいっぱいある。


まとめ
  • 学校と両立できるか不安を抱く人が多い。自己申告で予定にあわせたシフトが組めることや、少ないシフト・短期間でもOKであることアピールしたい。
  • 自分にもできそうな仕事を選ぶ傾向が見られる。導入研修がしっかりしていることや、マニュアルが充実していることをアピールしたい。
  • 人間関係に対する不安を抱く人が多く、職場の雰囲気によって働くモチベーションが左右されやすい傾向がある。店長や先輩スタッフから積極的な声掛けを行い職場の雰囲気を明るくしていくことが高校生スタッフの継続のポイント。


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