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「深夜バイト」を選ぶ求職者はどのような人か

早朝・深夜アルバイトに関して2回連載でお届けする今回は、「深夜アルバイト」にフォーカスします(前回の早朝アルバイト編はこちら)。就業希望者を、学生、フリーター、主婦、シニアで分けた場合、深夜にアルバイトをしたいのはどの求職者属性に多いのでしょうか?そして、深夜アルバイトを探す際は具体的にどんな点を重視するのでしょうか?自社の深夜シフトの採用ターゲット選定や、募集条件などの参考にしてください。


調査概要
【調査地域】全国(インターネットリサーチ)
【調査対象】15-79歳でアルバイト経験がある人
【調査期間】2016年10月7日~10月11日
【有効回答数】1,568サンプル(そのうち、学生:400サンプル、フリーター400サンプル、主婦:400、シニア:368サンプル)

※「深夜アルバイト」は「午後22時から翌5時の間に開始・終了するアルバイト」と定義しました。

1. 就業意向が高いのはどの属性?


 はじめに、求職者属性を「学生」「フリーター」「主婦」「シニア」と分けて、属性ごとに深夜アルバイトを希望する人の割合を調べました。
 アンケートの結果、深夜アルバイトを希望する属性で最も多いのはフリーターで、次いで学生となりました。深夜アルバイトをしたいと「思う」と「まあまあ思う」を加えると、いずれも35%前後の割合となります。緑の折れ線グラフは「早朝アルバイト」をしたいと「思う」と「まあまあ思う」の合算の値を示しますが、フリーターと学生は深夜アルバイトを希望する人(棒グラフ)の方がやや多い一方、主婦とシニアにおいては深夜アルバイト希望者は一段少なくなります。

 深夜帯の採用を考えた場合、やはりフリーター・学生が狙い目だと言えますが、自社にあった属性を採用するためにも、主婦・シニアを含めた各属性の志向性も頭に入れておきましょう。次章から、深夜アルバイトを希望する割合が高い属性順に希望条件などを詳しく見ていきます。

【フリーター編】(就業希望率36%)
深夜アルバイトを希望するフリーターとは



<深夜就業希望データ(フリーター)>

※時給額は、深夜割増賃金適用後の目安の額です。実際のケースと当てはまらない場合がありますので参考情報となります。

 深夜アルバイトを希望する人の割合が最も高いフリーター。深夜アルバイトを選ぶ理由を見ると、「時給などの条件の良さ」が圧倒的1位(83%)で、他の理由を選んだ人はごく僅かです。早朝アルバイトを選ぶ理由も「時給の高さ」(49%)でしたが、深夜ではその傾向が顕著に見られます。回答者のフリーコメントでも、「同じ時間働くなら給料が高い方が良い」「時間を深夜に変えてから昼間と比べて楽に稼げるようになった」という意見が見られました。自由に使える時間が多く、体力もあるフリーターの場合、日中よりも稼げる深夜のアルバイトを選ぶのは現実的な選択肢であるようです。

 週の希望シフト数はフリーター全体(年齢は15歳~34歳)で見ると「3日」が最多ですが、25~34歳のフリーターでは「5日」が最多。また、働く希望期間が「3年以上」と長くなります。若いフリーターは「効率よく必要な分稼いで、他の時間は自由な時間に充てる」スタイルに対し、年齢が高いフリーターは「(貯金も見据えて)できるだけ多く稼ぐ」傾向が見られました。

<経験者に聞いた 深夜アルバイトをして良かったこと>
・比較的暇な割に時給が高かったこと。
時給が高かった。お客さんが少なくて働きやすかった。
同年代の人とのシフトだと、お客さんも少ないし精神的に楽でした。


<想定される求職者像>

【タイプ①(15~24歳)】
同じ時間に働くなら一番時給の良い深夜帯が良いが、自分の自由な時間や体力の回復も考慮してシフトは必要なだけに留めたい。

【タイプ②(25~34歳)】
貯金をして生活を安定させるためにも、体力的には厳しいが一番時給の良い深夜のアルバイトのシフトを多く入れて長く働きたい。

【学生編】(就業希望率34%)
深夜アルバイトを希望する学生とは?



<深夜就業希望データ(学生)>

※時給額は、深夜割増賃金適用後の目安の額です。実際のケースと当てはまらない場合がありますので参考情報となります。

 学生もフリーターと同様に「時給などの条件の良さ」を理由に深夜アルバイトを選ぶ傾向が見られました。深夜アルバイトを選ぶ理由を見ると、フリーターと同様に「時給などの条件の良さ」が圧倒的1位です。重視点を早朝アルバイトと比較しても、早朝では時給重視派が29%だったのに対し、深夜では55%となり大幅に増加しています。

 深夜アルバイト経験者のコメントを見ると、「朝の授業が耐えられないくらい眠たかった」「生活リズムが乱れる。アルバイト中心の生活になる」とあるように、多くの学生にとって学業との両立は難しいようです。敢えて深夜の時間を選ぶ学生は、できるだけ負担を軽減させるためか、週の希望シフト数は「2日」、次いで「1日」と少な目になっています。同様に、希望する働く期間も「1か月~半年」と短めです。

<経験者に聞いた 深夜アルバイトをして良かったこと>
・学校があると短い時間しか働けないが、それでも深夜なら給料を多く稼げる。
・給料が高く、昼夜逆転してもかまわないのであれば短期間で多額の給料を得ることができると思った。
・あまりお客さんが来ないことと、ゆっくりと仕事をできること。


<想定される求職者像>

学業に一時的に支障が出るかもしれないが、今はとにかくお金が必要なのでちょっと無理してでも短期間で稼ぎたい。

【主婦編】(就業希望率15%)
深夜アルバイトを希望する主婦とは



<深夜就業希望データ(主婦)>

※時給額は、深夜割増賃金適用後の目安の額です。実際のケースと当てはまらない場合がありますので参考情報となります。

 主婦で深夜アルバイトを希望する人の多く(74%)は20~30代で、子育て世代と見られる主婦たちです。「育児をしながらでも、仕事から帰ってきた旦那と交代で働ける」というフリーコメントも見られたように、主婦で深夜アルバイトをしたい人には「家計を助けたいものの、子供が家にいる時間は育児に時間を割きたい」という人が多いと思われます。その背景として、子供が小さくてまだどこにも預けていないケースや、子供を預けていても、急な熱でのお迎えや日中行事の参加を考慮しているケースなどが考えられます。

 深夜アルバイトを選ぶ理由を見ると、他の属性と同様「時給などの条件の良さ」が第1位。また、全属性の中では働く時間の「短さ」を重視する割合が高く、終業時間は5時が最多であるものの、次いで多いのは3時、1時。やや早めの終業時間を希望する人が見られます。重視する条件として「一日に働く時間が短いこと」の割合が他の属性よりも高くなっています。「帰りが遅くなると生活リズムが崩れて子育てとの両立が難しくなる」というフリーコメントも見られたように、深夜帯の短時間ニーズが伺えます。

<経験者に聞いた 深夜アルバイトをして良かったこと>
・育児をしながらでも、仕事から帰ってきた旦那と交代で働ける。
・昼間時間が空くので子供が熱を出して迎えに行かなければならない時でも仕事を休まなくてよい。
・子供が寝た後で主人にまかせて仕事ができた。
・子供が病気になっても休まなくてすむ。


<想定される求職者像>

家計のためにどうしても働きたいが、日中の時間は育児や家事のために空けておきたい。夫が帰ってきてからの時間を使って、時給の良い深夜アルバイトをして家計を助けたい。


【シニア編】(就業希望率9%)
深夜アルバイトを希望するシニアとは



<深夜就業希望データ(シニア>

※時給額は、深夜割増賃金適用後の目安の額です。実際のケースと当てはまらない場合がありますので参考情報となります。

 深夜アルバイトを最も望んでいないのがシニアで、希望者の割合は僅か9%。フリーコメントの中に「10時には寝てしまう習慣が付いているので無理。」というコメントが見られたように、ほとんどのシニアにとってこの年代から夜型の生活リズムに変えてアルバイトをするのはかなり難しいのが分かります。

 深夜アルバイトを敢えて選ぶ理由を見てみると、他の属性と同じく第1位は「時給などの条件の良さ」です。「同じ仕事内容なら、時間に対する収入額の効率が高い」「安ければ、敢えて深夜に働く意味がない」というコメントも見られました。また、全属性の中では「日中の時間を有意義に使えるから」を選んだ割合が最も高くなっています。関連するコメントの中には「昼間は孫の面倒をみたり、趣味の活動ができて充実している」という意見も見られました。

 希望終業時間は5時が最多であるものの、次いで多いのは1時、3時とやや早めの終業時間を希望する人が見られます。主婦と同様に、体力的な負担を軽減したいという思いが伺えます。一方で、「3年以上」働きたい人が全属性の中で突出して多く、長期雇用を望む傾向が見られます。そのためか、「自分にも無理なくできそうな」仕事を重視する傾向が見られます。

<経験者に聞いた 深夜アルバイトをして良かったこと>
・昼間は孫の面倒をみたり、趣味の活動ができて充実しています。
・一人でこなせる仕事が多かったので気を使わなくて済む。


<想定される求職者像>

効率よく稼げるから深夜のアルバイトでも構わない。とはいえ年齢的に体力が心配なので、自分にもできそうな短時間の仕事をコツコツ長く働きたい。


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まとめ
  • 深夜アルバイトの希望者が多いのはフリーターと学生。主婦・シニアでの希望者の割合は前者の半分以下となりニーズ自体はそれほど多くない。
  • 深夜アルバイトを選ぶ理由の第1位は時給が高いこと。早朝アルバイトを選ぶ理由と比較して、どの属性も時給の重視度が高く、希望時給の目安は「最低賃金+300円」(早朝アルバイトでは「最低賃金+200円」
  • 深夜の希望シフトで最も多いのは「22時~5時」。主婦、シニアでは「22時~1時」または「22時~3時」という比較的短いシフトを望む人も多い。


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