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「社内活性プロジェクトをウーマンパワーが牽引」女性が働きやすいL-café – 株式会社サイバーエージェント

掲載企業DATA:株式会社サイバーエージェント

本社 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ ウエスト21階
設立 1998年3月18日
資本金 67億7157万4584円(2009年3月末現在)
事業内容 インターネットメディア事業、インターネット広告代理事業、
Ameba関連事業、投資育成事業

01.働きがいのある会社TOP25にランクイン

人事本部 給与・労務担当 山口 雅子氏
人事本部 給与・労務担当
山口 雅子氏

 Amebaという強力なメディアを武器にネット業界で躍進を続ける株式会社サイバーエージェント。コンサルティング団体「Great Place to Work」が2008年に行った調査『働きがいのある会社』では国内TOP25位以内にランキングされるなど、優れた職場環境を提供する企業としても知られている

 サイバーエージェントの従業員のほぼ半数は女性。その女性社員からも「自分らしく働くことができる」「風通しのいい会社で、経営陣にまで自分の意見が届く」など、職場環境に対して好意的な言葉が寄せられる秘密はどこにあるのか。今回は人事本部サブマネージャーの濱田牧子さんと、同給与・労務担当の山口雅子さんにお話をうかがった。

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02.想いと悩みを共有できる場所、L-caf

人事本部 サブマネージャー 濵田 牧子氏
人事本部 サブマネージャー
濵田 牧子氏

「女性が働きやすい環境を作るのには、L-cafが一役買っています」と、濱田さんの口から聴きなれない言葉が飛び出した。「L-cafというのは女性社員発の社内活性化プロジェクトのことです。立ち上げは2006年の7月。当時、全従業員数に占める女性社員の割合はぐんぐん増えていて、約45%という状況でした。そこに役員陣から『もっと女性が安心して挑戦できる職場環境をなんとか作れないだろうか』という声が挙がったんです。そこで、まずは人事主体で現場の声を拾おうと、リーダー職に就いていた女性社員約60名を集めて勉強会と懇親会を開催。忌憚のない意見を集めて、女性がイキイキと働く上で必要な要素を洗い出すことからL-cafは始まりました」

 総合職として入社し、ある程度のキャリアを積み重ねた女性社員。サイバーエージェントの中核を担う女性たちからは、どんな意見が聞けたのだろうか。

「多かったのは、弊社のように若い会社ならではの意見でした。つまり、このまま自分がキャリアを積んでいったときにどんな成長曲線を描けるのか、結婚や出産を経た後に自分が会社でうまく働いていけるのか、などなど。モデルとなる先輩社員が少ないことで生じる悩みを抱えた女性社員が多かったですね。この声を受けて、L-cafとして初めて行ったイベントが講演会。お子様がいらして社会的地位も高く、活躍していらっしゃる方をお招きしました。これがとても好評で、感動した、勇気が湧いたという意見が多く寄せられたんです。誰かと想いを共有できる場を提供する。目標、道標となる人の意見を聞く機会を設ける。このことだけでもL-cafの存在意義は大きいなと、このとき実感できました。」

 濱田さんによれば、L-cafは単なる概念に過ぎないのだという。同じような悩みを持った仲間が集まって想いや情報を共有する場所。仕事上の不安を払拭して、仕事へのモチベーションを高めるためのコミュニティ。そこで得た意見に基づいてさまざまな企画、制度、イベント、ワークショップを行うのが濱田さんの仕事だ。

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03.情報の提供が復職率アップの鍵

実は山口さんも一児の母。出産・育児に際しては、その情報の少なさに試行錯誤した経験をお持ちだ。
「私が育児休暇から復職したのは2007年の4月。現在までに育児休業制度を利用して会社に戻ってきた女性社員は10名おりますが、私はその2番目のケースだったんです。妊娠したときには『これからどうしていけばいいんだろう』と、出産後も働くイメージが全く持てなくなってしまいました。もちろん、当時も人事部門にいましたから、制度として『復職』という道があるのはよく分かっていました。ただ、実経験を通してアドバイスしてくれる人は残念ながらいなかったですし、その時は妊娠という体の変化についていくのが精一杯で復職が現実的なものとして考えらず、自然と『退社』という選択肢が頭に浮かんでしまったんですね。最終的には、当時上司だった女性に言ってもらった『休職して戻ってきてちょうだい、それが後に続く人の励みにもなるから』という言葉が嬉しく、育児休暇の取得・復職に至りましたが、あの言葉がなかったらどうなっていたか分かりません」
  以後、山口さんは自身の経験を元に、ママになる社員にアドバイスを送り続けている。

  女性が活躍できる職場環境を構築することは、企業が市場での競争力を高めていく上で重要な課題のひとつだ。結婚、出産、育児で優秀な人材を失うのは企業にとって大きなマイナス。同じキャリアを持った人材を育てるのにかかる膨大な時間とコストを考えれば、出産・育児を経た女性がスムーズに職場復帰できる環境、制度を整備する方がはるかに効率がいい。L-cafはサイバーエージェント内において、確実にその役割の一翼を担っているようだ。

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04.男性社員にも広がるL-cafの輪

1部はパパママだけで懇親会
1部はパパママだけで懇親会
2部ではゲームを開催。大いに盛り上がった。
2部ではゲームを開催。大いに盛り上がった。

 その後も費用を会社が負担する婦人科検診を実施したり、託児所の開設について議論してみたりと、L-caf主導でさまざまなプロジェクトが立ち上げられた。ただ、ここでそして、ここからL-cafeの活動は思わぬ広がりを見せることになる。
「活動の幅が“女性”にとらわれることがなくなっていきました。女性がキラキラと、イキイキと仕事できる環境は、男性社員もイキイキとするはず。その環境を整えるには、ご家族にも安心してもらうことが大事。子供を持っているパパ社員、ママ社員のご家族にご理解をいただこうと、開催したのが『パパママ懇親会』です」

 約35組のパパママ社員にご家族やお子さんを連れてきてもらったという懇親会。社内活性には直接関係のないイベントのようにも見えるが、その効果は絶大だったと濱田さんは言う。「奥様同士で交流できる貴重な場ですし、私たちにとっても男性社員の家庭での素顔を見られる場という意味でとても有意義な場になりました。子供の前でパパの顔をしている男性社員の姿を見てしまったら、『あんな可愛い子供が待ってるんだ』って気持ちになりますもんね。実はこれってすごく大切なことで、社員同士がお互いを思いやれる、働きやすい環境を作ろうと同じベクトルを向けるきっかけになったんです」

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05.権利と義務のバランス統制が課題

 では、L-cafのこれからの目標はなんだろう。
「ただ、女性の権利ばかりを主張していくつもりはありません。会社がしてくれることに甘えてばかりでは、会社にとっても従業員にとっても不幸な結果しか生まれないでしょう。企業ですから組織に貢献して成果を上げなければいけない。産休・育休をとって復職するからには自分も成長し、キャリアアップし、成果を出せるような働き方を目指さなければいけない。確かに女性に対してはある時期、出産や子育ての際にサポートしてあげなければいけませんが、会社に対して貢献し、利益を上げなければいけない義務は男女平等にありますからね。そのあたりの意識付けをしていくのもL-cafの役割だと思います」

 1991年には「育児介護休業法」が成立。子供が1歳に達するまで従業員に休業を認めること、3歳までの子供を育てる従業員に1日6時間の短時間勤務を認めること、などが明文化された。『育児休業制度は会社にとってのコストではなく、必要な人材を確保するための投資である』との考えが企業側に浸透しつつあった時代に生まれたこの法律は、従業員の権利と企業の義務をマッチングさせた。

法が整備されてもそれが円滑に運用されるかどうかは別の問題だ。法律に守られた“権利”を使いやすい雰囲気を作るという意味で、L-cafのような存在がさまざまな企業で必要とされているのかもしれない。

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