内定辞退のピンチを防ぐ!スピード内定に9割の応募者が「好印象」と回答

 面接で好印象、好感触な応募者がいたら、喉から手が出るほど欲しい――それが採用担当者の本音です。しかし現実は、せっかくの内定を辞退される場合もあるでしょう。
求職者の事情もありますが、アルバイトのかけもち面接をしている場合、先に内定が出た方に決める、というケースが少なくありません。では、内定を早く出せば出すほど辞退者を減らすことができるのでしょうか?
そこで今回は、採用内定の連絡は面接後どれぐらい経ってからが望ましいのか、さらに実際の採用内定通知が思ったよりも「早く」「遅く」来た場合はどのような印象を持つのか、アンケートをとって「内定連絡」のベストタイミングを探りました。ぜひ採用活動にお役立てください。

INDEX

調査概要

【調査地域】 全国(インターネットリサーチ)
【調査対象】 現在アルバイトをしている10代~30代の男女
【調査期間】 2015年12月8日~2015年12月21日
【有効回答数】 200サンプル

1 求職者が考える理想の内定通知タイミング

まずは、採用内定の連絡はいつが理想かを求職者に聞いてみました。

グラフ: 【Q1】アルバイトの面接を受けて採用が決まったとします。その場合、採用内定の連絡は「いつ」が理想ですか?

応募者の理想 一番人気は「翌日~2日後」

アンケートの回答を見ると、選んだ選択肢にかかわらず「早く連絡が欲しい」という意見が多く見られました。採用であれば準備を、不採用であれば次の面接に取り掛かりたい、次のステップに進みたいというのが求職者の本音なのです。

望ましい連絡タイミングとしては、全体の53%が面接の「翌日~2日後」と回答。早めの連絡を望んでいるとはいえ、あまりにも早すぎる内定は「極端に人手不足なのではないか」「ちゃんと選考しているのだろうか」と不安を覚える人もいるようです。

2番目に多かった回答は、スピードを重視する「面接の場で」が21%。「当日中」も19%とほぼ同率ですが、「できるだけ早く知りたいけど、面接からはワンクッション時間を置きたい」という声からも分かるように、心の準備を必要とする人も一定数いました。

性別で見ると、「面接の場で」を選択した男性は29%。女性の19%と比べると、男性の方が即決を望む傾向にあります。

このアンケートの結果を踏まえると、内定を出すタイミングは早期決着と安心感を担保できる「翌日~2日後」がベターなようです。ただ、「面接の場で」「当日中」を挙げた約4割のスピード重視派の応募者を取りこぼさないためにも、即断即決も視野に入れておくべきでしょう。

回答者の声

●「面接の場で」を選んだ方

  • 連絡が早いほうが、今後の予定が立てやすく、時間を無駄にすることがありません(10代女性)。

●「当日中」を選んだ方

  • その場だと怖いし、一呼吸置いてほしいので、当日が理想です(30代女性)。
  • 早めに採用か不採用か言ってくれれば対応がしやすいので。合否の連絡を待つ間、ほかのアルバイトに応募できませんからね(20代男性)。

●「翌日~2日後」を選んだ方

  • 少しは吟味して頂きたいので、即決や当日中はあまり好ましくないです。逆に3日後以降になってしまうのも不安(30代女性)。
  • 即採用だと「誰でもいいの?」と思ってしまいます(20代女性)。

2 採用内定の連絡が思ったより「早い」「遅い」場合の印象は

第1章のアンケートでは、内定の連絡があまりにも早いと「人手不足なのでは?」「ちゃんと選考しているのか?」という懸念が出てくることが分かりました。では、求職者の予想より「さらに早い」連絡はどう受け止められるのでしょうか。

本章では、採用内定の通知が思ったよりも「早く」来た場合、または「遅く」来た場合、アルバイト先に対してどのような印象を持つかを探りました。

グラフ:【Q2】内定連絡のタイミングが思ったよりも「早いと」「遅いと」

求職者のメリットが大きいスピード内定

1章で分析した理想のタイミングより内定連絡が早かったとしても、好印象を持って受け止められることが分かります。

「遅い連絡よりは断然印象が良い」「自分が必要とされていることを実感する」「採用の理由をきちんと伝えてくれて、次の出勤について丁寧に指示を頂けたら、働きやすい職場だと思える」といった声からも分かるように、早期連絡は職場への安心感、信頼に直結します。連絡は早めの方が求職者にメリットを感じてもらえるようです。

予想外に遅い連絡は内定辞退に直結

一方、「内定連絡が思ったよりも遅い」だと悪印象が89%。連絡が遅いのは論外と考えて良いのかもしれません。

「軽んじられている気がするので、連絡が遅くなれば他のバイトを探すと思う」「思ったより遅く採用通知をもらっても、もうそこで働くモチベーションは湧かない」といった回答から分かるように、求職者にネガティブなイメージを持たれ、内定辞退につながる恐れがあるのです。

つまり、第1章のアンケート結果とあわせて考えると、内定連絡のタイミングは応募者が望む「翌日~2日後」よりも「早く」行うのが良いと言えます。即断即決で採用を進めることで、内定辞退者を減らすことができるだけでなく、応募者にメリットを感じてもらうことができそうです。

ただ、「あまり早いと、ちゃんと選考しているのか不安」という応募者の心情をケアするのも大切です。選考理由を明確に伝えつつ、「あなたという人材にぜひ働いてほしい」という思いを伝えるようにしましょう。また、アルバイト開始までの手続き、スケジュールもしっかり説明しておきたいですね。

採用担当者として、応募者の不安を払しょくし、晴れやかな気持ちでアルバイトに臨んでもらえる環境を整えていきましょう。

回答者の声

●早く来た場合、「印象は良い」を選んだ方

  • 面接を行った人に決断力があると感じる。迅速な対応は何より好印象です(30代男性)。
  • 採用の連絡が遅いのは担当者の怠慢だと思ってしまいます(30代女性)。

●遅く来た場合、「印象は悪い」を選んだ方

  • 採用通知の期限を守れない会社は、時間にルーズなイメージになる(20代女性)。
  • 3~4日なら許容範囲だが、それ以上か「〇日以内に連絡する」という期日を過ぎると、かなり印象が悪い(20代女性)。

まとめ

  • アルバイトの複数応募が前提になっている今、早期の内定通知が重要。面接の「翌日~2日後」よりも早い内定連絡を心がけたい。
  • 早すぎる通知を「人手不足」「体制の不備」だと考える応募者も少なくない。内定を出す際は、しっかりした選考理由や、「あなたに来てもらいたい」という思いを伝えるのが望ましい。

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