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集計期間:2/1~2/28

正社員志向が高まっているフリーターが大きなチャンス

不況の影響を受け、昨年から急激に正社員志向が高まったフリーター。
景気や雇用改善の兆しが見えた今年、その志向に変化はあるのだろうか?
正社員志向や長期化傾向の実態をデータで踏まえつつ、
フリーターのより有効な採用方法について、そのヒントを探った。

今月のポイント
  • 将来への不安をより強く抱えるフリーターには、正社員志向、長期化傾向が強まっている。採用広告においては、それを踏まえたアプローチが有効だろう。
  • フリーターは、他の属性と比べて明らかに勤務日数が増加傾向にあり、週5日以上働くレギュラー層が欲しいケースでは戦力となる。
調査概要

■調査手法:インターネットリサーチ
■調査対象:北海道、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、東海(愛知)、関西(大阪、京都、兵庫、滋賀)、九州(福岡)在住 かつ  1年以内に非正規雇用に就業した15-34歳の男女

■2010年
・調査時期:2010年3月
・サンプル数: 7,071名

■2009年
・調査時期:2009年3月
・サンプル数:7,608名

■2008年
・調査時期:2008年3月
・サンプル数:8,866名

1.フリーターの仕事に対する意識とその変化

2009年に続き正社員志向、長期化傾向が強まる

 まずは、フリーターの意識として、将来に不安を感じているかどうかを調べた。結果、70.3%が「不安を感じる」と答えている。これは高校生、大学・大学院生、主婦の同回答が50%前後だったのに対して、突出して高い割合だ。他の属性よりも、明らかに将来を不安視しているフリーター像が浮き彫りになった。

Q1:将来に対して不安を感じますか?

 もし、その背景が、収入や雇用そのものの不安定さにあるのなら、正社員志向はより強まっているはずである。そこでフリーターの正社員志向の変化を見てみよう。2008年、フリーターが正社員を希望している割合は45.2%。対して、2009年は58.1%、2010年は62.2%と年々上昇している。2009年は、不況が一気に表面化した直後ということで、大幅に上昇しているが、その傾向は2010年も引き継がれているようだ。

 さらに、「ひとつの仕事(アルバイトも含む)を長く続けたいか」という質問の結果も見てみたい。2008年、「続けたい」と答えたフリーターは全体の51.5%。そして、2009年に64.3%とやはり大きくポイントを上げ、2010年は64.9%と微増ながらさらに割合を伸ばした。このことは、正社員という雇用形態に限らず、ひとつの仕事を長く続けたいという意識が年々強まっていることを示している。従って、長期勤務が可能であることを採用側が募集時にアピールできるなら、フリーター採用にとっては有効なアプローチと言えるだろう。

Q2:正社員としての就業を希望しますか? Q3:ひとつの仕事(またはアルバイト)を長く続けたいですか?
2.フリーターの勤務日数の実態とその変化

「週1日」勤務が激減、「週5日」勤務が最多に

 フリーターの働く意識の変化を見てきたが、では、実際の勤務状況は変化があるのだろうか。フリーターが週何日勤務しているか、2009年と2010年で比較してみることにした。

 結果、とくに目を引いたのが、「週1日」勤務の変化だろう。2009年は14.3%と「週5日」に次いで高い割合を示していたが、2010年は5.0%と3分の1近くまで減っている。一方、2010年に増加したのが「週3日」と「週4日」で5ポイント前後、「週5日」と「週6日」でも2ポイント前後、数値が伸びた。

 では、これはフリーターに限った傾向なのだろうか。そこで、他の属性が週何日勤務しているか、その結果と比較してみた。フリーターとまったく異なる傾向が現れたのが大学・大学院生で、「週1日」から「週3日」の割合がとくにその割合が高い。高校生は「週3日」をピークに「週2日」と「週4日」も高かった。一方、主婦は「週5日」が最多という点でフリーターと似てはいるものの、「週4日」の割合も高いところに、フリーターとの違いが見られる。

 他の属性と比較してみると改めて、フリーターは週5日勤務する層の比率が著しく高いことが分かった。週5日以上固定的に働いてくれる人材が欲しい場合は、フリーターの採用を積極的に考えることが得策といえる。先に触れた、フリーター特有の正社員志向・長期志向の強まりと合わせて考えれば、今の機会を活かし、将来を見据えた正社員登用、あるいはそれに近い環境を考慮した育成によってフリーターをより有効に活用できる大きなチャンスだといえる。

Q4:1週間の勤務日数は何日ですか?(フリーター/2009-10年比較) Q5:1週間の勤務日数は何日ですか?(2010年/属性別比較)
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出力しやすいA4サイズですので、ぜひご活用ください。

vol.36 : PDFダウンロード

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