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ブラックバイトかも・・・と感じた求職者の5割が応募を回避 ~若者のブラックバイトに関する調査~

 学生生活に支障をきたすものとして提起されたブラックバイト問題は、いまや社会問題として注目されるようになってきました。

 企業側からすると、たとえ誤解であっても、一度ブラックバイトのイメージがついてしまうと採用活動に大きく影響してしまいます。そこで今回は、ブラックバイトに対するイメージについて15~24歳の若者2,472人にアンケートを行い、その結果から見られる傾向をもとに、企業や店舗など採用側が気をつけるべき10のチェックリストを作成しました。ブラックバイトとみなされないよう、参考にしてみてください。

調査概要
調査概要
【調査地域】全国
【調査対象】15-24歳、アルバイト経験もしくは今後のアルバイト就業意向がある人
【調査期間】2015年7月28日~7月30日
【有効回答数】2,472サンプル

1.若者のブラックバイト判定は一瞬
1.若者のブラックバイト判定は一瞬

 はじめに、「“ブラックバイトかもしれない”と感じる時は、どんな時ですか?」というアンケートをとりました。

グラフ: 【Q1】「ブラックバイトかもしれない」と感じる時は、どんな時ですか?(複数回答)

 アンケートの結果を見ると、「ブラックバイトかもしれない」と感じる時の1位は、「実際にアルバイトしたことがある人の話・噂を聞いた時」であり、50.7%の人が回答しています。実際に働いた人の話は信憑性が高いと感じるようです。

 2位は「ネットで検索をする時に「〇〇(バイト先名)ブラック」という言葉が出てきた時」で、43.6%の人が回答しています。また、3位に「ネットのニュースや掲示板などで書き込みを見た時」がランクインしていることから、インターネットの影響が大きいことがわかります。

 この結果からわかるのは、実際の体験者からの直接的な情報であっても、また、メディアを介した間接的な情報であっても、アルバイト先がブラックだと感じる情報を見聞きした瞬間に「これはブラックバイトじゃないか?」とすぐに疑惑を持ってしまう傾向が若年層は強いということです。その感度は非常に敏感だと言えます。

2.5割の求職者が応募を回避するブラックバイト
2.5割の求職者が応募を回避するブラックバイト

 続いて、ブラックバイトかもしれないと感じた後にどのような行動をとるのか、アンケートをとりました。

グラフ:【Q2】「ブラックバイト」を気にする人に聞いてみました「ブラックバイトかもしれない」と感じた後、どうしますか?(複数回答)

 「ブラックバイトかもしれない」と感じた後の行動1位は「バイトの応募を避ける」であり、51.1%の人が回答しています。真偽を調べたりはせずに、少しでもブラックバイトの疑いがあった瞬間にアルバイトに応募するのを止めてしまうのです。

 インターネットで検索をすると、ブラックバイトかどうかの情報が得ることが可能です。そのため、本当はブラックバイトではないとしても、一度その噂がインターネットで立ってしまうと、採用側にとっては大きな脅威となり、長期間その噂に苦しめられる恐れがあります。

3.ブラックバイトの3つの注意傾向
3.ブラックバイトの3つの注意傾向

 次に、どんなバイト先がブラックバイトだと思うか、アンケートをとりました。

グラフ:【Q3】どんなバイト先がブラックバイトだと思いますか?(フリーコメントで5つまで回答)

 最も多かった回答は「○○のようなところ(特定の企業・業界・職種を想起)」でした。TVやインターネットのニュースに敏感な様子が見受けられます。

 Top10を見ると、「シフト・時間」、「給与」、「スタッフへの接し方・マネジメント」という3つのブラックバイトの注意点が見えてきました。

「シフト・時間」に関するブラックバイトの傾向

 この問題のポイントは、企業の都合でシフトが組まれてしまい、アルバイトスタッフの都合が考慮されない点です。

 具体的には、「スタッフの事情や体調・体力に配慮がない無理なシフト組み」、「やむを得ない事情でも休めない」、「希望していない残業」、「休憩がとれない」、「バイトの終了時間を予告もなしに延ばす」などが挙がっています。

 解決のためには、アルバイトスタッフの都合に配慮できるようなシフト組みが重要です。シフトの交渉をする場合でも、無理強いではなく、納得してもらってから働いてもらえる状態を目指しましょう。加えて、アルバイトスタッフが無理をせずに休暇や休憩を取れる状態を心がけることが大切です。

 また、やむを得ない事情で休むスタッフがいる、テスト繁忙期で人員が少なくなる、などの時のために、普段から不測の事態に備えて人員体制を整えておくことも重要です。

「給与」に関するブラックバイトの傾向

 「給与」の回答では、サービス残業、給与不払い・適正な給与が出ない、など労働基準法に違反する回答が目立ちました。具体的には、「平気で時間オーバーするのに残業代が支払われない」、「働いた時間数をごまかされる」という声が挙がっています。

 労働基準法に即して、適正な給与を支払うことが重要です。スタッフが仕事を終える時間や、休憩がきちんと取れているかについても気を配りましょう。

 次に注目したいのは「仕事内容がきついのに給与が安い」です。この場合は、給与以外にも働く価値を感じてもらえるようにすることがポイントです。「将来のためになる経験ができる」、「一緒に働いて楽しい仲間がいる」など、職場・仕事に応じて、働く意義をアルバイトスタッフに伝えることが解決の糸口になるでしょう。そのために、日ごろからコミュニケーションを取り、意見や不満を伝えやすい雰囲気で接することが重要です。

「スタッフへの接し方・マネジメント」に関するブラックバイトの傾向

 「スタッフへの接し方・マネジメント」の具体的な回答を見てみると、「いつも怒鳴り散らしている」、「常にイライラして当たってくる」、「人格否定をしてくる」などの威圧的・横暴な態度、暴力やセクハラなどの態度が多く挙がっています。そのほかにも、「アルバイトを見下している」、「『アルバイトだから』と言われる」、「バイトを捨て駒感覚で扱う」など、アルバイトスタッフを大事に扱っていない態度が露骨に表れていたり、「給料や労働時間の話をすると文句や嫌味を言われる」など、気持ちよく働けない環境が挙がっています。

 この問題の解決のためには、アルバイトスタッフの立場に立ち、気持ちよく働いてもらえる接し方を模索していくことが重要です。

 次に多い具体的な回答を見てみると、「仕事内容をきちんと教えてくれない」、「教わってないのにやれと言われ、失敗すると責められる」などが多く挙がっています。

 この問題が起きている背景には、アルバイトスタッフの教育・研修体制を作れていないことや、それによる「できて当然なのにできていない」と思っている店長・上司と「教えてもらっていないのに怒られた」と思っている若者のすれ違いがあります。

 解決するためには、教育・研修体制を整え、日々のコミュニケーションでフォローしていくことが重要です。

4.ブラックバイト回避10のチェックリスト
4.ブラックバイト回避10のチェックリスト

 若者のブラックバイトのイメージの回答をもとに、マネジメントで気をつけるべきブラックバイト回避のための10のチェックリストを作成しました。下記からダウンロードいただき、参考にしてみてください。

ダウンロード

ブラックバイトとは

もともとは、学生が、学生らしい生活を送れなくなってしまうバイトのこと。
大学の授業や試験期間に配慮しないで本人の希望を無視したシフトを組んだり、長時間労働を強いたり、学生には重すぎる責任やノルマを課したりする事例が見られる。
さらに悪質な場合には違法な長時間労働、残業代(サービス残業)・割増賃金不払い、労働時間に応じた休憩時間を与えない、などの事例が見られる。
近年は、学生だけでなく、アルバイト雇用者全体の問題として捉えられている。

参考
大内裕和・今野晴貴「ブラックバイト」2015堀之内出版

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