アルバイトで働く人々の実態を徹底解剖! [後編] 勤務先までの「通勤手段」「通勤時間」は?

前回は職種や時給などの条件面での調査結果をまとめたが、後編の今回は、アルバイト先までの通勤手段や通勤に要している時間の調査結果をお届けする。この結果をもとに、求人をかける際には、どのエリアに住む人々を狙って募集をかければ効果的なのかを考えていただきたい。

今月のポイント

  • 学生は通学路の途中なら、遠方の勤務先を選ぶこともある
  • 都市部は電車で長時間通勤する人も多い
  • 主婦は近場で仕事を探す傾向が強い

INDEX

調査概要

  • 調査名:求職者調査
  • 調査期間:2012年12月8日~11日
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • 調査対象:現在アルバイト・パートの求職活動をしている全国の15~34歳の男女
  • サンプル数:495 ※学生は、短大・専門・大学・大学院生を含む

1 バイト先までの通勤手段と通勤時間[エリア別]

バイト先までの通勤手段と通勤時間 [エリア別]

 

読み取れるポイント

  • どのエリア&通勤手段も、通勤時間は30分未満が多い
  • 関東と関西は、他のエリアに比べて通勤に時間をかける人が多い。特に関東では、電車の「30~60分未満」の割合も高い
  • 東海と九州では、近場のアルバイト先を選ぶ傾向が強い
  • 東海では、自家用車通勤で「10分未満」の割合が他のエリアよりも高い
  • 九州は「10分未満」の徒歩通勤は多いが、10分以上かけて徒歩通勤する人は他のエリアよりも少ない

 

関東でなら1時間以上のエリアも求人の対象に

関東と関西では、電車の「30~60分未満」「1時間~1時間30分未満」の割合が他のエリアに比べて高い。都市部では、電車である程度の時間をかけてバイトに通う人も多いようだ。電車で1時間くらいまでの距離は、十分に募集をかける候補となる。

一方で、その他のエリアでは、1時間以上かけて通う人はほとんどいないようだ。30分くらいまでの距離が主な募集エリアとなり、遠方から人材を集めようと思っても1時間くらいまでの距離が限界のようだ。

2 バイト先までの通勤手段と通勤時間[属性別]

バイト先までの通勤手段と通勤時間 [属性別]

読み取れるポイント

<学生>
電車以外での通勤時間は「30分未満」に集中している。一方で、電車では「30分以上~60分未満」が多いほか、「1時間30分~2時間未満」の人も5%以上いる
<主婦>
電車では「10~30分未満」「30分~60分未満」、徒歩では「10分未満」が多い。自家用車の「10分未満」「10~30分未満」も多い。どの手段でも1時間以上はごく少数
<フリーター>
学生と通勤スタイルは似ている。しかし、学生では5%以上存在した電車の「1時間30分~2時間未満」はほとんどいない

 

学生は通学路の途中なら長距離も。主婦は遠距離を避ける

学生は学校の近くや、通学路の途中でバイトするケースも多いため、自宅からの通勤時間として考えると長時間になるケースが生じるのだろう。

一方でフリーターにとっては、通勤時間は純粋に通勤のためだけに充てられる時間となるため、長くても1時間半までの距離内で職場を探すようだ。ただし、1時間半というとかなり広範囲まで通勤圏内として含まれるため、魅力的な職場環境づくりができれば、遠方の人材も確保することが可能と言える。

主婦にいたっては、通勤に1時間以上かける人はほとんどいない。職場選びの際には、通勤時間の「短さ」を非常に重要視しているようだ。家事と両立している人が多いため、少しでも時間を節約したいという意識があると思われる。

前編 『現在の「職種」「時給」「勤務時間」は?』記事を見る

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